瀬戸内海一周旅行7:倉敷の街での食事とユースホステルについて編

倉敷の街

瀬戸内海一周旅行6からの続きです。

ユースホステルにたどり着いてまずは受付に行きます。入り口でたばこを吸っていたのがこの倉敷ユースホステルのオーナー(管理人夫婦の旦那さん)で受け付けをしてくれました。

実はこの時がユースホステルの初めての利用でした。いつもはホテルに泊まることが多いのですが、ホテルではあまりしゃべり相手がいないため、一人旅ではいろいろな人が集まってくるユースホステルのほうがいいかと思ったからです。

ですが、残念なことにこの日はユースホステルの利用者はあまりいないようでした。この時点では私一人で、部屋も4人部屋を1人で使ってくれということでした。まあ、シーズンからずれた日なので仕方がないのかもしれません。

そして、受付ではそもそも「ユースホステルのシステムを知っているのか?」という話になりました。実はあまり知りませんでしたので、説明してもらいます。

ユースホステルはもともと旅人が格安で泊まれる宿としてできたようで、基本的には会員が利用するようになっているようです。そのため、会員でなければ若干宿泊料なども高くなってしまうようです。ですが、会員は一度なっても1年間しか有効でないそうなので、年に何度も利用する機会はなさそうなので非会員として宿泊することになりました。

そして、もう一つユースホステルにはアメニティが無いため各自で用意するのが基本だそうです。しかし、学のない私はアメニティという言葉の意味すら知りませんでした。「アメニティって何?そんなの持っていないよ」というとオーナーさんが「え?用意してきていないのか」と言い、「仕方がない、今回が初めての利用だから特別だよ」と言いながらバスタオルやハンドタオルを貸してくれました。これらは本来持ってきていなければ有料になってしまうようです。助かりました。

さて、そんなこともありながら部屋に案内してもらいました。4人部屋でダブルベッドが2つ置いてあり、座敷もあったので1人で利用するなら十分すぎるくらいの部屋でよかったです。

倉敷ユースホステルの部屋

少しの間、部屋でゆっくりしてからシャワーを浴びることにしました。ユースホステルではホテルのように常に湯船にお湯が張ってあるわけではなく、時間を決めて大きな浴槽に沸かしてくれるということでした。しかし、200km走ってきたおかげで日焼けもしており、あまり湯船につかるのはまずいかもしれないと思いシャワーだけ利用させてもらうことにしました。私はもともと皮膚が弱い性質でアームカバーの下の皮膚が水泡になってめくれていたのでちょうどよかったのかもしれません。

さて、シャワーを浴びた前に洗濯もしておきました。「トイレに洗濯機が置いてあります」と説明を受けていましたが一度利用するのに200円かかるようです。さらに洗剤代は別に必要なようですがサイクルジャージを洗うだけなので洗剤が無くともいいかなと思います。

ぶっちゃけ洗面台で水洗いしてだけでもかまわないのですが、以前それをしたときに翌日までハンガーにかけていても乾かなかった経験がありました。そこで、今回は脱水目的もあって洗濯機を使いました。普通の家庭用の洗濯機とは違い、いろんな人が利用するため洗濯物を入れる前に一度水を出して中を洗う必要があるようですが、初めて使ったので使い方があっているのか不安になりながらの作業でした。

洗濯をしてシャワーを浴びてといろいろとやっていたら、気がついたら時刻は5時を回っていました。ユースホステルで夕食を頼んでいなかったので町まで出ていって食べに行く必要があります。

オーナーさんにどこの店がおすすめなのか聞いてみることにしました。すると「ユースホステルのある向山公園を降りたすぐにジョイフルがあるよ」と言われます。しかし、さすがに倉敷まで来てジョイフルというのもあれなのでほかに何かないのかと質問することになりました。基本的にユースホステルを利用する人は安く上げるためにジョイフルなどに行く人が多いみたいでした。

私はどちらかというと「その地域の人が良くいく地元の店」の料理が食べたいという気持ちがありました。そのため、ファミレスや観光客向けのお店以外にどこかいいところが無いかと尋ねます。倉敷の案内図を見ながら15分以上あーだこーだと話を聞いていました。

倉敷の町までは歩いていくことにします。自転車旅行で来たのでビンディングシューズしかないため、サンダルを借りていくことにしました。しかし、一つしかないサンダルはトイレ用のようなサンダルで、歩いて坂を下りていくとすぐに小指の皮膚がめくれてしまいました。途中からはびっこをひいて歩く羽目になってしまいました。

倉敷では美観地区のある川の少し手前の道を進んでいきましたが、やはり観光客向けで値段も高いお店が多かったです。結局あれこれと見ながら歩いていると倉敷駅の近くまで来てしまいました。そして、入ったのは交由軒というお店でした。何となく入口の雰囲気が気に入っていきました。

交由軒

ここでは刺身定食を注文しました。瀬戸内海でとれた刺身をおいしくいただくことができ、座ったカウンターの目の前では大将が巻寿司を巻いている仕事を見ながらおいしくビールをいただきました。ゆっくりと食べて満腹になりましたが店内で聞こえてきた若大将の会話を聞いているとどうやら若大将は数年前まで大阪にいたようです。大阪から来て適当に入った店で料理人が大阪にいた人というのも不思議な縁を感じます。

さて、おいしく食べて後は来た道を歩いて帰ります。しかし、運動した後だからか瓶ビール一本飲んだだけで結構いい気分になっていました。我ながらエコロジーな体をしているなと感心してしまいます。

帰り道では美観地区の川のほとりを通りましたが、この日はきれいな満月が川に映るように見えていて非常に感動的な雰囲気でした。一度だけこの美観地区に来た時がありましたが、その時はお昼でしたが圧倒的に夜の美観地区のほうがロマンチックさが上です。しばらく川のほとりでボーっと水の流れを眺めていました。

美観地区を出ると後は向山公園の中を700m登らないとユースホステルに帰れません。しかし、飲んで気持ちよくなっているところで坂道を登る気もしなかったため、ユースホステルに電話して車で迎えに来てもらいました。本当に親切で助かりました。

ユースホステルに戻ってからは明日のルートの確認などをしていると、オーナーさんから「君はきびのまきびを知っているか」と尋ねられます。何のことか全くわからないと返事をすると勉強が足りんぞと言われて、倉敷について書かれた本を渡されます。これを読んで倉敷についてもっと勉強しろと言われました。ロビーにいてもほかの宿泊客は誰もロビーに来なかったため後の時間は倉敷についての勉強をすることになってしまいました。

瀬戸内海一周旅行8に続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編