金剛トンネルでの先行逃げ切りライド

金剛トンネルへ

6月最後の日曜日、梅雨だというのに晴れてくれたのでこの日も走りに行くことにしました。今回は大学生2人と一緒に走ることになっており、朝8時ごろに中百舌鳥駅に集合します。

2人のうちの片方(Bさん)とは今回が初対面です。初めましてとあいさつを交わして、話を聞いてみるとロードバイクは1年半前に購入していたもののそこまで距離を乗り込んではいないため初心者に近い状態だといいます。そこで、彼の走れるペースに合わせて走りに行くことになりました。

行き先は310号線を通って金剛トンネルまで行くことにします。先ほどの彼は豊中市から来ているということで金剛トンネルから奈良側に降りるとハードになりすぎるのでトンネルまで行って戻ろうかということになりさっそく出発します。

3人列車の3番目を走りましたが、今回は前に身長の高い人がいることになりかなり楽に走れました。ペースも30km/h程度でゆったりしています。しかし、310号線は道幅が狭い割に交通量が多いため後ろからくる車には神経を使いました。

河内長野手前のコンビニに一度立ち寄って早めの休憩を取ります。ここから金剛トンネルコースの観心寺まで行ってもう一度トイレ休憩をした後にスタートしようと話し合いました。

310号線は河内長野の駅を越えてから急に登りが始まります。今まで平坦路は一緒のペースで走ってきていましたが、ここでBさんが遅れ始めます。もともと陸上で長距離をやっていたというBさんは一定ペースで淡々と走るだけなら平気ですが登りはしんどいとのことです。私と似たようなタイプかもしれません。

もう一人のNさんは軽くペダルを漕いでいるように見えるのですが、あっという間に距離が離れていってしまいました。Bさんに先に行ってくれと言われたので、追いかけはしたものの信号に引っかかり、完全に見えなくなってしまいました。

その後、道を知らないBさんが迷わないように待っていたNさんと合流し待つ間にいろいろと話をしていました。しばらく待っているとBさんが追い付いてきたので、もう少し進んで観心寺に到着。予定通りトイレタイムとします。

結構長めの休憩になり、ちょうど開催されたツール・ド・フランスの話などで盛り上がっていました。するとほかにも続々とロードバイク乗りたちが登ってきては金剛トンネルを目指して駆け上がっていきます。本当にロードバイク乗りが多くなったなと思いました。

さて、休憩を終えていよいよ登りはじめます。スタートしてからはBさんに合わせてゆっくりと走っていました。するとNさんからこんな一言が。

「Bさんが迷わないように案内するので先に行ってください。途中から追いかけるので絶対に抜かれないように」と。

登坂能力は明らかにNさんのほうが私よりも上なので、いかにBさんを案内してゆっくり走っている間に距離を開けておくかが勝負の分かれ目となります。

金剛トンネルまでのコースは途中までは緩斜面が続いてラストが勾配の上がる区間があるのですが、いつもなら緩斜面区間はゆったり走ってラストに向けて体力温存をしていました。今回はそれをしていると間違いなく追いつかれてしまうため、序盤から頑張って走る必要がありました。

平坦・緩斜面ではなるべく30km/h以上を保つようにして進んでいきます。部分部分で勾配の上がるところもあるのですが、なるべくアウターでスピードを落とさず登っていきました。しんどい中ゼーゼーいいながら走っているのですが、いつ後ろから追いついてくるかわからないためペースを緩めるわけにもいきません。体力的にもしんどいですが逃げ続けるというのは精神的にも苦しいものなんだなと思いました。

ラストの勾配の上がる区間の手前あたりまで来ると明らかに疲れが出てきてスピードも27km/h程度しか出ていませんでした。ここまでくればもう大丈夫なんじゃないかと思うものの、やはりここで遅れると追いつかれてしまうであろうことは明白ですので頑張って登ることにします。

いつもならば12km/h程度で登るのですが、今日に限っては15km/hで登っていきました。何度かペースが落ちそうなところがあったのですが、ちょうどそのたびに前方にロードバイクに乗る後姿が見えたのでその人たちに追いつき、追い越すようにしてペースを維持して走り続けます。しかし、何度も来たことのある道ですが、毎回「ゴールはまだか。次のコーナーを曲がったらトンネルが見えてくるのではないか」と考えてしまいます。

最後のほうはタレぎみになりながらもなんとか金剛トンネルにゴールしました。無事に逃げ切ることができました。トンネルまで来たら水を一口飲んですぐに引き返して下っていきます。すると少し下って行っただけでNさんが登ってくるところに出くわしました。本当にすぐのところまで来ていたのだなとひやっとしてしまいました。

Nさんも登り終えてから下ってきて合流し、一緒にBさんのところまで下りていきました。ちょうど斜度が上がるラストの区間に差し掛かったところでBさんを発見します。今度は3人一緒に上ることにしました。

スピードはBさんが登るペースの7~8km/hに合わせて走ります。このペースならば楽に登れるので一生懸命走っているBさんの後ろでNさんと話をしながら登っていきました。コンポは替えないのか、電動アルテはどうなのか、ローラー台でどういうトレーニングしているのかなどペチャクチャとおしゃべりしていました。

しかし、後で今年の2月にかいた記事を見返してみるとこの時は8km/hでこの道を登っていて吐きそうだったと書かれていました。すっかりと忘れていましたが、わずか4か月前はこんなに体力が落ちていたんだなと気づきます。まだまだ遅いですが、4か月前の倍のスピードで登れていたのであれば悪くはないのかなと思いました。

さて、最後までBさんについてゆっくり登るのかと思っていたら最後のトンネル手前のカーブあたりでラストにスプリント勝負しようといわれて結果は完敗。最近は体力を戻すためにメディオをしてきていましたが、そろそろソリアやインターバルなどもやっていこうと心に決めました。

金剛トンネルに上ったSCOTT

金剛トンネル前でまた休憩します。すると続々とロードバイク乗りが登ってきていました。途中5名くらいの男性が登ってきて同じように休憩していましたが、その時の一言の中に「昨日走りに行って家に帰ったら自分の誕生日だってことに気がついたよ。もう65歳だってさ」とありました。それを聞いていくつになっても自転車は楽しめるんだなと思いました。私もそんな年の取り方をしてみたいものです。

たっぷりと休憩してから下り始めます。登りでは負けましたが、下りではお腹についた脂肪の重さを利用して一番に下っていきました。ここからまた310号線を通って中百舌鳥まで帰っていきました。

最後は中百舌鳥にあるKCSというサイクルショップに立ち寄ります。始めていきましたが雰囲気のいいお店でした。ブレーキがおかしいというBさんの自転車を直してもらい、店内でロードバイクを見たりカタログを見たりしてのんびり過ごします。相変わらず走る時間と話をしている時間が同じくらいなんじゃないかという気がしますが、楽しい休日が過ごせました。