瀬戸内海一周旅行6:岡山市内を通って倉敷ユースホステルに到着編

倉敷に向けて

瀬戸内海一周旅行5からの続きです。

後楽園でたっぷりと休憩して、ようやく最終目的地の倉敷へと向かうことにしました。

後楽園のお店では気が生い茂っていて日陰になっており、お城の堀の水があるため体感温度はかなり低く感じていました。しかし、いざ出発しようと日の当たる道路に出ると一気に体感温度が上昇します。一瞬本気で昼食を食べたお店にまで戻って夕方まで休んでいようかと考えたほどです。

しかし、全く土地勘のない中なので暗くなってしまっては困るため、やはり行くしかありません。暑い中を出発することにしました。

ですが、ここで自分が大きな勘違いをしていたことに気がつきます。それは距離の問題でした。私はなぜか岡山市内から倉敷までは10km程度だと思っていたのです。ですが、道路にある標識には倉敷まで20kmと表示されていました。

自転車乗りならば10kmも20kmも対して違わないだろうと思うかもしれません。常の私ならばそう思ったでしょう。しかし、ここまで180km走ってきており、自分の中では今日の予定は190kmほどだと考えていたのが、実際には200kmオーバーだとわかるとものすごく「遠いな」と感じてしまったのです。不幸中の幸いというべきか、この2週間前に初めて200kmライドをしていたこともあり、何とか心を落ち着けてペダルを回すことができていました。

予定には組み込んでいませんでしたが、できれば岡山大学などにも行ってみてもいいかなと考えていました。岡山大学は両親の出身校だと聞いていたからです。ですが、200kmを越えるとわかり、翌日以降も長距離を走ることを考えるとこれ以上遠回りしているわけにもいきません。162号線を通って西に進んでいきました。

「岡山は大都会だ」と聞きますが、確かに道路が整備されており交通量も多かったです。この162号線などは大阪などにある大通りを走っているかのようでした。しかし、この辺りの道路を走っていて一つ他ではあまり見ないものがありました。

それは道路の路面に書かれている「二段階右折」の表示です。なぜかこの岡山市内に限って原付の二段階右折を徹底させるかのようにきちんと白線で原付マークまで書いて、向きを変えるように矢印でラインまで書いてありました。何か事故でも多発した過去があるのでしょうか。

そんなことを考えながら走っていましたが、なんと暑さにやられてしまい後楽園から15kmほど進んだところで動けなくなってしまいました。仕方がないので体から熱を取るためにコンビニ休憩することにします。あと5km行けば着くのにその気力がありませんでした。ジュースとアイスを食べて日陰で休憩します。

しばらく休んでから目的地の倉敷ユースホステルを目指します。しかし、休憩したことにより脚は動き出したのですが、頭は疲れてしまっていたようです。本来ならばこのまま162号線を真っ直ぐに進むべきところを全く関係のないところで「ここで左折したほうが倉敷に行きやすいのではないか」と考えて曲がってしまいました。

当然、そんなところで曲がってしまっては目的地に到着できなくなってしまうので軌道修正しなければいけません。しかし、ここでもおかしなことに適当なところで右折して住宅地の中の小さな細い道を進んでいきました。本格的に自分がどこを走っているのか分からなくなってきだしたころに運よく「大島交差点」に出てきました。ここは倉敷ユースホステルへのルートの目印にしていたポイントの一つで本来ここを左折するはずでした。もしもこの交差点に気がつかずに進み続けていればへたをすると倉敷を通り過ぎていたかもしれません。

大島交差点を曲がって少し走っていくとユースホステルのある向山公園があります。この向山公園は高台になっておりその上にユースホステルがあるはずなのですが、これが思った以上に急な坂道になっていて驚きました。700mほど登り続ける必要があります。

この向山公園というのは地元の人の住宅もあったりお墓もあるようです。倉敷と言えばきれいな街並みの美観地区が有名ですが、この辺の住宅はそんなきれいさはありませんでした。すぐ近くでもこれだけ違うのだなと思いました。

倉敷ユースホステル

そんなことを考えているうちにようやく倉敷ユースホステルに到着しました。時刻は3時過ぎくらいで来るのが早すぎたかなとも思いましたが、ちょうど玄関前でオーナーさんが煙草をふかしていました。よく来たね、自転車はその辺置いといてと言われ、見た感じ自転車泥棒が現れそうにもないので玄関前に駐輪してユースホステル内に案内してもらいました。

瀬戸内海一周旅行の初日の200kmはこれでクリアです。一度死ぬんじゃないかと思いシチュエーションもありましたが、それ以外は特に大きなトラブルもなくいけました。

瀬戸内海一周旅行7に続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編