ダイナパックDXを使用した感想

自転車旅行に

ロードバイクに乗って一泊で旅行に行ったことが何度かあります。その際、どうしても荷物の問題が出てきます。着替えや地図、ウインドブレイカーなど普段の週末にロングライドに行くときには持っていかないようなものも必要になり、その荷物を持って自転車に乗らなければなりません。

しかし、ロードバイクで旅行を行う場合はできるだけ体に負担をかけないほうがいいのでリュックを使うことはためらわれました。そこで使ってみることにしたのがトピーク製の「ダイナパックDX」です。簡単に言うと大きなサドルバックみたいなものですね。

ダイナパックDX

名前にDXとついているのはこれよりももう一回り小さいタイプのものもあるからです。しかし、大は小を兼ねるとも言いますし大きいほうを購入しておきました。容量としては9.7リットルと表示されており結構入るのではないかと思ったのです。

ですが、やはり使ってみないとわからないことがあるなと思いました。

まず、第一に9.7リットルというのはそこまで大きくないということです。どの程度の大きさかわかりやすいイメージとしてはちょうどロードバイク用のヘルメットが入るくらいの大きさになります。つまり、一泊分の着替えとタオルなどを詰めるとそれだけでパンパンになってしまったのです。とにかく衣服類がかさばるのでそれだけでスペースを喰ってしまいました。もし二泊以上するのであれば圧縮袋を用意したほうがいいのかもしれません。

また、ほかにも問題がありました。それは「バランス」です。このダイナパックはシートポストに取り付けるのですが、この際サドル後方に5kg前後の重りがつくことになります。これがなかなか思った以上に違和感を感じることになりました。シッティングのときはそこまで気にはならなくとも、ダンシングを行って車体が左右に触れようものならばサドルがいつもと違う挙動をするためものすごい変な感じがしました。走るのに問題はないのですが、毎回これを使っているとバランス感覚がおかしくなるのは間違いないと思います。

そのほか、ダイナパックをシートポストにつけた際にはサドルバックが取り付けられなくなります。これも予想外だったため結構痛手でした。パンク修理の道具などをダイナパックに入れる必要が出てくるため、荷物のスペースを割くことにもなりますし、手軽に取り出しにくいのは少し不便かなとも感じました。

良かった点は、雨に強かったことです。ダイナパックDXを使用している時に急に濡れてしまいました。もともと雨が降った時にはカバーを取り出してダイナパックを覆うようにする必要があるのですが、少々の水では内部が濡れることはないようです。荷物がびしょ濡れになってしまうことが無かったので助かりました。

さて、なんだかんだで旅行に行くときには何度もダイナパックDXにお世話になったのですが、今はもう使用していません。原因は「カーボンフレームとの相性の悪さ」にあります。

ダイナパックDXはシートポストに金具を通して締め付けることで固定します。しかし、カーボンフレームでそんなことをしたらカーボンが割れてしまうのです。さらに私の使用しているTIMEのRXRSはエアロを意識した作りとなっているためシートポストがそもそも楕円形のようになっていて金具を通すことすらできませんでした。このような理由からカーボンフレームに変えてからは使うことすらできなくなってしまったのです。

ダイナパックDXを使ってみようかなと考えている人の参考になればと思います。