自転車保険加入義務化の動きと保険の補償について

義務化の流れ

最近は本当にロードバイクに乗っている人が増えたなという印象を受けます。たくさんの人が自転車を趣味として楽しんでいるのは非常に喜ばしいことですが、その反面、自転車は思った以上にスピードが出るために大きな事故につながる可能性もあります。

そのためか最近は保険会社なども自転車保険を充実させてきていますが、実際には自転車保険には加入していないという人も多いのではないかと思います。が、どうもそれではいけないということで、大阪では自転車保険への加入の義務化についての議論が行われているようです。

読売新聞より抜粋・引用

大阪府は、自転車の利用者に対し、歩行者らにけがを負わせた場合など に補償する損害賠償保険への加入を義務づける条例案を2月議会に提出する方針を固めた。7月1日の施行を目指す。同様の条例は、兵庫県で昨年3月、全国で 初めて可決、同10月に施行されており、成立すれば2例目となる。

府は、交通事故の全死者数に占める自転車事故死者数の割合が、2012年から3年連続で全国最悪。昨年1月の府民アンケートでも、同保険の加入率は4割にとどまっており、府は昨年11月、専門家らで構成する委員会を設置。府警と協力しながら条例制定を目指してきた。

条例原案では、府民のほか、府外在住者でも通勤・通学で府内を走行する成人の利用者に同保険への加入を義務づけ、未成年の場合は、保護者に義務を課す。罰則は設けない。

自転車販売店に対しては、販売時に保険の加入確認を行い、未加入であれば、情報を提供して加入を促すことを努力義務とした。レンタル店に対しても、保険のかかった車体を貸し出すよう努めるとしている。

また、昨年1年間に府内の自転車事故で死亡した50人の半数ほどが65歳以上の高齢者だった点を踏まえ、自転車を利用する高齢者にヘルメット着用を努力義務とする項目も盛り込んだ。この項目については4月の施行を検討している。

義務化とは言っても罰則などはないようです。しかし、スピードの出るロードバイクを長時間長距離乗るのであれば罰則がなくとも保険には入っておいたほうが自分のためになるでしょう。

自転車保険はいろいろな種類があるようですが、実際に事故にあい保険を使った人に話を聞くと次の内容の保険があったほうがいいということです。

  • 個人賠償責任保険1億円以上
  • 示談交渉サービス
  • 通院補償が1日目から

個人賠償責任保険は相手に怪我などをさせてしまった時に支払われますが、最近は裁判での判決で高額な金額が出てくることも多く、1億円かそれ以上のものが必須になるようです。また、相手との話し合いは思った以上に大変になるので、保険会社がかわりに交渉してくれる示談交渉サービスもあるのとないのでは肉体的・精神的な疲れ方が大きく変わるようです。

この2つは聞いたことがありますが、それ以外にも通院補償についても「1日目から補償されるものの方がいい」と言っていたのが興味深かったです。

掛け金の安いタイプの保険では事故が起こった時の通院補償がないものや、あっても通院14日目からとなっているものがあるからです。ですが、この通院14日目というのが曲者だそうです。

というのも、自転車で事故を起こし骨にひびが入ってしまって病院に通院することになってもギブスを付けて1週間ごとに通院したとしても14日間通うことはほとんどないからです。14回以上通院が必要な怪我はかなりの大事故でないとそうあることではなく、ほとんと通院補償が使えないのと同じだと言っていました。どうせ保険に入っているのならば1日目から通院補償があるものにしておいたほうがよかったということになりかねません。

 一番安いタイプの保険に加入するだけでもいいですが、万が一のことを考えて上記の3項目が当てはまる保険に入っておくのがいいと思います。