瀬戸内海一周旅行3:明石~加古川~姫路編

未知の領域

瀬戸内海一周旅行2からの続きです。

さて、コンビニ休憩を終えて再び走り始めました。少し走ると2号線へと合流し、須磨浦公園を通り過ぎることになります。だいたい時刻は6時半くらいでしょうか。そろそろこの辺りでも交通量が増えてくるかなと心配になります。とりあえず、さっさと明石を越えようと進んでいきます。

43号線を走り始めてからはこの西向きに走っている間、基本的には追い風で割と楽に走れていました。これは結構スイスイと行けるのではないかという期待が心に芽生え始めていました。

しかし、ここで2号線に合流して海の見える道に入るとその希望はガラッと打ち砕かれてしまいました。なんと風の向きが全くの正反対に変わってしまい、向かい風へとなってしまったのです。

それまでは軽く漕いでも30km/hを維持できていたのがしんどくなってきます。それでもこの辺りは風の向きがコロコロと変化しているようで横風に変わったり追い風に変わったりと常に方向が違う感じでした。まだまだ先は長いためここでスピードを落としてしまうのはもったいないと思い、何とか30km/h前後で走り続けます。

しばらく行くと左手に明石海峡大橋が見えてきます。以前淡路島一周旅行に来た時はこの橋が見えたらすぐにフェリー乗り場があるのかと思ったのですが、意外とここから明石までは距離があります。一度通った道ですので焦らずに進んでいきました。

淡々と歩をすすめて明石駅前を通り過ぎます。以前はこの駅前を越えて小さな川の手前まで来たことがありました。つまりここまでは通ったことがあり、ここから先の道は全く知らないということになります。いつもならば知らない道を走るときはワクワクやドキドキといった感じがあるのですが、この日一番考えていたことは「事故の危険性はどのくらいあるだろうか」ということです。

というのも、岡山まで2号線で自転車で走るといって帰ってくる返答の多くは「危なくないか?」というものだったからです。確かに2号線はこの辺りを東西に結ぶメインルートなので交通量は多く、お世辞にも自転車では走りやすそうなイメージはありませんでした。

不安いっぱいですが走ると決めた以上行くしかありません。超えたことのない小さな川を越えてはじめていく道を進んでいきました。

走ってみるとこの辺りは思っていた以上に道幅が広く取られており、安全に走れていました。これはうれしい誤算でした。しかし、問題もあります。それはこの辺りまで来ると風の向きは完全に向かい風になってしまっていたのです。

しかも、明石を越えてからは道に起伏がついてきました。それまで通りに走っていると、ふとサイコンに目をやると心拍数は160を超えています。このペースは私には少しきつく乳酸などの疲労物質がたまってしまうのではないかと心配になります。

ですがこのペースを維持していくことに決めました。この時間になると7時を回っており、そこそこ車も流れておりその流れに身を任せて走って行ったのです。

後から地図を確認してみると2号線ではなくもっと海沿いに自転車道があったようです。姫路明石自転車道というようですがロードバイクでの走りやすさはどうだったのでしょうか。

2号線はひたすら町中を走っているだけで特に景色にも変わりがなくひたすら走っているという感じでした。私の頭にあったのは「話が違う」というフレーズです。

というのも大阪から岡山まで2号線で走れるかどうかを調べるにあたってルートラボも参考にしていたのです。そしてルートラボを見て「よし、これならいけるかも」とこのルートにしたのです。その決定打は「獲得標高」でした。

ルートラボでは2号線を通って岡山まで行くルートには起伏がある割に獲得標高が少なく、合計で600mほどとなっていたのです。しかし、実際にはこの辺りまで来た段階で獲得標高は800mを越えていました。この分だとまだまだ増えてしまいそうです。

向かい風の中小さなアップダウンをひたすら超えて加古川を越えていました。加古川の大きくゆったりとした流れに心癒されながらも、めざとく自転車道の存在に気がつきました。こちらもあとで地図を見ると加古川右岸自転車道という名前の自転車道だったようです。先ほどの姫路明石自転車道と十字になるように海から加古川を通ってダムにつながっているようでした。ここは結構走りやすそうでした。

加古川に降りて自転車道を走ってみたいという衝動が起こりましたが、まだ道半ばでそんなことをしていてはたどり着けなくなってしまうと思いスルー。

しかし、ここまで向かい風の中を走ってきたためさすがに疲れてきました。ちょうど高砂北ICのあたりを越えたあたりのコンビニで本日2回目の休憩を取ることにしました。

さすがにここまで来るともうこの後もずっと向かい風が続くだろうと予想しました。下手に追い風になると期待するよりはそのほうが無難だろうと考え、ペースを落とすことにしました。コンビニで水分とカロリーを補給してからは27km/h程度のペースで行くことにします。

ですが、このコンビニ休憩中気になったのは「天気」についてです。この日は本当に天気がよくカラッと晴れていました。前日までは「雨が降りませんように」と神様に祈っていたほどですが、さすがに雲が本当に一つもない快晴だったためあまりにも暑くて困りました。虫のいいお願いですが「雨が降らない程度にもう少し雲を出してください」と思ってしまったくらいです。

さて、休憩を済ませて再び出発しますが、もう少し走ると姫路城が近づいてきました。最初は特に寄っていくつもりもなかったのですが、ここまで頑張って進んできましたし、普段あまり来ないこともあるのでお城くらいは見ておこうと考えます。

姫路城を見るために一度2号線から外れて公園の近くまできます。しかし、公園が広すぎてどこにお城があるのかわかりませんでした。しばらくぶらぶらと探してようやく世界遺産の城が見られるはずでした。

しかし、なんとお城は修繕の工事中ということで見ることができませんでした。しかも、ご丁寧に工事で城が隠れるからとわざわざ城を囲った壁面に姫路城のイラストを載せていました。

これを見て逆にがっかりしてしまいした。イラストだけ見せられても困ってしまうと思うのは私だけでしょうか。これならばまだ工事風景が見えているほうがいくらかマシだったように思います(後で調べてみると有料で中に入れて工事しているところがまじかで見られるということのようです)。

さて、本当は姫路城を見ながら売店でアイスでも買って食べようかなどと思っていましたが、肝心の城そのものが見えないためすぐに出発することにしました。

ここまでで走行距離は100kmほど。時刻は9時を回ったくらいです。目的の半分の距離を消化したこともあり、時間的な余裕も十分あるため心にも余裕が出てきました。

瀬戸内海一周旅行4に続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編