大山周回温泉旅行1:大山への急な旅行計画編

車移動

ロードバイクを趣味にし始めてから、毎年のように自転車旅行に行っていました。そこで、今年も行こうと考えていました。

旅行に行く時期としては一番走りやすい5月末を考えており、2月ごろから徐々にロードバイクに乗り出して、体力をつけ、5月上旬には210kmを走れるくらいにまでになっていました。

ですが、直前になって、自転車旅行ではなく電車で温泉に入りに行くことになり自転車旅行には行けなくなってしまいます。モチベーションになるものがなくなったのと、だんだんと気温が上がり走るには暑すぎる時期が来たので、それ以降はあまりロードバイクには乗らない状態が続いてしまっていました。

「これはもう今年は自転車旅行には行かないだろうな」と思っていたのですが、転機が訪れます。全く予定のなかった車の購入がきっかけでした。車にロードバイクが積みこんで移動できるということが可能になったため、それならばどこか遠くへ走りに行ってみようかと考えるようになりました。

私の中にひそかにあった、いずれ走ってみたい場所トップ3として「乗鞍・大山・大台ケ原」があります。せっかくなのでこの中で一番遠くて行く機会がなさそうな乗鞍にでも行ってみようかと考えました。

が、調べてみると乗鞍というのはヒルクライム天国ではあるものの、自転車天国というわけではなさそうです。道路をマイカー規制しているので、自転車が気持ちよく走れるのかと思っていたのですが、実際はバスとタクシーは道路を通行するようで、マイカーがいない分バスなどはラインをはみ出して走ってくることなどもあるようです。実際、今年も自転車とバスの事故があったようです。

また、私の住む大阪から乗鞍までが遠いというのもありました。ナビでどのくらい時間がかかるか調べてみると6~7時間ほどかかりそうな感じです。もともとペーパードライバーにだった私にこの時間の運転は少し自信がありません。

ということで、今回はもう少し時間がかからず、走りやすそうな大山に行ってみることにしました。大山というのは鳥取県にある山で、中国地方で最も高い山ですが、毎年、この大山の周りを回るツール・ド・大山というイベントが開催されているのです。山の周りを回るのでそれなりの標高のところを走るため、大阪近辺を走るよりも走りやすい気温だろうという期待もあります。大山に行ってこのツール・ド・大山のコースを走ってみようかなと考えました。

さて、日程ですが、夏季休暇が8月16日~20日にありました。そこで最初は16日に宿をとって、16・17日と走ろうかと考えました。が、天気予報を見ていると17日は雨が降りそうな感じです。そこで、思い切って連泊してみようと思い、16~18日の3泊の宿を頼むことにします。

しかし、その後また天気予報に変化が現れました。16日も午後から天気が崩れてきそうな感じになってきたのです。最初は朝大阪を出て、向こうに着いてから走る予定でしたが、それでは雨が降ってきてしまう可能性があります。そこで、15日の仕事終わりに大阪を出発して車中泊をしてみようかと考えました。

車中泊が可能であればその後もいろいろなところにお金をかけずに走りに行けるだろうと思い、今回はそのテストとして初日だけ車の中で過ごそうと考えたのです。

そして、いよいよ15日がやってきました。仕事を終え、夕食とシャワーを済ませてから夕方の6時半ごろに大阪を出発します。前日までにロードバイク一式の用意を済ませて車に積んでおき、すぐに鳥取県へと向かうことができました。

カーナビの到着予想時間は4時間ちょいだったので、休憩も入れると11時ごろになるだろうかと考えていました。が、実際にはトイレ休憩に5分ほど降りた以外はスムーズに走り続け、10時ごろに大山に到着してしまいます。

大山に一番近い高速道路である、米子自動車道の溝口ICを出て、大山へと向かっていきます。が、これが思っていた以上に何にもないところでした。お店もなければ自販機もなく、民家もないため明かりはたまに来る対向車のライトくらいでした。これで急に不安になってきてしまいます。車の中で一晩過ごすのは嫌だなと思ってしまいました。

そこで、翌日から連泊する予定だった宿に行って、この日も泊まることができないかどうか聞いてみることにしました。大山にあるペンション村の一つに大山バックパッカーズという宿があり、そこまで移動します。

ついてみると、宿には誰もいませんでした。玄関先にホワイトボードがあり、連絡先が書いていたので、そちらに電話をしてみることにします。管理人の女性に電話がつながったので、「明日から泊まる予約を入れていたが、今日到着したから泊めてほしい」と自分でもめちゃくちゃなことを言っているなと思うことを伝えます。ですが、泊まるのは可能なので、今出ているから15分後にそちらに行きますという返事をもらえました。

15分後には複数名の人が宿に戻ってきました。どうやら話に聞くところでは、その日の宿泊客と管理人さん夫婦でこの辺りのお祭りに行っていたようです。悪いところを呼び戻してしまったなと思いましたが、とりあえずこれで安心できる寝床を確保できたのでホッとしました。

予定していた3泊を前にずらすのかと聞かれましたが、4泊すると答え宿代の12000円を払います。この宿はゲストハウスなので、安い代わりに食事はなく部屋も相部屋になるのですが、この時は空いていたらしいので、部屋も一人で使えたのでラッキーでした。もともとがペンションとして使われていたところを、数年前に管理人さんが買い取って2014年からオープンしているところのようです。対応も丁寧にしてくれたので、いいところを見つけられたなと思いました。

他の宿泊客と一緒にスイカを食べつつ、お酒を飲み、その後部屋に戻って眠りにつきます。いよいよ翌日から自転車と温泉だけの数日間の始まりです。次回へと続きます。