暑い時期はボトルを2本使い分けよう

ダブルボトル

ロードバイクは長距離を長時間かけて走ることが多く、その間中体を動かし続けることになります。

通常走っている時は気がつきにくいですが、ロードバイクに乗っている間は大量の汗をかいています。これはローラー台に乗ったことのある人ならばその汗の量のすごさを身をもって知っていることでしょう。短時間でも風のない室内のローラー台で体を動かしただけで床に汗の海が出来上がってしまうからです。

しかし、実際の道路を走っている時には同じような運動強度で走っていてもそんなに汗はかきません。せいぜい全力でもがくスプリントをしたときや山に走りに行ってヒルクライムをしている時くらいでしょう。

なぜ汗が室内のローラー台の時よりも少ないのかというと「風」が関係しています。

ロードバイクで実走している時にはたとえ風が一切なくとも自分自身が自転車と一緒に移動し続けているため、空気の流れが発生し体に風があたり続けている状態になっています。するとその風によって体から出ている汗は室内の無風状態の時よりも速く蒸発することになります。この蒸発するときに体の熱も奪う気化熱の作用もあり、体温の上昇を抑えることでさらに汗の量を少なくする働きがあります。

そのため、走っている時はそこまで汗の量を感じないということになるのです。ですが、実際には自分で思っている以上の量の水分が体からは失われてしまっています。

そこで、ロードバイクに乗っている時には水分補給を行うことが重要になります。

水分補給はのどが乾いたらその都度飲みたくなりますが、体のパフォーマンスのことを考えるとたとえ喉の渇きを感じなくともこまめに水分を補給しておくほうがいいようです。

基本的な目安は15分に一回水分を口に含ませることでより体温の上昇を抑えることができるようになります。

さて、この水分補給ですが体が汗をかいた時は水分と一緒に塩分などの成分も一緒に排出されています。そのため、単純に水を飲むだけよりはスポーツドリンクを飲んだ方がいいでしょう。多くのスポーツドリンクは水分に対する濃度を調整してより速く体に取り込まれるように調整されています。また、スポーツドリンクを飲んでいるほうが脚の攣りを予防できるという効果もあります。

よくスポーツドリンクが甘すぎるからと言って半分に薄めて飲む人もいますが、スポーツ中にはそのまま飲む方がいいかと思います。

しかし、ここで注意しておきたいのは暑い時期にボトルにスポーツドリンクを入れているとロードバイクに乗っている時に困るシチュエーションというのが登場します。

それは、「ボトルの水を頭からかぶる」という行為がスポーツドリンクではできなくなってしまうのです。いや、やればできるのですが、髪の毛がべとべとになってしまうためやめておいたほうがいいでしょう。

そこで私が初めてボトルを2本、アウグーリオで購入したときに住田さんにはこういわれました。

「ボトルを2本使うダブルボトルのときには1本にはスポーツドリンクを、もう1本には水を入れておくのがいいよ」と。

これはロードバイクに乗っていて暑くて頭から湯気が出そうになる時がありますが、その時はやはり頭から水をかぶったほうがスッキリしその後も快適に走れるため、必ず2本のうち1本だけは水だけを入れておけばそれに使うことができます。

また、先ほどのようにスポーツドリンクが甘すぎたり、口の中がねばねばして気になってしまう人ももう一方が水であればそれで口直しに使用することができます。

これからはどんどん暑い時期になってくるので、ロードバイクに乗るときにはダブルボトルをうまく活用して楽しんでいきましょう。