瀬戸内海一周旅行2:早朝の大阪~神戸編

準備万端

瀬戸内海一周旅行1からの続きです。

事前に考えておいた自転車旅行の計画ですが、ギリギリまで天気予報とにらめっこして、「この天気ならば行ける」と判断し宿の予約も済ませておきました。自転車旅行にはいくつかの方法があり宿を決めてから行くタイプと決めずに宿を探しながら走るタイプがありますが、野宿するのは嫌なため出発前にきっちりと取っておきました。こうなるとキャンセル料が発生してしまうためなんとしてもたどり着かなくてはなりません。

さて、一日目は大阪を出発して岡山県にあり倉敷ユースホステルが目的地です。この目的地まで行く際に気を付けておくべきポイントは「交通量の多さ」です。

大阪~倉敷

出発日時は5月24日の金曜日ということで、つまりは平日であり交通量が多いのです。しかも、通る道は主要なメインルートということもありトラックが多いのが難点です。

その中でも一番気を付けておくべきところは大阪から神戸までの都市部です。ここはどうしても交通量が多く危険が高いためなるべく交通量が少ないときに走るほうがいいだろうと考えていました。大阪から倉敷までも距離があるため朝は日が昇る前から出発することにします。

しかし、前日に荷物の準備をしていると意外な問題が発生しました。ドイターのリュックに荷物が入りきらないのです。このリュックは12L入るもので今まで一泊旅行には十分つかえていたのですが、さすがに3泊になると荷物量が増えてしまい入りきらなかったのです。

荷物の中で問題になったのがかさの取るウインドブレーカーと地図(ツーリングマップル)です。ウインドブレーカーは自転車用のものを買えばポケットの入るくらい小さくなるのですが、私の持っているのは自転車用ではなくそこまで小さくならないのです。さらにツーリングマップルはそこそこの大きさでかつ厚みもあり、重さもあります。

ウインドブレーカーは万が一のときには必要になってくるのでどうしても外せません。しかし、ツーリングマップルは現在GPSサイコンを使っており、スマホでも地図を見ることができるため絶対に必要とはいえないかもしれません。荷物から外すかどうか真剣に悩みましたが、やはり持っていくことにしました。アナログ人間な私には紙媒体の地図のほうが分かりやすいからです。

結局これらのものは外せないと判断して、タオルなどほかのものを少し減らして何とかリュックに収まるようにしました。

さて、いよいよ出発前になり、就寝したのが夜11時で起きたのが早朝3時、本来はもう少し眠る予定でしたが思ったよりも寝始めるのが遅れてしまいました。しかし、起きたときにはきっちりと目が醒めておりすぐにでも走ることができそうでした。

しかし、ここで一度シャワーを浴びて体を目覚めさせてからしっかりと食事をとり、荷物などに忘れ物が無いかどうか確認をし、4時に出発となりました。

まずは最初の関門である大阪を抜けることから始まります。大阪を抜けて神戸方面に行くのは以前に行った淡路島一周旅行の時でした。この時は最初から2号線を通って行ったのですが、意外と信号も多く遠回りとなるため今回は43号線を通ることにします。

まずは天王寺まで出てそこから43号線に向かいます。実はこの出発日の前日は強風が吹いており、この日も風がきついのではないだろうかと心配していました。寝る前などは風がきつくないように神様に祈ったほどです。そのかいがあったのかどうかは分かりませんが、当日は穏やかな風という感じになっており助かりました。

初めて通る43号線ですがここはさすがに大阪だなと感じます。まだ5時にもなっていないのにたくさんのトラックが通っており、道の端を走っているロードバイクのギリギリを通り抜けていきます。中にはあおるように通り過ぎるトラックもおり怖かったです。

また、43号線で軽くダンシングをしてみると思った以上に脚が重く回らなかったためびっくりしてしまいました。そういえば前回自転車に乗ったのが1週間半くらい前でしょうか。自分で考えていた以上に体が動かなくなってしまっていたようです。

何とか4:40くらいに淀川の上を通過することに成功します。サイコンで確認するとまだ家から10km程度です。早朝に走ってもたった10kmをこれだけ時間がかかってしまうのかと思いました。

しかし、ここからは少し風向きが変わってきます。兵庫県に入ってからは追い風になり楽に35km/hくらいで走れるようになりました。鼻歌交じりに気分よく走っていると急に後ろからにゅっと人影が現れます。

「おはようございます」と言って一人のロードバイク乗りが私を追い抜いていきました。後ろから観察していると特に荷物も持たずに走っているため私のような旅行の人ではなさそうです。まだ5時にもなっていないうちから朝練でもしているのでしょうか。さすがに40km/h以上でていそうで、追いかけでもしたらすぐにでも脚が売り切れてしまいそうなのでマイペースを貫きました。

兵庫県に入ってからは思ったよりも快適でした。2号線よりも信号の数は少なくまだ大阪ほど交通量もありませんでした。しかし、信号には結構頻繁に引っかかってしまいます。まあ、焦らずのんびりと行くことが大切だと心を落ち着けて走り続けます。

しかし、気になるのがまだ早朝であるというのに思った以上のペースでボトルの水を飲んでいることです。結構なペースで水が減っていくのを見て、これは今日はかなり暑くなるのではないだろうかと感じ始めます。

さて、淡々と43号線を走っていると気づいたときにはなぜか43号線から外れてしまっていました。後で地図を確認すると43号線と2号線が合流するポイントで本来は左折して大通りを走る予定だったのですが、そのまま真っ直ぐに走ってしまっていたようです。

ここもそのまま真っ直ぐに走っていればいずれ目的の道に合流しなおすので問題はないのですが、一つロードバイクでは走りにくい出来事がありました。それは三宮駅の改札前を通り過ぎる時のことです。まだ交通量の少ない通りを走っていると急に横から人が飛び出してくるのです。というのも目の前の駅に入るため赤信号でも無視して道路を渡る人が多いため、それまで快適に飛ばしていたスピードを緩めて十分気を付けながら走る必要が出てきました。その後もいくつかの駅前で似たようなシチュエーションに出くわします。改めて関西人らしいなと感じる出来事でした。

そんなこんなで何とか安全運転に努めて走っていましたが、再び大通りに戻る手前で今日最初の休憩を取ることにしました。コンビニに立ち寄ってトイレをすまし、補給を行います。この時点で時間はすでに2時間経過していました。何とか交通量の多い大阪神戸間は通り抜けたことになります。

しかし、以前来た時は2号線を通り明石のフェリー乗り場まで2時間半程度だったことを考えると43号線と2号線のどちらもそこまで大差はないように感じました。大阪を抜けるときの安全面からいえばどちらかというと2号線を通ったほうがいいのかもしれません。

コンビニ地点までで走行距離は40km程度です。最初の10kmに時間がかかった割にはそこそこのペースに持ち直せたかなと感じました。コンビニではまだまだ先の長いライドを見据えてカロリーになるシュークリームやおにぎりなどや飲み物のスポーツドリンクを購入してしっかりと食べておきます。意外と長い時間休憩していたようで6:20に走り始めました。いよいよ2号線を通って岡山方面へと進んでいきます。

長くなったので瀬戸内海一周旅行3に続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編