ベテランライダーから聞いたいろいろな話について

経験からくる言葉

先日ロングライドに出かけたときに出会ったベテランロードバイク乗りに走りながらいろいろと話をお聞きしました。今はしていないそうですが、かつてはレースなどにも参加されていたそうです。たくさんの話を聞きましたがその経験からくる言葉には重みがありためになりました。忘れてしまわないうちに書いていこうと思います。

「速い人の後ろで走っていれば自然と速く走れるようになる」

向かい風の中、楽々と35km/hで巡航していたので「速いですね」と話しかけたときのこと。「自分はまだまだ遅いほうだよ」と言われました。かつてはレース仲間とよく走りに行っていたそうですが、その人たちは40km/hで巡航していたようで、それについていっていたら自然とこのくらいの走りは誰にでもできるようになるといいます。

私は基本的に一人で景色を見ながら走っているだけなので、やはり自分よりも速い人と知り合いになって走りに行かない限りこれ以上の成長は望めないかもしれないと感じました。

「レースに出るならヒルクライムにした方がいい」

かつてレースによく参加されていたそうです。その中でロードバイクに乗っていて亡くなった人を何人も見てきたといいます。

ロードレースにはいろいろなレベルの人がいますが、基本的には全力でもがくため危ない動きも多々あり、非常に危険だといいます。数々の経験を経てきて今は出るならヒルクライムのほうが安全でいいよと言っているようです。山は実力差が出やすく比較的接触などが少なく安全だからです。

「クロモリはカーボンには勝てない。けれどカーボン車は買わない」

時代の流れで今はもう性能で見るとカーボンに勝てるクロモリはないのではないかと言います。それを聞いて「カーボンフレームは買わないのですか」と尋ねたところ、買わないという返答が帰ってきました。

買わない理由は高くて壊れやすいからだといいます。知り合いの若い子がカーボンフレームを購入して走りに行ったときにコンビニにより、ロードバイクを立てかけておいたときのこと。なんと買ったばかりのカーボンフレームはその軽さゆえ、風が吹いて倒れてしまい、その衝撃でフレームが破損してしまったそうです。

確かに私にも経験があり、コンビニのベンチに立てかけておいたRXRSが倒れてしまい、その衝撃でエンドが損傷してしまったことがあります。考えてみれば非常にもろいものに乗っ超スピードで走っているんだなと思いました。

「冬に走り込めば速くなる」

私が「寒い時期はサボっていた」というと、「せっかくいいロードバイク持っているのだから、冬に走ったほうが早く走れるようになるよ」と言われました。

頭では分かっているのですが、ついサボり癖が出てしまいました。もっとしっかりと乗ろうと思います。

「心拍計つけているのか」

私が心拍計の付いたサイコンを使っているのを見ての一言。なるほどその人のロードバイクには小さなサイコンが一つついているだけです。おそらく一番シンプルなものでしょう。

最近は心拍計やパワー計を使ったトレーニングが人気ですが、そんなものが無かった時代に走ってきた人にも今以上に速い人はいるのでしょう。私のように遅いのに心拍計を見ながらペースを考えて走るというのはどうなんだろうと考えさせられました。

「今のロードバイクのシルエットはあまり好きではない」

今のロードバイクの多くはトップチューブが少し斜めになっている「スローピングフレーム」がほとんどです。しかし、このスローピングがどうも好きではないということです。そのため、今のロードバイクはあまり気に入ったものが見つからないといいます。

そういえば、以前ほかのベテランライダーの方とも話した時、その人は「昔のような細いフレームがほしいがない」と言っていました。特にカーボンフレームはエアロ効果を期待して変わった形をしていますが、それを見ているとなんだかロードバイクではないような気がするといっていたのを思い出しました。なかなか好みの自転車に乗り続けるというのも難しいのかもしれません。

「チタンの乗り味が分からない」

カーボンフレームではないがアルミやクロモリでもなさそうだったので、「何のフレームなんですか」と聞いてみると「チタン」という答えが返ってきました。

「チタンの乗り心地はどうなんですか」と尋ねてみると「自分にはわからない」と言います。ベテランでも乗り味というのは正確には分からないものなのかと思いました。

「かつての仲間はみんなロードバイクをやめている」

昔はたくさんで走りに行くことが多かったようですが、だんだんと時がたつにつれ皆ロードバイクをやめていったそうです。ずっと乗り続けるというのは難しいんだなと思いました。

ロードバイクを長く楽しみ続けるならば、常に新しい仲間を探し続けることが大切なのかもしれません。

などなど。もっといろいろ話したような気もしますがとりあえず以上です。偶然出会った人からいろいろな話を聞けるのもロードバイクの楽しみのうちの一つかなと思いました。私ももっと積極的に声をかけていくべきだなと思いました。