大山周回温泉旅行2:早朝のツール・ド・大山コース出発編

ツール・ド・大山コース

大山周回温泉旅行1からの続きです。

土曜日の夜に大山にあるペンション村の端にある大山バックパッカーズで一晩を過ごした私は、ぐっすりと眠り、翌朝目覚ましが鳴る前に目を覚ましました。5時前に起きると外は明るくなり始めています。起きて、一階のロビーに行き、朝食を食べて準備をすることにしました。

この宿はゲストハウスという位置づけなので基本的には相部屋ありの素泊まりの宿なのですが、どうやら朝はパンを用意しておりそちらを食べてもいいとのことでした。後で知ったのですが、宿の管理人さんがホームベーカリーで自作したパンのようです。

と言って、たくさん食べてほかの人の分まで食い尽くしてしまってはいけないので、一枚だけ頂戴したのですが、これから走りに行くにしては少なすぎるという問題があります。近くにお店やコンビニはなさそうな感じだったので、大阪から持ってきていた補給食代わりのスティックパンを食べておくことにしました。

その後、車のトランクに詰め込んでいたロードバイクを取り出して走りに行く用意をします。用意を済ませて走り始めることができたのは、6時になってからでした。

さて、どこに走りに行くかですが、とりあえず大山に来たからには一度ツール・ド・大山のコースを走っておこうと考えていました。このツール・ド・大山というのはレースではなくイベントライドの一つとして開催されているものです。大山の周りを回るようにはしるコースが設定されているので、そちらをなぞるように走ろうと考えていました。

実はこのツール・ド・大山があるというのは以前から知ってはいたのですが、自分が走るというつもりは全くなかったので、どういったコースなのかというのは全然知りませんでした。コースマップ的には大山周りをぐるっと回ると約80kmほどになるコースなのですが、平坦が全くなく常に坂道のコースで獲得標高が2200mになるということです。短い割にはハードなコース設定ということになります。

が、それ以上に問題になるのが「補給できる場所がかなり少ない」ということにあります。基本的には限られた場所でしか食べ物を手に入れられないらしく、自販機などもあまりないということでした。が、大山に行くこと自体数日前に決めたので、「どこで補給が可能か」というのはしっかりと調べることができていませんでした。そこで、今回は大阪からパンと2Lの水を持ってきて、リュックに入れて背負って走ることにしました。

また、もう一つ問題なのは土地勘のなさです。公式サイトからツール・ド・大山のコース図を印刷していましたが、正直なところ道を間違えそうな気もしました。そこで、今回はルートラボから拾ってきたデータをサイコンに入れて、マップ機能に表示して走ることにしました。何気に今までサイコンを使ってきて、マップ機能はほとんど使用していなかったので、これが初めての活用と言っていいのではないかと思います。

後は1年前の自転車旅行の失敗経験からクリンチャータイヤ1本とチューブを4本も用意してリュックに入れ、ツーリングマップルとウインドブレーカーも用意するという思いつく限りの装備を調えての出発となりました。

ペンション村を出発して走り始めます。ツール・ド・大山のコースは正式には大山寺というところからがスタートとなるはずですが、ペンション村から大山寺までは登りを登って行ってから、再び来た道を引き返すことになるので、今回私が走るコースとしてはペンション村を発着点として大山を一周するということにしました。

朝日と大山

ペンション村の前の52号線を進んでいきます。すぐに大山の姿が見える位置があったので、記念に一枚写真を撮っておきました。ちょうど朝日と大山が一緒に見られるいいタイミングでした。

その後少し進むと45号線との交差路に出てきます。本来大山寺からスタートしていた場合はこの45号線を下ってきて、52号線へと入ることになります。つまり、この交差路からが今回のツール・ド・大山のコースに入ったということになります。

さて、事前の調べではここからしばらくは登り基調のアップダウンをこなしつつ、休暇村のある鏡ヶ成(かがみがなる)という標高994mのところまで登っていくことになり、そこからは一度下って、再びアップダウンをこなすことになるはずです。とりあえず、どういうコースかは走ってみないことにはわから二部分が多いので、走りたいように走ることにしました。

登り区間は15km/hくらいと個人的にはそこそこなペースで走りつつ、たまにある下り区間もそれなりにギアをかけて踏むようにしていきます。また、何となくお尻が痛くなりそうな感じがあったので、適度にダンシングも入れて走ってみることにしました。

この序盤の登りは思ったよりも長い距離のアップダウンが続く感じでした。何となくこの15km/hのペースは後半大丈夫なのだろうかとも思いましたが、まあ80km程度だし何とかなるだろうと思いそのまま走ります。なんなら2周して160kmくらい走ってみようかと思っていたくらいです。後から考えるとここから判断を誤っていたなと思いました。

この辺りは、走っていて非常に気持ちのいいところが続きます。道路から見える景色は木々が生えているのですが、多種多様の植物があり原生林のような雰囲気があり、私の好みの場所でした。気持ちよく走っていきます。

この52号線を進み続けると途中で52号線から広域農道へと左折するポイントが出てきました。ここは、知らなかったらそのまま52号線を走り続けてしまう可能性もありましたが、今回はサイコンにルート表示をさせているため、間違えることなく曲がります。

ツール・ド・大山の道路標示

また、サイコンが無い場合でもこのツール・ド・大山のコースには道路に青いペイントが書かれています。これはツール・ド・大山のコースに沿って道を間違えることの無いように案内として書かれており、左折や右折などの場所では直前に必ず書かれていて迷いにくいようになっているようでした。これはしまなみ海道も同じようなことをしていましたが、しまなみ海道は白線の横に青線がずっと書かれているので、どちらかというとしまなみのほうが分かりやすいシステムかなとも思います。

大山から見える雲海

そんなこんなで走っていると、とある小学校がありその横に一台のバイクが停まって景色を眺めていました。ふと、そちらの方を見ると遠くに雲海が見えます。まさか雲海が見られるとは思っていなかったので、朝早くに出たかいがあったなと思いました。

そんなこんなで景色を見つつ、走り続けていると小さな町に出てきます。ここまで1時間ほど走ってきました。それまでずっとマップ表示にしていたので、ふと何気なくサイコンを触って数値を確認します。するとここまでの走行距離は20kmほどでした。

走る前の考えでは走行距離が80kmちょいなので休憩を入れても1時間で20kmをこなして一周するのに4時間ほどかなと考えていたのですが、ここまで休憩らしい休憩はしていないのにこのペースで大丈夫なんだろうかと思いました。というか、それ以上に1時間走ったこの段階で妙に足が重たくなってしまっています。思った以上に脚を使うコースなのかもしれないと感じ始めました。次回へと続きます。