瀬戸内海一周旅行18:不安の中での昼食とその後の状況変化編

昼食休憩

瀬戸内海一周旅行17からの続きです。

阿波池田にあるコンビニで休憩し終えて出発することにしました。どうでもいいのですが、出発するときになって自分が立ち寄ったコンビニがセブンイレブンだということに気がつきました。確か数年前に四国に来たときにはセブンイレブンに努めている友人から「四国にはセブンイレブンの店舗はない」という話を聞いており驚いた記憶があります。今回は逆に四国にもあるということに驚きました。

そんなことを考えながらもこれまで通り走り続けます。速度は無理のないペースで30~33km/hというところでしょうか。この日は一時向かい風に変わったりして不安に思ったりもしたのですが、基本的には追い風が続いてくれていたのが助かります。

ですが、この吉野川沿いの192号線はトラックが多く走っておりそこまで気分よく走れる道というわけでもありませんでした。やはりロードバイクでの走りを堪能したければ車のこない山へヒルクライムに行くのが一番なのでしょう。ここでも登りに行きたい気持ちがあったのですが、徳島まで行くことを考えると寄り道はできません。そのまま先へと進むことに専念します。

192号線は吉野川に沿って走ってはいますが、完全に横を通っているわけではないのであまり川を見ながら走るというわけにもいきませんでした。そして、この辺りまで来たころには私の頭は別のことを考え始めていました。それは昼食のことです。

11時前ころになると道のそばに「半田にようこそ」と書かれた看板が設置されていたのです。ここ数年毎年のように四国に行った人から半田そうめんをお土産にいただいていたこともあり、半田の文字を見ただけでおなかが空いてきました。先ほどコンビニで補給はしましたが四国にまで来てコンビニのシュークリームだけでは物足りません。いいお店があれば入ろうと走りながら店を探し続けます。

希望としては地元の人がお昼を食べに立ち寄るような定食屋のようなお店に入りたく、そのような店がないかキョロキョロしながら走っていました。しかし、192号線のように東西へトラックが移動するための道路ではなかなかそのような店というのは見当たりません。結局しばらく走って見えてきた貞光ゆうゆう館という道の駅に立ち寄ってそこで食事も済ませることにしました。時刻は11時半ごろでした。

貞光ゆうゆう館

トイレを済ませてから、この貞光ゆうゆう館をツーリングマップルで見てみると「わに料理はいかが?」と書かれています。わに料理があるんだろうかと館内に入っていきましたが、中にあったレストランのメニューには記載されていなかったように思います。仕方がないのでわに料理はあきらめて、阿波鶏のカレーを食べることにしました。

カレーならばすぐに出てくるだろうと思っていたのですが、店内が混んでいたからか思ったよりも時間がかかります。普段ならば少々時間がかかったとしてもかまわないのですが、今回はかなり落ち着かない気持ちになりました。というのもこのレストランは館内に入って奥に進んだところにあったため、外に停めたロードバイクが全く見えない状態だったからです。

ロードバイクに鍵はしていたものの、フレームとホイールに鍵を通してロックするタイプのものだったので、盗もうと思えばヒョイと持ち上げて車に積み込めが誰でも簡単に持っていくことができてしまいます。道の駅のように頻繁に車が出たり入ったりするところではそのような行為も見逃されてしまうでしょう。なかなか出てこないカレーを待つ間にどんどんと不安が大きくなっていき、カレーが手元に来たときにはすぐにぺろりと平らげて外に出ていってしまいました。後で考えればもっと味わって食べるべきでした。

さて、外に出てみると不安の種だった自転車も無事に駐輪していたところにあったため一安心。ようやく落ち着きを取り戻します。落ち着いたところでこの後の予定を考えることにしました。徳島までの残りの距離はおおよそ50kmちょいです。時刻は12時15分くらいといったところでしょうか。朝出発したときにはチェーンが落ちて動けなくなるというトラブルがあり、走り切れるか心配にもなりましたがここまで来ると余裕で目的が達成できそうです。

逆にこのままのペースで走り続けると早く着きすぎて宿に入れなくなってしまいます。そこで、ここらで時間の調節を行うことにしました。貞光ゆうゆう館から道路を越えて吉野川沿いの堤防に行きます。ここにいい感じの屋根の付いたベンチがいくつか設置されていました。ここで休憩して時間をつぶすことにしました。

最初に座ったベンチではその後すぐに数名のおじさんおばさん連中がやってきてベンチに腰掛け、大きな声でおしゃべりを始めました。さすがに大きすぎる声にゆっくりできなかったので別のベンチへと移動することにします。そこではほかに誰も来ないためゆっくりすることができました。さわやかな風が吹き、鳥の鳴き声が聞こえてくるという気持ちのよいシチュエーションで、ついベンチにゴロッと横になって昼寝をすることにしたのです。

ジャマをするものもなく気持ちよく1時間くらいは寝ていたのでしょうか。起きると時刻は1時半くらいになっていました。起き上がって伸びをしてそろそろ出発することにします。しかし、ロードバイクにまたがって移動を開始してすぐに異変を感じとります。なんと一眠りしているうちに環境がガラッと変わってしまったのです。

その原因は風向きでした。これまでは西から東にまっすぐ進む192号線で弱い追い風状態だったのですが、なんと寝ている間に風向きが変わり、強烈な向かい風になってしまっていたのです。これまで力を入れずとも出ていた30km/hがこの時は力強くペダルを踏んでいかないと出ないという状況でした。楽しいサイクリングが一転して負荷をかけた50kmトレーニングライドのように変わってしまいました。

次回に続きます。

目次

  1. 自転車旅行計画編
  2. 大阪~神戸編
  3. 明石~加古川~姫路編
  4. 恐怖の船坂トンネル編
  5. 備前市を越えて岡山後楽園での昼食編
  6. 一泊目目標地点のの倉敷ユースホステル到着編
  7. 倉敷の街とユースホステル編
  8. 倉敷の歴史について編
  9. 2日目の倉敷~尾道編
  10. しまなみ海道と人との出会い編
  11. しまなみ海道の本当の魅力編
  12. しまなみ海道中盤編
  13. しまなみ海道~鈍川温泉カドヤ別荘編
  14. ロードバイクにやさしい四国の旅館編
  15. 3日目の出発直後に起こったトラブル編
  16. 四国は自転車のメッカになれると感じる讃岐街道編
  17. 10kmアウターヒルクライム編
  18. 昼食・昼寝とその後の状況変化
  19. 空気の壁に激突しながら徳島到着編
  20. 徳島ユースホステルと幻の景色編
  21. 迷いに迷った南海フェリー編
  22. 和歌山港~大阪帰宅編