水越峠でタイヤがバーストしてしまったロングライド

思いもよらないトラブル

前回からの続きです。

アウグーリオの走行会を途中で離脱し、参加メンバーの一人と一緒に水越峠を越えて金剛トンネルコースを走りに行くことになりました。

彼の名はFさん、Skyジャージに身を包み私と同じTIMEのRXRSに乗っていました。本人は「全然乗っていません」と言ってみましたが明らかに嘘だろうと思いました。たぶん私よりも遅いTIME乗りはそうそういないはずです。

出 発してしばらくは話をしながら進みます。いろいろ話を聞いていると普段は40km/hでローテをして走っているなどとさらっと行ってきました。これは明らか に私よりも速いのですが、ロードバイク歴を聞いてみると6年程度のようです。やはり私のように一人で走るのとは違い、速い人たちに交じって走ることが強く なる秘訣のようです。

そんなこんなで話しながら進んできたのですが、だんだんと斜度がきつ くなり私の方は相槌を打つのもきつくなってきます。そしてついにキルワニ坂の手前で遅れてしまい、この激坂を10秒遅れほどでヒーコラいいながら登ったこ ろには心拍数が200を超えてしました。この坂だけは本当にきついです。

ここから少し下っていて309号線へと合流し、そのまま登っていくと水越峠が見えてきました。水越峠は309号線からトンネル手前の側道に入ってさらに登ることになります。

しかし、ここでトラブルが発生しました。なんと側道に入って少し登ったところでパンっと大きな音がしたのです。最初は何か風船でも踏んでしまったのかと思ったらどんどん後輪の違和感が大きくなってきてパンクしていることに気がつきました。

F さんに止まってもらい後輪を取り外してチューブ交換をします。最近はシーラント入りのチューブを使っておりチューブ交換もたどたどしくやっていたため、時 間もかかってしまっていました。そして、いざ空気を入れようとして「しまった、タイヤの状態も確認しておかなければ」と気がつきます。

も う一度タイヤをよく見てみると事態は自分で思っている以上に深刻でした。タイヤに亀裂が走って大きく裂けているのです。もう一度自分の体やフレームもよく 見てみると、パンッという音とともにチューブから飛び出したシーラント剤が私の脚やフレームに飛び散っていることにも気がつきました。

タイヤが避けているとなるとチューブを交換しただけでは問題の解決になりません。再びパンクしてしまうからです。しかし、替えのタイヤなどは持っていませんし、タイヤの穴をふさぐようなものも手元にありませんでした。

仕方がなく、以前どこかのブログで見た「レシートで穴を覆う」という応急処置を施すことにしました。本来レシートは何枚も重ねてやるのがいいようですが、手元には一枚しかなくこれを放り込んでからチューブに空気を入れました。

こうなるともう水越峠を越えるどころの話ではなくなりました。相変わらずタイヤが裂けたままなので、ここで引き返すことになりました。せっかく一緒に走れるというのに残念です。

しかし、ここ2か月ほどでタイヤが裂けるのはこれで3回目です。悪いことというのは続くときは続いてしまうもののようです。ですが、今までは室内で裂けていたので、今回のように裂けたタイヤのまま走るというのは初めての経験となりました。

応急処置はしたものの、タイヤの裂けた部分は膨らんでしまっており、予断を許さない状態です。慎重に309号線を下り、27号線を通っていきました。後輪がボコボコしており、家まで持つのか、どの程度のスピードで走るのがいいのか分からず恐怖心が常に心にありました。

しかし、200号線との交差点を過ぎたあたりで後輪の違和感が強くなり、再びパンッと大きな音が鳴り響きます。またパンクしてしまいました。

も し一人だったらどうしようかと途方に暮れていたでしょう。しかし、Fさんがガムテープを貼るのがいいというのでちょうど交差点にコンビニがあったため布 テープを購入してタイヤにペタペタと貼り付けていきました。意味ないかもしれませんがついでにタイヤの表面にも貼っておこうとガムテープを貼り、再度 チューブを交換します。ちょうど先月に自転車旅行に行きサドルバッグにチューブ3本を入れていたのが助かりました。

しかし、問題はシーラント剤が飛び散った際にタイヤ内面にも大量についてしまい、ガムテープがしっかりとつきません。これで本当に20kmある家まで帰れるのかという不安があったためわざわざFさんがスマホで自転車屋を探してくれました。

と りあえずロードバイク用のタイヤが置いているような店が分からないためワールドサイクルに行けばあるのではないかとそちらに向かったのですが、確かここは 店舗ではなかったようなので、途中で停車し再び調べなおすともう少し近くにサイクルヒーローがあるようだったのでそちらに向かいました。

これ以上パンクしては困るので安全に安全に走って、何とかサイクルヒーローにたどり着きました。ロードバイク用のタイヤは置いてあるかどうか心配でしたがサイクルヒーローでも一部ロードバイクを取り扱っているようでタイヤもありました。

しかし、小銭しか持ってきていなかったためお金が足りず、今日会ったばかりのFさんにまでお金を借りて何とか一番安いタイヤを購入します。本当に助かりました。これからはタイヤを買えるくらいの金額は持ち歩くようにしようと思います。

バーストしてしまったタイヤ

タイヤ表面に貼ったガムテープは路面との摩擦で溶けてしまっていました。短距離でもこれだけの負担がタイヤにはかかっているようです。本日3回目のタイヤレバーを使っての作業は最初よりもかなり手馴れてササッとタイヤを交換して、これで何とか無事に帰れそうです。

ホッと一息ついて帰路についたのですが、ここからは別の意味で大変でした。Fさんが前を走って誘導してくれるのですがそのスピードはぐんぐんと上がっていきます。

石 川サイクルロードに入るとさらにスピードは増していき、当たり前のように40km/h巡航していきます。後ろにつくことすらできずに3mほど後方でこれ以 上離されてはなるものかと必死に追いかけていきました。もっとも追いついて後ろについたところで横風だったのであまりドラフティングの効果を得られなかっ たかもしれません。

ですが、やはり前に走っている人がいると置いていかれては困るのでこちらも頑張れるようです。いつもならばもっとゆっくりと走っているところですが、何とか置いていかれずについていくことができました。

あっ という間に大和川に入ると今度は完全に向かい風になります。結構な強風でした。しかし、そこでもFさんは35km/h以上で走り続けます。よくもこんなス ピードが出せるものだと感心しましたが、ここはありがたく後ろについていきました。それでも私にとっては結構しんどかったのですが。

途中コンビニ休憩をはさんで何とか無事にアウグーリオにまで到着したのでシーラント剤まみれになってしまっている私のロードバイクを預けてメンテナンスを頼むことにしました。

タイヤの件は住田さんに聞くと、レシートではなく名刺のような厚い紙だったら何とかなっただろうとのことです。ガムテープ自体は悪くはないですが持ち歩くには大きいのが欠点かもしれません。

今回急に裂けてしまった後輪のタイヤですが、これは3週間前に買ったばかりのATOMだったため、劣化ではなく何か鋭利なもので切ってしまったのではないかということです。本当にロードバイクというのは何が起こるかわからないなと思いました。

Fさんには大変な迷惑をかけてしまいましたが、ぜひまた走りに行こうと約束しておきました。本当に助かりました。

この日は距離が短かったのですが、神経をすり減らしてしまい思った以上に疲れてしまいました。無事に帰ってこられて本当によかったです。