「自転車はどうやって乗るの?」と聞かれて

素朴な質問

ある日の出来事についての話です。とある人からこんな質問をされて戸惑ってしまいました。

自転車の乗り方がわからない。どうやって乗るのか」と。

しかし、この質問を受けて疑問に思ったのは、「今まで自転車乗ってましたよね?」ということです。質問の意味がすぐに理解できなかったので少し詳しく話を聞いてみることにしました。

その方は70歳を過ぎたばかりのレディーです。まだまだ元気なので活動的に出かけたりされておられるのですが、最近は自転車の運転に不安があるようです。

というのも、今まではいわゆる「ケンケン乗り」で自転車に乗っていたのですが最近ケンケンして自転車を進めてからグルッと脚でフレームをまたぐのができなくなってきたそうです。

そのため、普通の乗り方に変えようと思ったようです。最初から自転車をまたいでおいて漕ぎ始める一般的な方法です。しかし、これができなかったようです。右脚でペダルを踏み込んで少し進みながら左脚もペダルに載せてスピードを上げていくはずが、左足をペダルに載せるタイミングがわからないというのです。というかペダルが上死点のところにあると脚が上がらないとおっしゃります。

話を聞いていて自分で自転車に乗るときの動きを考えたりしましたが、改めて考えると何も考えずに乗っているんだなということに気が付きました。ペダルに足を載せるタイミングなど考えたこともありませんでした。

その時は思わず、「左のペダルが下がった時にのっけてはどうか」と答えたのですが、その後自分でママチャリを運転しながら動作を確認すると、ビンディングペダルでもないママチャリで右足でペダルを踏み込んで推進力を得たらどう頑張っても左のペダルは高い位置にしか来ないということがわかりました。

後から考えると当然のことなのですが、急に言われて答えられないというのはいかに自転車に乗るときの体の動きを把握していないかというのがよくわかりました。

しかし、これは大阪という地域のことだけなのかもしれませんが「ケンケン乗り」をする人がかなり多いです。どれだけ、「ケンケン乗りのほうが危険ですよ」とアドバイスしてもこの方法でしか乗れないといわれてしまいます。ケンケン乗りのどこにそこまでの魅力があるのか不思議で仕方がありません。