贅沢なロードバイクの買い方

ある人の話

ロードバイクという自転車はとにかくお金がかかるものです。入門用のものでも10万円を当たり前のように超えてきますので、一般人から見るとまず間違いなく「おかしいだろ」という声が聞こえてきます。

しかし、そのようなロードバイクですが好きな人は100万円以上するものを所有していたり、あるいは何台ものロードバイクを持っているということがあります。

これらはいわゆる「贅沢な趣味」と言えますが、ほかにも変わった自転車の買い方をする人がいるようです。

先日アウグーリオにお邪魔したときの話です。

店内に一台のロードバイクがおいてありました。オルベアのオキニスという車種のロードバイクです。

オキニス・オルベア

何気なくそのオキニスをまじまじと見つめていると、住田さんが「それは試乗車なんですよ。人のものだけれど」と言いました。

ん?試乗車に買い手でもついたのかな?と思ったのですが話を聞くとそうではありませんでした。

というのは、今は東京に住んでいる昔ロードバイクに乗っていたという人が久々に購入して乗ろうという話になったそうなのです。しかし、東京から大阪に来たときにもロードバイクが乗りたいと考えたのですが、あまり頻繁には来られないため誰かに管理しておいてほしいということでした。

そこで、住田さんに対して「管理してもらう代わりに試乗車として使ってくれてかまわない」という風に注文してきたそうです。

さらに話を聞くと注文の出し方も豪快でした。通常であればロードバイクを購入するときにはどのバイクのどのサイズを買うか十分に検討してから購入するものです。

しかし、その人は「トップチューブの長ささえ合っていればかまわないよ」と言って注文してきたそうです。

住田さんは最初の話では入門用レベルのロードバイクを買うのだと聞いていたそうなのですが、後から振り込まれた金額は予定よりもかなり高額だったようで、検討していたアルミフレームではなく今回のオキニスにすることになったそうです。

ここまででもすごすぎる話なのですが、その人はさらにほかのお店でも同じような注文をしているのだそうです。つまり行く先々でロードバイクに乗れるように各県に注文を出して試乗車として使ってもらい管理するというのだそうです。

ちなみに大阪ではもう一店舗そのような形で試乗車としておいてあるようです。

ロードバイクに乗っている人というのはたいてい変わり者が多いとは思っていましたが、世の中には私の考え付かないような購入の仕方をする人がいるのだなとびっくりしてしまいました。

さて、今回住田さんが試乗車としてチョイスしたオキニスのオルベアですがこれは人気で10年以上販売されていたそうなのですが、現在は廃盤になってしまっているようです。そんなロードバイクを試乗車に選ぶ住田さんも変わっているなと思ってしまいました。一度乗せてもらおうかなと思います。