初心者ミニベロと一緒に葡萄坂に行ってきた

葡萄坂を初心者がミニベロで登れるのか

絶賛梅雨真っ最中の大阪で晴れ間が広がってきたので、今日は以前から約束していた自転車初心者の人と葡萄坂に行ってきました。

彼は私の勧めによって自転車を購入したのですが、ロードバイクではなく街乗りに使うことを目的としてミニベロに乗っていました。そのため、山に行くというのは考えられないとまで言っていたのですが、なぜか葡萄坂に行ってみないかと誘いをかけたところOKと返してきたので、彼の気が変わらないうちにさっさと行ってしまおうということになったのです。

街の利用の自転車ですが、今は使っていないので余っていたドロップハンドルとコンポを持っていたのでそれをミニベロにつけています。これならばなんとか坂道を登ることもできるだろうという話をしていました。しかし、その後この自転車は更なる進化を遂げて泥除けとキャリアまで装備され、完全な街の利用となってしまっています。

はたして本当に葡萄坂を登ることができるのであろうかと私のほうが心配になってきたくらいです。

ちなみに彼が前日にアウグーリオによって「明日葡萄坂に連れて行かれる」と話したところ、住田さんは「あそこは自転車乗りがトレーニングを行うようなところだ。大丈夫か?」といった内容のことを言われたそうな。後で聞くと、彼はその時に楽しく走るという考えを改めたそうです。

葡萄坂チャレンジ

当日は朝の8時に集合し大和川のサイクリングロードを通って葡萄坂に向かい出発しました。正直なところ私はミニベロのスピードを把握していないので、まずはあびこ筋を彼に走ってもらうことにしました。

今日はあまり風はなかったのですが、彼は28㎞/hくらいで巡航していました。意外と速いのだなと感心してしまいました。もともとはスポーツマンなので後姿を見ていても重心がしっかりと固定されて、変に左右に動いたりせずに安定して走っています。これなら平地はあまり疲れずに距離を走れるのではないかと思いました。

途中で私が前を引き始めます。ここは体力を消耗しないためにも26~28㎞/hで走ります。後ろを走ると空気抵抗が減り、あたかも前の自転車に引っ張られているような感じになりパワーを使わずに走ることが可能です。ミニベロでも当然同じで、このくらいのスピードであれば何の苦も無くついてこれるとのこと。

ちなみに大和川に入ると少し向かい風が出てきました。このとき速いめに走ってもらうと35㎞/hくらいで走っていました。ミニベロでもかなり走れるということがわかります。

おおよそ40分くらいかけて大和川を走り続けると170号線に出てきます。ここを左折して少し行くと「大県南(おおがたみなみ)」という交差点があります。これが葡萄坂のスタート地点になりますので、一度ここで休憩することに。

山のふもとから今からここを登るというと初心者にはやはりハードルが高かったかもという思いが私の中でも芽生えます。しんどければ足をついてもいいので、車にだけは気を付けて安全運転で行こうと注意だけはきちんとしておきます。

しばしの休憩を終えていよいよ出発します。今回は同時に登り始めてそれぞれのペースでゴールの変電所をめざし、先につく私がゴールしたらすぐに引き返してそこからは一緒に上るということにしました。

私のほうも先月に更新した自己ベストタイム(14:58)を塗り替えるためマジに走ります。

しかし、ここまでミニベロのスピードに合わせて走っていたため、心拍数が130以上に一度もなっていませんでした。この状態でスタートすると最初の坂で心拍が160~170を超えると、胸が恐ろしいくらいにバクバクいっています。かなり気持ち悪い。やはりアップというのは必要なんだなと思いました。

アップ不足で気持ち悪くゆっくり走ろうかとも思ったのですが、サイコンのスピードを見ているといつもよりもいいくらいです。ここはあきらめずに登っていくことにしました。

しばらくすると気持ち悪さも治まってきて調子もよさそうなのでグイグイ登っていくと前にロードバイクで登っている人が見えました。この人をパスするとさらに前にもロードバイクが見えます。あまり前に人がいると、つい無理をして抜こうとしてしまうので自分のペースが乱れてしまうような気がします。はやる気持ちを抑えながら自分のペースを崩すことなく進んでいきます。

なんやかんやで3人ほどのロードバイクを抜いたころにはもう葡萄坂も終盤です。時間を見るとこれはタイムを更新できそうな感じがします。ここまで来るとしんどさマックスですが何とか力を振り絞ってゴールへと進んでいきました。

結果は14:45で自己記録更新です。これは最近のトレーニングに取り入れたメディオが効いてきているのでしょうか。次の目標である14:30切りも夢ではなさそうです。

さて、ゴールしたからと言ってゆっくりしていられません。来た道を引き返してミニベロに乗った友人を探しに下って行きました。

下手したらまだコースの半分くらいかも思いながら下っていると、思ったよりも登ってきておりすぐに見つかりました。合流すると後ろについて様子を見ます。かなりいっぱいいっぱいといった感じで、車体を左右に振りながら何とか全身の力を振り絞って登っているという感じです。

こういう時に一番気になるのは「あとどのくらいか」ということ。後ろから「あともう少しだ。がんばろう」と声をかけます。さらに「次に登りがあって最後に少し下りがあってそれでゴールだ」と細かく話しいるといつの間にやら変電所までたどり着いていました。

ミニベロでのタイムは23:02という初めて登ったにしてはなかなかのタイムです。しかも、足つきは一度もしていないとのこと。私が初めて登ったときには2回ほど足をついていたのと比べるとえらい違いです。さすがスポーツをしていただけのことはあります。

変電所で少し休憩。ふくらはぎが攣りそうだ~とかなりまいっている様子でした。やはりきつかったかなと思い、信貴山のどか村まで行くかどうか確認します。休憩で少し動けるようになったのか、行きますという元気な返事が返ってきたので、先にミニベロに先行してもらい私は後からついていくことにしました。

平坦路ではバランスよく走っていましたが、登りになると腕の力を使って体を左右に揺らして登っていきます。スピードは8㎞/hくらいでしたので、私はのどか村までアウター縛りで行くことにしました。50×15Tでシッティングでトルクをかけて登っていきます。

途中何人ものライダーに抜かれていきましたが、みなさんミニベロが頑張って登っている姿を見て「がんばれ~」と声をかけてくれました。どんなに辛くても「ありがとうございます」ときちんと返事を返していく姿に感動し、のどか村に着くとソフトクリームをプレゼントすることにしました。

一つ300円という金額のソフトクリームですが、疲れた体にはおいしく感じられたことでしょう。後はドリンクを飲みながら体を休めることにしました。

今日は登っているときに何人ものロードバイク乗りを見かけましたが、のどか村では我々を含めて12人以上のライダーが休憩していました。ここまでたくさんの人が来ているのは私も始めてみました。やはり梅雨中の晴れた日というのはロードバイク乗りにとって貴重だというのがわかります。

この後は来た道を下って帰る予定です。ここもミニベロに先に降りてもらい私が後からついていくことに。しかし、下っているときには私のほうまでハラハラする大変怖い下りになりました。

なんとミニベロでは車体を傾けるとズルッとこけてしまいそうになるらしく、下りのカーブが非常に不安定でした。しまいには右カーブでは曲がりきれずにまっすぐ突っ込みそうになったり、左カーブでは反対車線まではみ出てしまっています。ブレーキが効かないというので、下ハンを握ってしっかりブレーキを掛けながらゆっくりと降りるようにアドバイスをします。

下ハンのブレーキによって何とか安定性を取り戻したミニベロは、無事に大県南まで降りてくることができました。こっちの心臓にも悪かったです。やはりミニベロは下りに弱いのだなと思いました。

筋肉痛

さて、ここからはまた大和川のサイクリングロードを通って帰るのみです。すべて平坦路になるので問題ないだろうと思っていました。

しかし、ここで大きな問題が発生しました。それは葡萄坂を登った後遺症で彼が筋肉痛になってしまったのです。場所は太ももの前面である大腿四頭筋です。

この大腿四頭筋は膝を伸ばす働きがあり、自転車ではペダルを踏み込む際に働いています。これがぴくぴくとつってしまったのです。特に問題なのが信号待ちの時です。何とかゆっくり走ることはできても、信号待ちなどで足をつこうとするとき膝はまっすぐ伸ばさなければなりません。この膝を伸ばした時に大腿四頭筋が悲鳴を上げるのです。

そのため、信号待ちの時にはサドルから腰をおろしてトップチューブにあてるようにして膝を曲げた状態にしなければならないという非常にしんどい状態になってしまいました。その後、一度自転車から降りてストレッチを行うと少しマシになるようなのですが、ほんの少しでも上り坂やガタガタ道などがあり脚を使うと大腿四頭筋がいうことを聞かなくなるといった始末です。

このため、行きよりもゆっくりと20~25㎞/hで帰ることにしました。途中ママチャリが30㎞/h出して抜いて行ったときには「すごいやつがいるぞ」と二人で大笑いしながら帰りました。

長居公園近くまで着くと少し早いですがうどんを食べに行き、話をします。

本人いわくやはり今日のコースはトレーニングのようだったとのことです。ミニベロのフラットペダルで登る場合はペダルを踏み込むしかなく、しかもホイールも小さいので何度も何度も大腿四頭筋に力を込める必要があります。

これを本人の表現にすると「片脚ずつ交互にスクワットをしているようだ」ということです。確かにその通りでしょう。ほかにも腕の力を使ったため肩にも負担がかかって疲れてしまったとのこと。本当にお疲れ様でした。

私は彼には悪いですが、彼が走っている姿を見て以前の私自信を思い出して当時の気持ちを再確認できたのでよかったです。ロードバイクを始めたころは坂が苦手葡萄坂に行くだけで疲れていましたが、今では全く物足りないくらいになってしまいました。続けるとこれだけ体力がつくのだなといい勉強になりました。

坂はもうこりごりと言われてしまいましたが、ぜひまた軽い坂にでも上りにチャレンジしてほしいと思います。

走行ルート

  • 長居公園
  • 大和川サイクリングロード
  • 葡萄坂
  • のどか村
  • 大和川サイクリングロード
  • 長居公園

消費金額

のどか村 ソフトクリーム300円×2個
うどん屋 釜揚げうどん600円
総額 1200円

走行データ

走行距離 43.08
走行時間 2:11:33
平均速度 19.64
最高速度 52.36
平均ケイデンス 73
平均心拍 117
最高心拍 181
消費カロリー 807