大和川における冬独特の風

風が強すぎるよ

めっきりと寒くなってきてロードバイクで走りに行くのも大変になってきました。冬は寒さを防ぐために服を重ね着していくのに山を登りだした途端大量の汗をかき、その汗のせいで下るときには凍えてしまいそうになってしまいます。しかし、この寒さ以外にも走るのが億劫になってしまう現象が起こります。それが「冬の風」についてです。

天気予報士ではないので風などの現象についてそれほど詳しいわけではありません。しかし、経験則として冬になると特徴的な風に変わってくるということを知っています。

場所は大和川です。この大和川というのは奈良県に源流があり、その川が奈良を横切って通り、王寺から大阪に向かって流れ込んでいます。大阪に流れ着いた大和川は石川と合流してそのまま東から西へと基本一直線に流れていって大阪湾まで続いています(こちらも参照してください)。

大和川と石川の合流手前

さて、この大和川は大阪市内に住むロードバイク乗りにとっては非常に重要なポイントとなっています。それはこの川の横に「大和川自転車道」が整備されていて、ここを通ることで簡単にストレスなく信貴山や金剛山などのヒルクライムコースに行くことができるからです。

大阪という土地は本当にロードバイクで走るのには不向きな場所となっています。あまりの信号の多さに走っているだけでストレスが溜まってしまうのです。しかし、この大和川自転車道では邪魔な自転車止めなども全くなく快適に走ることができ、私はいつもここを通って東に進んでいき、ヒルクライムを楽しんで帰りもこの道を通って西に向かって帰宅しています。

しかし、この大和川自転車道には大きな欠点があります。それは風が強いことです。大きな川の堤防の上に自転車道があるために風よけになるものが全くありません。そのため、一年を通して風が強く吹き付けてくるのです。

この風が冬になるとちょっとした変化をもたらします。その変化とは「風向き」と「強さ」です。

基本的には風というのは気圧の高いほうから低いほうへと空気が移動して起こるので、その時の気圧の状態によって変化するものです。しかし、冬になるとこの気圧の条件がほぼ変化しないのでしょう。風の向きと強さはほとんど固定化されてしまうといっても過言ではありません。

冬の風では西からの風になっていて、しかもその風力は恐ろしいほどに強くなってしまいます。これが大阪市内に住むロードバイク乗りを泣かせることになります。

大阪市内から奈良などにロングライドに出た場合は必ず東に向かって進み、帰りは西に向かって走ることになります。つまり、帰り道の大和川ではほぼ100%強烈な向かい風に襲われることになるのです。ロングライドで坂を走って疲れた体にはこの風は本当にきつくて涙が出てきてしまいます。下手をすると20km/hを切ってしまうこともあるくらいですから、その風がいかに強いかわかるでしょう。

同じ道でも1年を通して走っていると、その季節によって風向や風力、景色などがガラッと変わってきてしまいます。これは自動車に乗っている時にはあまり感じないことだと思います。冬の風は自転車乗り泣かせでつらいですが、これもロードバイクに乗るようになって経験できたことだと思い少しでも楽しんで走ろうかと思います。