自転車の安全運転について

ナンバープレートの話をきいて

最近東京都のほうでは自転車にもナンバープレートを付けようかという話なんぞも出ているようです。第一の目的は放置自転車を減らすことらしいのですが、ナンバープレートを付けることによって自転車の安全マナーを各々に意識させると主張しています。

まぁ結局は天下り先を作りたいというのが本音だとは思いますが、私はロードバイクに乗ってから以前よりも安全運転を考えるようになりました。そこで、自分が道を走っていてほかの自転車(特にママチャリ)を見ていて思う危険な運転について思いつくままに書いていこうと思います(基本的に私の住んでいる大阪での体験からの話です)。

信号無視

交通ルールにおける最重要なものとして信号機を守るということがあります。これは、当然自転車はいうに及ばずすべての車両が守る必要があります。信号機を守るのはひとえに自分の命を守るということです。とくに生身の自転車の場合は車だけでなく自転車同士、あるいは自転車と歩行者の接触事故でも命にかかわる事故に発展することは珍しくありません。

しかし、大阪に住んでいるからなのでしょうか、非常に信号無視が多いです。私も大阪の街の中を走っているとイライラしてしまうほど信号が多く、小さな交差点一つでも毎回信号があり、それらに引っかかってしまうとものすごく時間がかかってしまいます。実際、こちらがロードバイクで30km/hで走るよりも信号無視をして走っているママチャリのほうが速く遠くまで行くことが可能です。

しかし、このような信号無視をしているといつか必ず事故を起こします。自分の命もそうですが、歩行者とぶつかった場合には相手にも大きな怪我や最悪命を奪うことにもなりかねません。以下に信号無視が危険であるかを認識する必要があります。

ライトをつけない

ほかにも危険な運転として「ライトをつけていない」人がかなりたくさんいます。たとえ自転車にライトが付いている場合でも使わずに走っている人がいますが、これも恐ろしく危険です。外国ならばすぐに警官が飛んでくるそうですが、あまり日本ではそういうことは少ないと言えます。ですが必ず付けるようにしましょう。

基本的には自転車、特にママチャリのライトというのは「相手に自分の位置を知らせる」ために使います。ライトをつけていればその光に相手が気づいてくれるという考えです。しかし、実際にはいろいろと欠点があります。まず、他者がそれほど気を配って車を運転していたり、しっかりと前を向いて歩いていない歩行者も多いからです。

このような人がいる限り「見つけてもらう」という受動的な行動では危険を伴います。ある程度光の強さが強いライトを使うようにする必要がります。

また、後輪用のライトというのもありますがこれもつけておくほうがいいように思います。だいたいは赤いライトが点滅するものが後輪用として使用されています。あと、この赤い点滅ライトを前側に付けるのはやめましょう。遠くから見るとその光は後輪側だと判断していたのが、近くまで行ってみると実は前輪に付けていて自分に接近していたということがままあります。これは相手に誤解を与えやすいので注意しておきましょう。

電話をしながら運転している

最近多いですが非常に危険といわざるをえません。電話・メールはもってのほかですが最近はスマートフォンの登場によって画面を触って操作する必要があるため、完全に画面にだけ意識がいっているひともいます。絶対やめましょう。

音楽を聴いて運転している

音楽を聴くのも危ないです。基本的に音楽を聴いて自転車に乗るというシチュエーションはイヤホンを使用します。そうすると両耳あるいは片耳がか外部からの聴覚情報を拾えなくなってしまいます。人間は自分が思っている以上に音によって物事を判断しているので、この聴覚を自ら封じてしまう行為は危険です。

反対車線を走る(逆走)

個人的に私がロードバイクに乗っていて一番怖いのがこれかもしれません。車道の左側を走っていると向こうからママチャリが近づいてきた場合などはどちらかが車道の中寄りを通らざるを得なくなります。この時、当然進行方向に向かって車も来ているわけで非常に危険です。これが意外に多く、私は街中を走るときなどには常に逆走してくる人がいないかどうかを気にしながら走っています。大きな事故のもとになるのでやめましょう。

並んで走る

これも多いのですが、主に集団で走っている場合に2列・3列と並んで走行している人がいます。以前並んだ状態で逆走している人たちがいましたが、これなど危険度マックスです。

道路に飛び出してくる

これも大阪ではよく見かける光景です。主に歩道を走っていた自転車が急に車道に飛び出してきます。私もロードバイクで走っていた時、何度も飛び出してこられた経験があります。車道には車やバイクなども走っており、急に出てこられても停まることはできません。いかに危険な行為か知っておくべきです。

曲がるときに後ろを確認しない

これは危険運転だと認識していない人も多いのではないかと思います。自転車で曲がるとき、交差点などで曲がった先から何かが飛び出してきて危ないと知っている人は多いしょう。しかし、後ろにも危険があるのです。

ウインカーのない自転車の場合、後ろを走っている人には前の人の次の行動は読めません。そのため、目の前を走っていた人が急に進路を変えると対応できない場合があります。先日も子供を前後に乗せて3人乗りしていた男性が急に右折して危うくぶつかるかと思ったことがありました。

左折するときだけではなく、たとえば前の自転車を抜かそうと相手の右に出ようとしたときにさらに後ろからほかの人が追い越そうとしていることもあります。後ろからでは一番前の人は見えないため、目の前の人が急に曲がろうとすると大惨事になることがあります。最低でも進行方向を変えるときには一度後ろを振り返って危険がないかどうかを確認する必要があります。

傘を持って運転している

傘を手に持って運転するのも危険です。日本は湿度が高いためヨーロッパのようにレインコートを着るよりも傘をさすことのほうが多いでしょう。それはいいのですが、自転車を運転するときに片手で傘を持ち片方の手でハンドルを握って運転する人は多いです。これは思いもよらないことが起きた時に対処できなくなってしまいます。傘自体も先がとがっているため、何かあると凶器に早変わりしてしまいます。自転車用の傘立てもあるのでそれを使うようにしましょう。

歩道の走行スピードが速すぎる・歩行者の横をギリギリで通り過ぎていく

最近「自転車は車道を走るものだ」といわれるようになってきました。実際、自転車は軽車両ですので法律的には車道を走るのが筋でしょう。しかし、日本の道路は車道を自転車が走るようには設計されておらず、危険が増すだけです。

そのため、徐行すれば歩道を走っても構わないとなりましたが、いかんせん歩道でスピードを出す人もおり、大変危険です。また、狭い道路などで歩行者が歩いている横をすれすれに通っていく自転車もいますが、これも危険です。

意味があるのか?

さて、まとまりもなく思いつくままに危険な運転を列挙してみました。当たり前のことばかりだと思います。

これらの危険な運転をなくすにはどうすればよいのでしょうか。私はナンバーを割り振ったところでこれらが改善されるようには思いません。

特に「曲がるときに後ろを確認しない」という問題などはあまり危険と意識していない人が多いと思います。これは後ろを確認しろと書きましたが、もっと言えば「手信号」さえ知っていれば後方の人間に曲がることを伝えられるのです。しかし、ママチャリに乗っている人で手信号を使っている人など見たことがありません。手信号を知らない人も大勢いるからです。

このように危険を回避する手段を知らない人が多いのに、ナンバープレートを付ければそれぞれが意識して交通マナーが良くなるというのは幻想でしょう。無駄なことに金を使うのならばs狩りとした知識・常識・ルールの普及に努めてほしいと思います。この問題は東京都だけでなく、日本全体の問題だと思います。