伊勢旅行②長居公園~竹之内峠~忍坂~高見トンネル編

5時に出発

8月27日月曜日の朝、いよいよ伊勢自転車旅行に出発しました。前日に友人宅で飲んでいたこともあり、頭が痛く腹も痛いというコンディションの悪さ、さらに一番の問題は睡眠時間が2時間という短さです。これらの悪条件がありましたが、もう宿は予約を取っており行くしかありません。また、この日は月曜日ということもありあまり遅くなると交通量が増えるという問題もありました。特にトラックが増えてしまうと自転車で走るのが危険になってしまうので、何とか避けなければなりません。

そのため、当初の予定通り朝はなるべく早く出ていくことにしていました。たとえ睡眠時間が短くともです。

朝の4時には食事を無理やり口の中に押し込んでエネルギーを確保しておき、準備を終えてちょうど5時に家を出ていきました。

まずはあびこ筋を通って大和川に出ていきます。そこから大和川のサイクリングロードを通って東に進んでいきます。まだ完全に酒が抜けていないのか普段よりも心拍数が高めでしたが、ちょうどこの辺りは追い風になっており30km/h以上を維持しながら走ることができました。まずは幸先がいいといったところでしょうか。

サイクリングロードをまっすぐ行くと石川と合流するポイントがあります。ここから最初の目的地である大宇陀道の駅までどう行くか走りながら考えていました。一番楽なのは25号線の緩やかな坂を登って行って奈良に入り天理あたりまで行ってから宇多を目指すルートです。これならばあまり脚にも負担がかからないだろうと思っていました。

しかし、実際に走っているとやはり山を登らなくてどうするという思いがあったのでしょうか、ほぼ無意識に石川のサイクリングロードに入っていき、結局グリーンロードを走って竹之内峠から奈良に入ることになりました。普段なら太子町道の駅で休憩を取るところですが、遅くなって交通量が増えてしまっても困るので休憩もなしにどんどん登っていきました。

このグリーンロードや竹之内峠ではあまり速度を出さないように、心拍数を抑えて走るように心がけていました。そうしないと後々大変なことになるからです。酒の影響か少し竹之内峠がしんどかったのですが距離自体は大したことのない峠ですのですぐに登り終えて奈良に入っていきました。

この竹之内峠を抜けると166号線を東に進んでいくことになります。この時はなんと向かい風が助けてくれて35km/hを維持して走ることもできていました。心拍数も140前後ですので脚に来ることもなさそうです。そのまま、少し交通量も増えつつありましたが、まだ危険を感じるほどでもありません。何度か通ったことのある道ということもあり、結構リラックスしながら走ることができました。

そのまま行くと一度165号線に入り、さらに進んでいくと外山という交差点あたりで再び166号線に入ることになります。ここからは坂道が続いていくことになります。

外山からさらに進むとブルべなどで悪名高い「忍坂(おっさか)」という坂が見えてきます。この坂は急勾配の道を一直線に登るため、登っても登っても坂が終わらない感じがして非常にしんどい坂なのです。ここは当然無理せずにゆっくりペースで登っていきました。反則ギアの28Tを使用して脚に負担をかけないように登っていきましたが、それでも結構疲れてしまいました。

やっとの思いで忍坂を乗り越えて、女寄峠を越えていよいよ宇多に入りました。宇多に来るのはこれで4回目くらいですので道もわかっており、慣れたものです。この辺りまでくればそれほど交通量もないはずですので、一度大宇陀道の駅で休憩を取ることにしました。

この時の時刻は7時40分くらいだったと思います。ここまではとりあえず予定通りの走りができていました。道の駅ではトイレ休憩をしておき、後はジュースを買って飲んだ後に、補給用の水を買ってボトルに入れておきました。ここまで来ると朝にもかかわらず氷は完全に溶けてしまっていました。道の駅の隣にはコンビニもあったのでそこで氷も買おうかとも思いましたが、とりあえずコンビニには寄らずに行くことにします。

未踏の道の伊勢街道

この時間はあいている店というのはまだコンビニくらいしかないのですが、ここから先は一度も行ったことのないところなのでうまく補給をしながら進めるかどうかも気になるところでした。

今回の一番の目的は日本の峠百選にも選ばれている高見峠を走ることです。大宇陀道の駅から東に166号線を進むとその後少し南下してから通称「伊勢街道」と呼ばれる道を登っていくことになります。地図で見ていると道の駅から伊勢街道まではすぐに行けそうだと思っていたのですが、実際に走ってみると意外と距離があり、しんどかったです。

特に、この道の駅を出たあたりからは風の向きが変わってきていました。今までは追い風で走れていたのですが、ここからはなんと向かい風に変わってしまったのです。伊勢街道までも若干アップダウンがあり向かい風も脚に来ていました。

ようやく伊勢街道の入り口につき、ここからスタートといった気分です。意外と登りが続いているのと、この辺りも変わらずに向かい風が苦しめてくれました。高見峠はこの先にある高見トンネルの手前から脇道にそれて入っていくはずですが、途中に新木津トンネルというものがあり、ここの手前で曲がるのかと勘違いしたりもしました。

この時は時間も8時半くらいにはなっていましたが、この伊勢街道はほとんど車が来なかったです。平日でこれだけ少ないですが、休日もこうなのでしょうか。誰も来ないところを登っていると時間も長く感じられました。

あともう少しで高見峠があるのかなというところで少し問題が発生しました。それは雨が降ってきたのです。雨といってもそこまで本降りではなく、むしろ霧のような感じでジトッと体が濡れてきます。さらに問題なのは雷のゴロゴロという音まで聞こえてきたことです。

どうやら高見山自体が雨雲に覆われてしまっているようです。何とかトンネル手前まで登っていきましたが、雨も強くなってきており、雲も移動しそうにありません。雷といえば最近近所の長居公園で落雷によって二人の方がなくなっていたこともあり、これは危険であると判断しました。しばらくはトンネル手前で休憩していましたが、車も少ないので思い切って2.5kmある高見トンネルを抜けることにしました。

高見トンネル(奈良側)

(この高見トンネルは2.5kmも続いている)

高見峠入口

(見えにくいですが雨が降っており、ここから始まる高見峠には行けませんでした)

三重県県境(高見トンネル)

(高見トンネルを抜けた先の景色。山々に雲がかかっている様子)

今回の自転車旅行の最大の目的である高見峠を走ることができなかったのは残念ですが、こればかりは仕方ありません。残念ですが今後の楽しみとして残してくことにします。

私の中の旅のしおりでは、この高見山を越えると後は下り基調の道を走るだけで楽勝だと思っていたのですがこの考えは甘かったようです。その話は次回に続きます。

目次

  1. 伊勢旅行の準備編
  2. 長居公園~竹之内峠~高見トンネル編
  3. 高見トンネル~桜峠~伊勢市編
  4. 伊勢神宮~風見荘一泊目編
  5. 伊勢市~二見~鳥羽編
  6. パールロード~志摩スペイン村~伊勢神宮編
  7. 風見荘二泊目編
  8. 伊勢市~松阪・津市~長野トンネル編
  9. 長野トンネル~伊賀上野~月ヶ瀬・柳生~大阪へ帰宅編