瀬戸内海一周旅行5:死ぬかと思った備前市から岡山城・後楽園での休憩編

命の危険

瀬戸内海一周旅行4からの続きです。

コンビニ休憩で一息ついて一息ついてから岡山を目指して出発しました。走りを楽しむのであれば岡山ブルーラインを通ったほうがよかったのかもしれませんが、そうするとかなり遠回りになってしまうため、諦めて引き続き2号線を通っていくことにします。

出発するとじきに備前市に入りました。この辺りで今回の自転車旅行での一番の危険に出くわします。

ここまで来る間ずっと向かい風だったためかなり体力を消耗していました。しかも、2号線はそれほど路面状態が良好というわけではなく、一番走りやすいところが白線の上だったのです。いつしか無意識のうちに白線の上を自転車で通るようになってしまっていました。

しかし、狭い道幅で白線の上を通るということは横を車が通りぬけたときに、いざというときに逃げ場がなくなってしまいます。このリスクについて全く考えていませんでした。

そして、備前市に入って少ししたところで白線の上を走っているととなりをトラックが無理やり通り抜けていったのです。通常のトラックであれば問題ないのですが、この車はタイヤが10個くらい連なっている長い車であり、それが私の体のきわをギリギリで通り抜けていくのです。たまらず外によけようとしたのですが、そこは白線の横が縁石になっており逃げることすらできませんでした。

車が追い越して行ったときには思わずふらついてこけてしまうかという感じになり、さらに後ろから来た車に轢かれるのではないかという状態になってしまいましたが、何とか踏ん張って立て直して事なきを得ました。この時は本当に死ぬかと思いました。

やはり自分の安全を守る上でもきちんと路肩から1mは間隔をあけて走る必要があるなと思いました。

そんなこともありながら、それでも立ち止まるわけにもいかないので先に進みます。すると備前大橋を渡ったあたりから案内に岡山という文字が出てくるようになりました。目的地は倉敷なのですが、観光も兼ねて岡山城・後楽園に行ってみることにします。

2号線は途中からバイパスになってしまったので250号線を行くことになります。この辺りは走っていても本当に進んでいるのかという錯覚に襲われました。岡山まで17kmという看板があったのですが、しばらく走ってもまだ14kmという風に残りの距離の減りが少なく感じます。今までと比べて信号が多くなったのもありますが、やはり疲れがたまってきていたのでしょう。

ずいぶんと時間がかかったように感じながらようやく岡山城に到着します。昼の1時くらいになっており、すでに180km来たことになります。今回の旅行で一番心配していた大阪~倉敷ルートですが、ここにきてようやく心のゆとりができてきました。

雲一つない快晴によって気分はいいですが肉体が思った以上に疲れています。ここまでくれば後はのんびり行ってもかまわないため、岡山城ではゆっくりと休憩をすることにしました。

岡山城

まずは岡山城を見学することにします。と言ってもロードバイクがあるため城の中には入らずにあたりをグルグルとまわり、解説の案内看板を見て回ったりしていました。

説明を読んでいると岡山城も以前に消失しており、これはのちに再建されたものだといいます。当時の建物として現存するのは2つの櫓くらいだそうです。そのうちの一つをそばまで行ってみたりしていましたが、説明が無ければその辺の土蔵かと思うような小さな建物でした。一応それで敵の侵入を発見する物見櫓として機能していたようです。

お城の周りをまわってあらかたの説明書きを読んだとは後楽園側に戻り、休憩処に入りました。ここで昼食をとることにします。かなりこまめに補給を行って走っていたのでそれほど食べる必要はありませんでしたが、今まで炎天下の中を走ってきたのから、木が作る日影とお堀の水のそばで城を見ながら食べたうどん定食はおいしかったです。

店員のおじさんやおばさんに「どこから来たの?」「どこに行くの?」と聞かれたのでしばらくおしゃべりをしていました。本当に気持ちのいいところでゆったりとできて、食事がすんだあとも腰かけているとウトウトし始めます。

気持ちがいいのでそのまま眠りたい衝動に駆られますが、それをするくらいなら倉敷の宿まで行ってそこで一眠りしたほうがいいと判断して出発することにします。と言っても結構休憩していたようで出発は2時半くらいになっていました。瀬戸内海一周旅行6に続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編