瀬戸内海一周旅行11:途中まで走って初めて知ったしまなみ海道サイクリングの本当の魅力編

ゆっくりサイクリング

瀬戸内海一周旅行10からの続きです。

一つ目の橋である因島大橋を通るころにようやくしまなみ海道を走っているのだという実感が出てきました。そして、島と島をつなぐ橋のあるところでは入口まで登り、出口からは下ることになります。因島大橋の手前の自転車専用の道路でも思いましたが、道が狭いため特に下りはほかの人がいないかどうか注意して下っていきました。もうちょっと広ければいいのになと思います。

下まで下って引き続き走るため右折します。このところで若い女性2人がクロスバイクに乗っているのを見かけます。その後も何人ものクロスバイクや小径車に乗った(おそらくレンタサイクル)女性を見かけましたが、みなさん半袖半パンで走っているので日焼けで大変なことにはならないだろうかといらぬ心配をしてしまいます。

そんなことを考えながらもペダルを回し続けます。しまなみ海道の道しるべである青線を目印にしながら淡々と走り続けました。もう、この辺りになると時間が余っている状態になっているのでいかに楽なペースで走るかということに気を使っていました。何せまだあと2日半も日程があると考えると無理は禁物です。

この因島には村上水軍城という日本では唯一の水軍城があるらしいです。というのも前を走っていた若者5人くらいが右折するはずの青線を無視して真っ直ぐ走って行ったからです。どうせなら私も一目見ておけばよかったなと思いましたが、その時はあまり遠回りする気にもなれなかったのでそのまま道なりに進んでいきました。

そんなことがありながら第2の橋が見えてきました。これは生口橋というようです。これを渡って生口島に入りました。生口島でも道なりに島の北側を進んでいきます。これまでの向島や因島では町のスーパーの隣を走ったりと割と生活感を感じるようなコースでしたが、この生口島ではヤシの木のような形の木が道路脇に植えられており、民家もあまり見かけないため軽い南国気分を味わえました。

しかし、この辺りまで来るとだんだんと瀬戸内海の海と島を見飽きてしました。というかここまではゆっくりとですがほぼ走りっぱなしで地図すら見ていなかったため、自分がどのあたりにいるのかすらあまり把握していませんでした。そこで、一度地図の確認の意味も込めて休憩することにします。

途中にあった大きな駐車場のあるところ(ラガールせとだ?)のところで何本もののぼりが立っており、どうやらソフトクリームが売っているようです。ここで休憩を取ることにしました。駐輪場にはロードバイク用のスタンドなども設置されており、そこに自転車を停めていると「アンケートに答えてくれませんか?」と声をかけられます。

いいですよと快諾して用紙を受け取ったものの建物の周りには日陰になるような場所が全くなく暑い日差しの中で汗まみれになりながらアンケート用紙に記入することになってしまいました。ほかの場所でもアンケートを取っているようですが係員のためにもテントの一つくらい用意しておいたほうがいいのではないのでしょうか。

思ったよりも質問事項の多かったアンケートに答えてからお店の中に入りご当地のソフトクリームを注文します。しかし、店内はお客が多かったため外に出てベンチに腰かけて海を見ながら食べることにしました。そして自分の現在地を知るために渡し船でもらったパンフレットと自前のツーリングマップルを眺めます。

現在地はすぐに分かったので引き続きソフトクリームを食べる口と舌に意識を向けたのですが、その時ふときになるところがパンフレットにありました。それはしまなみ海道のコースについてです。

この時まではてっきり「しまなみ海道でのサイクリングコース」というのは道の橋に青線が引かれたコースのことを指すのだと思っていました。確かにそれは間違いではなかったのですが、実はこれは「初心者コース」だったのです。

パンフレットにはこの基本となる初心者コースから派生した「中級者コース」と「上級者コース」が書き込まれていたのです。しかし、これはパンフレットだけで実際の道路では初心者コースだけが青線で道案内しているため、全く気がつきませんでした。

そういえば一番最初に向島で見かけてロードバイク乗り2人がコースから外れて違う道に行っていたのを見かけていましたが、あれはどこかに寄り道していたわけでも道を間違えたわけでもなく中級者コースに行っていたのかと気がつきました。確かに山の方に向かって言っていたように思いますが、パンフレットによれば難易度が上がるほど獲得標高が高い道になるのだそうです。

これを見ているとしまなみ海道のサイクリングというのは意外と奥が深いのがよくわかりました。中級者コースと上級者コースがありますが、基本的にはどれも各島をつなぐ橋を渡るために必ず合流するようになっています。そのため、この島では中級者コースでこっちの島では上級者コースを通るというように変化をつけたり、難易度の高いコースを往復するのがしんどければ復路だけは初心者コースにするというように臨機応変に変えることができるからです。

「自転車でしまなみ海道を走ったことがある」というだけではしまなみ海道について語るレベルではなく、何度も足を運んでいろんなコースを堪能してこそ本当の意味でしまなみ海道を走ったことになるんだろうなと思いました。

さて、そんな私ですが上級者コースを行ってみようかなと考えたものの翌日以降のことや初めてのしまなみ海道で道が全く分かっていないということも考えて、今回は素直に基本出る初心者コースを走ることにしました。機会があればまた来て各コースを走ればいいだろうと考えます。

10時半過ぎくらいに休憩を終えて再び走り始めます。この辺りから気温がかなり上がってきており暑さとの戦いになってきました。次回へと続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編