淡路島一周旅行⑧明石~大阪城~石切神社編

街中を進む

旅行の第一目標である淡路島一周は達成できましたが、今回は自走で淡路島まで来ていたため当然帰りも自走になります。

実は少し明石からの道のりには不安がありました。一日目に大阪から明石まで走った時には東から風が吹いておりほとんど追い風の状態で走れていたのです。これがもし明石からの帰りでずっと向かい風が続いたらどうしようかと非常に不安でした。

自転車という乗り物は常に風との戦いなのです。ロードバイクで30㎞/h以上のスピードを維持して走る場合には、自分が出したパワーのうち80%以上が空気抵抗のために消費されているといわれています。これはどれだけ一生懸命ペダルを漕いでもそのほとんどが進む力として使われていないということなのです。それがもし、向かい風にでもなろうものなら30㎞/h以下でも空気抵抗によってスピードが落ちてしまい前に進めなくなってしまいます。

しかし、このような心配は杞憂に終わりました。なんと明石から大阪に向かって東に進んでいくとそれを助けてくれるように西から風が吹いてくれたのです。行きも帰りも追い風が吹いてくれるというのは自転車旅行をしている身にとって幸運なことでした。もっとも前日は雨の中を走ったので神様がプレゼントをくれたのかもしれません。

さっそく明石から2号線を使って大阪に向かって走っていきます。途中で山岳賞ジャージである赤の水玉のジャージを着た人などが私を追い抜いて行ったりもしました。今からどこか山にでも上りに行くのでしょうか。私はマイペースで35㎞/h位で走っていたのですが、信号につかまりその方はあっという間に見えなくなってしまいました。

前日は朝も早く平日でもあったのであまりロードバイクに乗っている人は見なかったのですが、この日は何人もの方が走っていました。さらに進んでいくと須磨のあたりで速いロードバイク乗りを見かけました。

ちょうど高架を降りたあたりで前を走っていた人なのですが、この人は常に38~40㎞/hというスピードで巡航していました。私はこの時も35㎞/hで心拍数が145前後という走りをしていたのですが、山岳賞ジャージの人を見失ってしまっていたこともあり、しばらくはこの人の後を追いかけてみようと追走してみました。

ですが、このときは追い風はほとんどなくなってしまい、ほぼ無風の状態だったのに38㎞/hで巡航するというのは私にはかなりしんどかったです。信号がいくつもあるため離されずについていけましたが、見ている限り余裕で走っていそうです。やはり世の中には速く走れる人がいるんだなと思いました。

平地を40㎞/h巡航できるようになればさらに遠くまで短い時間で行くことができるので、もっとロードバイクを楽しめることができそうだなとも思いました。今はとりあえずついていけただけでも良しとしましょう。

しかし、このあたりになるとやはり淡路島とは違い信号や車の数がものすごく多いです。常に危険を伴って走っているためストレスが溜まってしまいました。

また、このときは昼食もまだきちんとしたものを食べたていなかったので、どこかで摂ろうかなと考えていたのですが、2号線沿いにはあまりおいしそうでロードバイクを置いては入れるようなお店は見当たりませんでした。明石のあたりで食べておけばよかったと後悔してしまいました。

行ってみたいところ

そんなこんなで2号線を走り続けていたのですが、一つ気になる標識を見かけます。その標識には「六甲山」と書かれてありました。

六甲山といえば近畿地方のロードバイク乗りがよくいく山の一つとして数えられるスポットです。以前から一度は登ってみたいと考えていたのですが、この日は登るかどうかかなり悩んでしまいました。

場所は徳井という交差点で、ここを左折して北に行けば95号線で六甲山い登れそうです。しかし、六甲山はどのコースから上るかによってかなり難易度にも差があり(どこもある程度きついようですが)、また私はコースを一つも知らない状態だったというのもあり、この日はチャレンジするのをあきらめました。

いつかコースを調べておいて、ぜひ一度登りに行ってみたいです。

六甲山をあきらめてさらに東に進んでいきますが、結局昼食はコンビニで食べ物を買って済ませてしまいました。後で考えるとせっかくの旅行なのできちんとお店で摂ればよかったかなとも思います。しかし、このときは先の高速巡航の影響か、体がどんどん疲れてきて30㎞/hで巡航するのが精いっぱいになってきていました。

43号線ほどではないですが2号線もロードバイクで走るには適さない道なので肉体的にも精神的にも疲れ切ってしまいましたが、何とか淀川大橋を渡るところまで来ることができました。ここからは大阪に入ります。

本来ならばここから南下していくのですが、この日さらに東に進み東大阪を目指します。中之島あたりのさらに人通りと交通量の多い道を通る必要があるため、この辺になってくるとゆっくりと進んでいくことにします。途中で休憩もかねて大阪城によってミルクティーをゴクリと一飲みします。

大阪城の天守閣

このときベンチに腰掛けながらミルクティーを飲んでいたのですが、周りにいた小さい子供に「なんだこいつは」というような目で見られてしまいました。確かに自転車に乗った全身タイツの男の姿は普段見ないものだろうななどと考えてしまいました。改めてすごい恰好で走り回っているものだなと再確認させられました。

休憩を終えて大阪城を出発すると、向かうのは石切神社です。このあたりの道は特に狭い道が多いので、なるべく走りやすい道を考えながら進んでいくのですが、やはり大変でした。無事に石切神社につき、これでこの日の日程は終了です。

淡路島一周旅行の2日目は140㎞となりました。といってもそのほとんどは平坦な道なので無理な高速巡航をした以外は体には大きな疲れはありませんでした。しかし、問題は兵庫・大阪の交通量の多さです。

特に淡路島でほとんど交通量のない道を走り続けた後に都会の交通量の多い道を走るというのは思った以上に精神的なストレスを受けました。これは次に自転車旅行をするときにコースを考えるときに交通量がどうなるか頭に入れておかねばならないなと思いました。淡路島へ行く人が輪行や車に積んで走りに行っている理由がよくわかりました。

また、今回の旅行で天気にも十分に注意する必要があるというのが身に染みました。雨の中を走るのもいい経験にはなると思いますが、いかんせんきれいな景色を期待していったのがほとんど見られなかったというのが残念でした。次回からは天気予報もしっかり確認しておく必要があるなと思いました。

しかし、全体として考えるとこの淡路島一周旅行は怪我もせず走りを堪能できたので大成功だったと思います。また少しロードバイクを好きになれたのでよかったです。

目次

  1. アワイチ一泊旅行の準備編
  2. 大阪~淡路ジェノバライン編
  3. 岩屋~洲本~由良編
  4. 南淡路の生石公園でのシクロクロス風ライド
  5. 南部山岳コース編
  6. 福良港~温泉旅館編
  7. 南淡路~淡路サンセットライン~岩屋ジェノバライン編
  8. 明石~大阪城~石切神社編