日本一の酷道「暗峠」を歩いてみた

チャレンジ前に

大阪には国道でありながらあまりにも斜度がきつすぎるために「酷道」といわれる道の中でも一番きつい坂として有名な「暗峠(くらがりとうげ)」があります。

この暗峠を一度はロードバイクで登ってみたいと常々考えていたのですが、よく考えるとその道を一度も利用したことが無いのでどれくらいの斜度があるのか知りませんでした。よく「一度足を着いたらもう二度と漕ぎ出せない」とも言われたり、上から下ってくるだけでも大変という話も耳にします。そこで、ロードバイクで走りに行く前に一度歩いて下見に行こうかなと考えていました。

ですがなかなか下見に行くこともできていなかったのですが、今回、正月に枚岡神社にお参りしてみることになり、そのついでに足を延ばして暗峠を見に行ってみようかなと思ったのです。ちなみに枚岡神社というのは暗峠=308号線のすぐ近くにある神社でここから頂上まで登ると2.2kmくらい歩くことになります。

暗峠がなぜそんなに斜度がきついのかというと、通常であれば山を登る道は斜度を軽減するためにくねくねと道が曲がっているものなのですが暗峠の場合には頂上までほとんど一直線に登って行ってしまいます。山の斜面を真っ直ぐに登っていくため当然その斜度は半端ないものになってしまいます。

道路の幅は思ったより狭く、一車線になっていました。全く人が通っていないというわけではないようでハイキングをしに歩いている人のほか、奈良へ通り抜けるための車が通ったり、あるいは郵便局員のバイクが通ったりしていました。道幅が狭い中で車が来るとロードバイクが通るスペースはあるにはありますが、斜度がきついときにふらふらと走っていてはかなり危ないことになりそうだなと思いました。特に上から降りてくる車やバイクはかなりブレーキをかけていてもスピードが出ていますので危険を感じたらすぐに足をつけるようにしておいたほうがよさそうだなと思いました。

また、道路はコンクリートでできており、時折雨が降った時に水を流すように溝が作られており、これがロードバイクには危険そうだなと思いました。

気温はマイナス1℃でしたが歩いているだけで汗をかいてくるほどで、途中からは上に着ている服は何枚か脱いで歩くことにしました。ここで汗をかくと下りでは逆に寒くなりすぎてしまいます。ロードバイクで登るときにも汗には気を付けておかないと体が冷えてしまって大変なことになるだろうなと思いました。

失敗したのは歩いて登っている時に走行時間を測っていなかったことです。おそらく自転車を使ったとしても歩いた時とそう大差ないスピードになりそうなのですが、2.2km登るだけなのに1時間くらいはかかっていたかと思います。また、登るだけでも脚がパンパンになってしまいました。

そのほか、暗峠の上のほうでは「イノシシ注意」と書かれた看板が頻繁にありました。今回は目にする機会はありませんでしたが、アウグーリオに来たロードバイク乗りの中には暗峠を下っていて急に横からイノシシが飛び出してきてタックルを食らって自転車が壊れたという人もいたそうです。そうなると注意しようがないのではないかと思ってしまいました。ちなみに今回は頂上杉のお茶屋さんの近くでタヌキが歩いているのは見かけました。タヌキが急に出てきてもハンドル操作を誤ってしまいそうだなと思いました。

さて、結論としては暗峠はとてもロードバイクで登れたものではないと判断しました。とにかく斜度がきつすぎるのが問題です。絶対前輪が浮いてしまうと思いますが、登った人たちはどうやったのかと不思議に思うくらいです。ここを登るのならはトリプルギアくらいほしくなってしまうなと思いました。

また、もし上る際には十分に危険に気を配って登らないといけないなと思いました。登っている途中に上から車が下りてきましたがカーブで少し膨らんできて歩いていた私のギリギリまで来るという場面がありました。今回は私は歩いていてそれを見てすぐに回避行動をとることができましたがロードバイクの場合にはそうもいかないかもしれません。少しでも危なそうかなと思ったら、すぐに降りて逃げられるようにしておく必要がありそうだなと思いました。

今回歩いただけで当分はおなか一杯という感じです。いずれ気が向いたら一度くらいはチャレンジしてみようかなと思います。