心拍数を管理しながら金剛トンネル・グリーンロードの走行

下りは怖い

前回からの続きです。

心拍数180ペースで水越峠を登ってきており、しかもヒートテックのインナーのおかげで体が非常に暑い。もうこのまま引き返そうかと思ってしまいましたが、水越峠の頂上で「このままいったれ」と考えてボトルから一口水を飲んで奈良側に下っていきました。

緑が多くコンクリートジャングルに住んでいる大阪の人間としては走っていて非常に気持ちよかったです。

しかし、去年の高野山での落車からどうも下りは怖いイメージがついてしまっています。常にブレーキを握りながら下っている状態になってしまっています。本来ならばもっときれいなラインどりでブレーキも必要最小限だけで下ったほうがスキルも上がって安全に走れるようになれそうに思いますが、やはり無理せずに降りていくことにしました。

水越峠の奈良側の旧道を下っていくと309号線に合流します。ここからは道幅が広くなり安全な下りを楽しめるので60km/h程度で下っていきました。

ですが、新しく舗装されたアスファルトの上を60km/hで下りながら左カーブを曲がっていくとタイヤのグリップ力が低下しているように感じました。そのままタイヤが滑って反対車線まで自転車ごと倒れ込んでしまわないかというイメージが頭をよぎります。

別にそのようなことは全然なかったのですがあまりいい傾向ではないでしょう。安全に走るためにも新しいタイヤに交換しておくべきかなと思いました。

さて、309号線を少し下っていくと長柄交差点の近くにコンビニ上がるのでそこで休憩することにします。脚攣り防止用のスポーツドリンクとアイスとミルクティーを購入して体をクールダウンしておきます。

コンビニ前でアイスをほおばっていると目の前のコンビニののぼりが風で揺れているのが目に留まります。大阪では南西の風だったのですが、この奈良側では北からの風に風向きが変わっていました。これならばアップダウンの激しい30号線でも比較的楽に南に向かって進んでいけそうです。この風向きを見て行き先を金剛山にすることにしました。

アイスを食べ終わるとさっそくスタートです。「この風はチャンスだ。絶対に逃すな」と颯爽とスタートしたのですが、金剛山での登りが控えていますのでなるべく心拍数を低く抑えて走ろうと考えました。早々と一番軽いギアにして淡々と登っていきます。それでも心拍数は170を超えているので大丈夫だろうかと少し不安になります。

30号線は24号線よりも交通量は少ないのですがそれでも結構車が通っています。やはり車が通る道はロードバイクで走るのはストレスになってしまいます。一定ペースを維持して頭をからっぽにしながら進んでいきました。

真っ直ぐに道なりに進んでいくと30号線から261号線に切り替わっています。この日は水越峠のタイム計測もしたので金剛山(奈良側)もタイム計測したかったのですが、261号線のどこかを右折して激坂コンクリート道を走る必要があるようです。この場所がいまだにどこなのかきちんと知らないためタイム計測できませんでした。

関西のロードバイク乗りに有名というヤムヤムというパン屋さんの前を通って「寄っていくべきか」と考えましたが、さっきアイスを食べたばかりです。このライドはカロリー消費も目的の一つですのでやめておきました。

ヤムヤムを過ぎてすぐに310号線との交差点で右折して金剛トンネルに向けて登りが開始されます。ここの登りを初めて登ったのは高野山に行ったときの帰りでした。その時は脚が攣ってしまい途中で脚つきをして時間をかけて何とか登った記憶が頭に残っています。最近あまり走れていなかったこともあり今日はどうだろうかと思いながら進んでいきました。

しかし、そのような心配とは裏腹にそれなりのペースで登っていくことができました。やはりロードバイクを始めた頃よりは全体的に動ける体になっているのかなと感じます。

この登りも一定ペースで登っていると前方にロードバイク乗りの姿が見えました。一人のようです。だんだんと姿が近くなってくるのでこちらの方が速いようですが、ここで焦って追い抜いてしまうと再び追い抜かれてしまう可能性もあります。ロードバイク乗りにとって一度抜いた相手に抜かれるというのは何とも言えない気分になってしまいますので、少し後方から相手の様子を観察します。

どうやら私と同じ週末サイクリストのようで自分のペースで登っているという感じでした。これならばこちらも自分のペースで走っていれば抜かれることもないだろうと思い、追い越していきます。

その後は心拍数を見ながら登り続けました。水越峠では180ペースで登っていましたが、金剛トンネルルートでは168~175くらいといった感じです。

改めて走りながら自分の心拍数と体の状態を考えてみると登りでは170くらいで登り続けるのがよさそうに思いました。170を超えるペースでは体力の消耗が激しく後に響くように思います。しかし、平坦路では150くらいがちょうどいいように感じました。本当は平坦路でも170で走る続けることができるようになれればロングライドのアベレージももっと上がるのではないかと思います。

まあ、あまりサイコンの画面ばかり見て走っていてもあれなので周りの緑も見ながら気持ちよく登っていきました。この日は本当に空気がきれいで奈良の御所の街もいつもよりもくっきりと見えるようです。いい景色を堪能できました。

割と余裕をもって金剛トンネルに到着。休憩なしでそのまま下っていきます。するとトンネルに入った瞬間から向かい風を受けます。ちょうど金剛山を登るときには山で風が遮られていたんだなと気づきました。一週間前に走りに行ったときはどの方角に向かって進んでも常に向かい風でつらい思いをしましたが、この日のライドはかなり快適な走りを楽しめました。

310号線の下りではオートバイクがたくさん走っており、下ってくる人も登ってくる人もいるため気を付ける必要があります。下りで膨らんで道の中央によってしまうとひやりとする場面も出てきてしまいます。

下っていると桜が目に留まりました。この辺りは標高600mほどですがまだ完全には葉桜にはなっていないようです。奈良の吉野あたりに行けばまだ結構咲いているのかもしれないなと思いました。

さらに下っていると3人のロードバイク乗りとすれ違います。そのうちの2人目と3人目の人は310号線の登りをものともせずかなりのスピードで走っているようでした。かなりできる人たちだと感覚的に瞬時に感じ取れるくらいでした。引き返して後ろから走りながら参考にでもしようかと本気で思うくらいでしたが、追いつけなさそうなのであきらめて下り続けます。

310号線を下りきってしまうと後は平坦ばかりになります。この日の様子では平坦路を向かい風を受けながら走ることになりそうなので、それではつまらないと判断して途中で右折してグリーンロードを通って帰ることにしました。これならばもう少し走行距離と獲得標高を増やせるはずです。

グリーンロードを走っていると聞き間違いかもしれませんがセミの鳴き声らしきものが聞えたような気がします。何となく今年の夏は暑くなりそうだなと思いました。

グリーンロードを走り太子町の道の駅にたどり着きここでもう一度休憩することにしました。序盤から低回転でトルクをかけるように走っていたためこの辺りでは結構足に来ていました。トイレを済ませてここでもアイスとパン、スポーツドリンクを購入し補給しておきます。

少し長めの15~20分ほどの休憩をして帰路につきます。しかし、走り始めてすぐに心拍数が150以上に跳ね上がりました。どうも体に熱がこもっているようでだるい感じです。軽めの熱中症にでもなっているのではと思ったほどです。やはりこの時期にヒートテックのインナーを着るのは間違っていたようです。

グリーンロードのアップダウンを越えて大和川の自転車道を向かい風の中進んでいきます。25km/hしか出ていないのに心拍数が160前後となかなか下がりません。途中まではケイデンス75くらいになるように踏んでいましたが、翌日に疲れを残さないために回復走に切り替えました。

心拍数を135になるように走ると20km/hまで低下します。ママチャリに毛が生えた程度のスピードのロードバイクというのも滑稽ですが、やはり最後に回復走を行っておくと疲れの残り方が違うのでクロスバイクの追い抜かれてもそのペースを守って家まで走りこの日の走りは終了です。

ようやく100kmで獲得標高2200m程度でもそれなりに走れる体に戻ってきました。何とか月末までのもう少し走れるようになっておきたいなと思います。