瀬戸内海一周旅行4:姫路を出発して恐怖の船坂トンネル越え編

姫路城を後にして

瀬戸内海一周旅行3からの続きです。

せっかく立ち寄った姫路城が運悪く工事中だったのは残念でしたが、ひろびろした空間で心を癒されたあと再び走り始めます。

この時の時刻は9時ごろですがだんだんと気温が高くなってきました。なるべく熱くなり過ぎないうちに少しでも進んでおきたいところです。

姫路城を出て2号線へ戻り、西に向かって進んでいきます。この辺りも相変わらず向かい風基調でしたがそれまでと同じようなペースを維持して走っていきました。

姫路へ来るまでは割と住宅や工場などの建物が多かったのですが、ここらあたりからはだんだんと山と山の間を抜ける道路といった感じで閑散としてきました。それに伴ってこれまでよりもアップダウンが増えてきます。

事前の調べではルートラボでは大きな山岳コースではなく、アップダウンがありつつも標高自体はそう変わらないようです。

姫路を越えると太子という地名や斑鳩寺などといったものが目に留まります。大阪にも太子町があり、奈良の斑鳩にある法隆寺にもよく行くため何となくこの辺りの土地に親近感がわいたような気がしました。

そのあたりを過ぎ、龍野や相生あたりにやってくると住宅などが全くなくなってきます。相生あたりは道路もしっかりと整備され道幅も広いので走りやすかったのですが、急にコンビニなどが無くなってきたため若干不安になってきます。一度この辺りで立ち止まりポケットにしのばせて置いた補給食をもしゃもしゃと食べながら、ツーリングマップルを開いて現在地を確認します。

旅行に行く前には紙の地図であるツーリングマップルは邪魔になるかな、置いていこうかなと考えましたが、やはり持ってきておいて正解でした。アナログ人間なため一目でパッと現在位置が確認できる紙のほうが圧倒的に安心感がありました。

相生を越えた先に峠があるのでそこまで行こうと思っていたのですが、その峠に行くまで平地かと思っていたところがずっと緩斜面で登り続けているというのは予想外でした。この辺は両サイドに畑があり遠くに線路があるだけなのですが、進行方向からくる向かい風のために走行スピードが落ち、しんどい中あまり変化のない風景を見続けることになってしまい、肉体だけでなく精神的にも疲労がたまってきてしまいました。

そんな中えっちらおっちら進んでいたのですが、コンビニが見えたため峠にはまだ距離がありますが一度休憩することにしました。トイレを済ませ水分補給をしてから再出発です。

再び向かい風の中を登り基調で進みますが、きっとこの先の峠を越えれば楽になるだろうという希望を胸に前に前にと進んでいきます。だんだん追い抜いていく車が大型トラックばかりになり非常に怖い感じでした。

やっとの思いで峠を越えて、さあここからは快適なダウンヒルになるだろうと思いました。少なくとも下り基調になるだろうと思っていたのです。

しかし、実際にはこの峠の先にもまだ峠があるため、一度下ったら再び登るというアップダウンになっていてテンションはがた落ちです。アップダウンの斜度も今までよりもきつくなってしまったのでさらにスピードもダウンしてしまいます。

上り坂では一番軽いギアをクルクル回しながら無心でペダルを回し続けました。しかし、そこで嫌なものが目に入ってきました。船坂トンネルです。

目の前には出口の見えないトンネルがあるのですがこれがちょっと問題でした。結構距離がありそうなのですが片側一車線で路肩に余裕はなくしかも若干登り基調の道なのです。さらにここでは後ろから大型トラックが次々とやってきます。

船坂トンネル

怖いと思いつつもこのトンネルを越えなければ先にはいけません。しばらく立ち止まって車が途切れる安全そうなタイミングを探りました。しかし、思った以上に交通量が多くなかなか行けそうなタイミングがありませんでした。5分ぐらいボトルの水を飲みながら後ろからくる車を見て体力を回復させていましたが、ようやくここだというタイミングを見つけてスタートします。しかし、それでも距離があったため何台もトンネル内で追い抜いかれながらなんとかトンネルをクリアしました。

トンネルを抜けて下り道になっても、思った以上に向かい風がきついのか、スピードが上がりません。このくらいの坂なら普通ならば漕がなくとも50~60km/h程度は出そうな感じだったのですが、この日は漕いでも40km/h程度でした。

思ったよりもこのアップダウンが体にこたえてしまったので、備前市に入る手前で再びコンビニによって休憩します。最近はコンビニ内にテーブルとイスが設置されているところが増えてきていますが、ここのファミリーマートではサービスエリアのようにうどんの販売などもしているようです。通常はうどん客がテーブルを使うのでしょうが、咳が開いていたこともあり店員に許可をもらって椅子に腰かけてアイスを食べながら眺めの休憩を取りました。

体を休めながら再び地図を確認します。基本的にはこのまま2号線を通って西に進み続けることになります。ですが、この辺りには閑谷学校があったり岡山ブルーラインがあったりするようです。閑谷学校に行ってみようかな、ブルーラインを通って見ようかなと考えたものの、下手に寄り道をするとさらに距離が伸びてしまうのでやはり当初の予定通り2号線を通って岡山を目指すことになります。

しかし、この後この自転車旅行で一番の危険が降り注ぐことになりました。瀬戸内海一周旅行5に続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編