淡路島一周旅行③岩屋~洲本~由良編

ついに来た淡路島

明石からジェノバラインに乗り込んで、海を渡ること13分。ついに夢にまで見た淡路島に到着しました。

高速船に自転車で乗り込んでいたのは私だけでしたので、先にほかの方に降りてもらい最後に私は高速船から降りることにしました。

船から降りるとジェノバライン乗り場である岩屋で今後の予定について考えます。岩屋からこの日に泊まる宿までの距離は時計回りに走るとおおよそ90kmほど。

簡単に調べた程度ですが、淡路島を海を見ながら走るとそのほとんどは平地になってしまいます。南の方にだけ山道があるらしいのですが、そこまできつい山ではないようです。

この時点で時刻は9時。距離的に考えると4時間くらい走ったら宿についてしまうことになってしまいます。

本来の予定ではのんびりと走りながら、目に留まったところをゆっくりと見て回るポタリングのような走りを想定していたのですが、天気は雨。

そこまで本降りではありませんが、あまりのんびり走るような気分にもなりません。まあ、考えていても仕方がないのでとりあえず走り出すことにしました。

いざ出発してみると、雨で濡れたのと高速船に乗って冷えてしまったせいで、身体がゾクゾクと冷えてしまいました。走っていてもなかなかぬくもってきません。

このことから考えてもポタリングをして観光しようものなら風邪をひいてしまうのではないかと心配になるほどでした。

しかし、この日はあまり風が強くないため時速は常に30km/hを維持し続けています。しかも、信号の数が少なくほとんど止まることもなく走り続けています。この調子ではあまりにも早い時間帯に宿についてしまうのではないかと思いました。

体を冷やさないためには走り続けるのがいいのでしょうが、そうすると早く着きすぎてしまう。せっかく自転車旅行に来たのに大変なことになってしまったなと思いました。

どうしようかなと考えながら走っていると、看板の表示に「道の駅・東浦ターミナルパーク」という文字がありました。そういえば、家を出発してから特に何も買っていなかったことを思い出して、走り始めたばかりですがここによってみることにしました。

道の駅はお店が二つあったのですが、時間が9時半くらいだったためか、一軒はまだ準備中でやっていませんでした。仕方がないのでもい一軒に入ります。

こちらの方は地元の人向けの店なのか農家で取れた野菜や花を売っているようでした。しかし、ロードバイクで走っている私が花や野菜を買うわけにもいきません。何か食べるものはないかなと思って店内をうろうろしていると、観光客用のお菓子の他に、手作りっぽいパンが10種類ほどあったのでこちらを物色しました。

カレーパンなどおいしそうで、エネルギーにもなってくれそうなパンを選び抜きレジに持っていくと、売り子さんはなんとジャージを着た女の子。

学生さんではないかと思いますが金曜日にいるということは学校の授業の一環か何かでしょうか。慣れない手つきで手伝っている姿はほほえましかったです。

買ったパンは紅茶と一緒に外のベンチでおいしくいただくと、また雨の中を走り出します。当然体は冷えて寒い。やはり一定ペースで走り続けた方がいいのかなと思いました。

そこからは洲本あたりまでは基本的に平坦路で、道幅が広い街中を走っていくことになります。信号が少なくあまり交通量もなく、また路駐している車がないのでかなり快適でした。

途中何度かパトカーが走っているのを見かけましたが、そのすべてがパトライトを点灯させながら走っていたのですが淡路島ではこれが普通なのでしょうか。最初は何かあったのかなと勘繰りましたがそうではなさそうでした。

28号線である四国街道を走っていると淡路島七福神のひとつの八浄寺やワールドパークなどの案内看板もあるのですが、これらに寄り道することもなく淡々と走っていきます。

本来ならばこの道は南国ムードの海岸線を眺めながら走ることのできる魅力ある道なのですが、いかんせん雨が降っており、海を見ても霧がかかっているようになっていて遠くの景色を見ることもできず、ただひたすら続く道を走るしかありません。

由良の町

そのうち、28号線から76号線に左折して海岸が見えない町中を走ることになります。この交差点は事前に道を調べておかないとそのまま真っ直ぐ28号線をいってしまいそうになりますが、そうすると淡路島の真ん中を走ることになってしまいます。せっかく来たのでぐるっと一周回るためにも必ず76号線に入らねばならないようです。

76号線は民家の中を走る普通の道といった感じで進んでいきます。この辺は撫養街道というらしいですが、この辺から交通量が減ってきており淡路島の中でも田舎の部分なのかなと思いました。

そのまま進んでいったところに橋があります。ちょうど由良に入る手前のところですが、この橋(由良大橋)がまたえらいことになっています。

由良大橋(淡路島)

とにかくそれまで基本的には平地だったのが、急に大きな坂にぶち当たることになり体がついていきません。ヒーコラいいながら橋を上ると左手には成ヶ島が見えます。

この成ヶ島によって海と遮られた由良港は天然の良港といわれているそうです。島には渡し船が出ているはずなのですが、どこから乗るのかどうかも分からず、見送ることにしました。

この由良港を少し行くと由良中学校があり、その近くに食堂があったのでそこに入ることにしました。時間はまだ10時40分くらいでしたが、このままではあまりにも早くつきすぎてしまうのではないかと不安になったため昼食はゆっくりと取ることに。

食堂ではまだ準備中だったのか、店内に明かりもついていませんでしたが、声をかけるとすぐに人が来たのでステーキ丼を注文することに。

旅行に来る前に友人に淡路島といえば何があると聞いたところ、淡路牛と玉ねぎが有名だからその両方を一緒に食べられる牛丼がいいのではとアドバイスを受けていました。

そのため今回は迷わずにステーキ丼を注文したのですが、その後よく店内を見てみると淡路牛ではなく但馬牛だったようです。毎年どこかの賞を受けているらしく、賞状が飾られていました。

ステーキ丼と一緒にオニオンスープなどもついており、おいしかったです。わざわざ新聞まで持ってきてくれたので、食事の後も新聞を見ながらゆっくりとしていました。

女将さんにどっちのほうから来たのと聞かれ、洲本の方からだと答えると、じゃあこれから本格的なアップダウンがあるからしんどいよ~といわれました。ロードバイク乗りにとっては望むところです。

11時半くらいに出発。本来ならばすぐに先に進むのですが、時間もあることですし、紀伊水道の絶景が素晴らしいという生石公園(おいしこうえん)の生石鼻によってみることにします。

これが失敗のもとで、ここから地獄のシクロクロスの始まりになってしまいました。次回に続きます。

目次

  1. アワイチ一泊旅行の準備編
  2. 大阪~淡路ジェノバライン編
  3. 岩屋~洲本~由良編
  4. 南淡路の生石公園でのシクロクロス風ライド
  5. 南部山岳コース編
  6. 福良港~温泉旅館編
  7. 南淡路~淡路サンセットライン~岩屋ジェノバライン編
  8. 明石~大阪城~石切神社編