オリンピックの自転車の金メダルの価値は高い?安い?

お値段

先日、少し気になるニュースを目にしました。それはオリンピックの自転車の種目で獲得した金メダルをオークションにかけた人がいるというニュースです。

その人の名前はエリカ・サルミャーエさんというようで、1988年のソウルオリンピックにソ連代表として出場して金メダルを獲得、その次のオリンピックであるバルセロナオリンピックではエストニア代表として出場し、この時も金メダルを獲得した選手だったようです。

このエリカさんですが、どうやら腰の故障のため療養中だったようで治療費の捻出のためにということでオリンピックの金メダルのほかにもいくつかの大会のメダルなどをオークションにかけたそうです。そして、その中にあった金メダルは2つで合計5万ポンド、つまり約790万円という金額で落札されたそうです。

このニュースを見てふと気になったのが、「金メダルの価値」についてです。名誉あるものに金額を付けてどうこうというのも悪趣味かもしれませんが、ほかにも金メダルをオークションにかけた人はいるはずでその時の値段はどうだったのだろうかと気になったのです。金メダルが1つで400万円というのもど素人の私には高いのか安いのかすらわからなかったので、簡単に調べてみました。

その前に、金メダル自体の値段というのがあります。金メダルというのは実際には金メッキがしてあるだけですべてが金でできているわけではないようで、オリンピック規約には「純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6g以上の金メッキしたもの」と書かれているようです。要するにほとんどは銀でできているだろうです。

そのため、金メダル1つの素材的な値段は約4万円、銀メダルだと2万円ほどとなるのだそうです。銅メダルに至っては300円程度だそうです。素材だけで考えれば1つ400万円で落札されたというのは妥当なところなのだろうかと思ってしまいます。

そこで、今度はほかの種目の金メダルでオークションにかけられたものを見てみます。箇条書きに書き出してみます。

  • 2004年の五輪、バタフライ200メートルで金メダルを獲得したポーランドのオティリア・イェジェイチャクは、金メダルをオークションにかけて約8万2000ドル(約814万円)で落札された。
  • 1980年の冬季五輪アイスホッケー米国代表として優勝したマーク・ウェルズも金メダルをオークションにかけ、ウェルズの引退後の事情や、ソ連を破って「氷上の奇跡」と称された優勝であったことから、31万7000ドル(約3148万円)で落札。
  • 1996年五輪のボクシングで金メダルを獲得した、ウクライナのウラジミール・クリチコもオークションにかけ、100万ドル(9931万円)で落札された。
  • 1996年のアトランタオリンピックの男子鉄棒で、金メダルを獲得したアンドレアス・ベッカーが、金メダルをオークションにかけ、26・37ユーロ(約3700円)に。

簡単に探して見つけた一例なのでほかにもあるのかもしれませんが、これらの例を見てみると今回の自転車の金メダルが400万円というのは割安の部類に入るのでしょうか。ちなみにエリカ選手が1つ目の金メダルを手にした際には「オリンピック女子個人スプリント種目初代優勝者」という見事な付加価値がついており、連覇も達成した2つのメダルとしてはやはり安いのではないかと思いました。

なにはともあれ、彼女はまだ50歳代ということで無事に療養を終えて健康になってくれればと思います。