初めての落車!!高野山の悲劇

7月15日:高野山に向かう

この日はそれまで続いていた梅雨の雨が上がり、久々に走りに行くことができる人なりました。そこで遠くまで行ってみようと考えて高野山を目指すことにしました。

ここ一か月ほどは何かとトラブル続きで気が滅入っていたのでいい気分転換になればいいなと考えたのです。しかし調子の悪い時には何をしてもトラブルを招くもので、この日も散々な目に合ってしまいました。

まずは朝7時半に目が覚め、出発は8時半になりました。ここから長居公園を出発し中百舌鳥まで西に向かって進んでいきます。風は西からの風でなかなかスピードが上がりません。中百舌鳥からは310号線に入って今度は東に進んでいくのですが、ここも向かい風になってしまい、脚を使ってしまいます。

おおよそ1時間ほど走ると河内長野の到着しました。ここから高野山に向かいうには2つのルートがあります。1つは371号線で紀見峠に行くルート、もう一つは370号線を走って金剛トンネルを目指す方法です。距離的には断然紀見峠から言ったほうがいいのですがこちらは交通量が多いという問題もあります。そこで今回は金剛トンネルのある310号線を行くことにしました。

310号線は遠回りになるだけでなく登りが続く道です。ここに来るまでに向かい風で疲れていたのと、前日までの疲れが思った以上に取れないため心拍数をあまりあげないようにペースを落としながら進むことにしました。おおよそ35分くらい上り続けてようやく金剛トンネルに到着。もう帰ってもいいんじゃないかと思うくらいの疲労感です。

ですがまだ時間はたっぷりあるのでやはり高野山を目指して進んでいきます。金剛トンネルから降りていくと途中から土砂崩れで道を迂回する必要もありました。そんなに雨が降ったのかなと思いながら、これから行く高野山は大丈夫だろうかと心配します。

310号線をひたすら下っていくと奈良に降りてきます。ここで24号線と当たるの右折して西に進んでいくことになります。当然ここでも向かい風になり、24号線のアップダウンではゆっくりしか登れませんでした。

24号線をしばらく進むと橋本市に入り、もう少し先に行くと橋本大橋という橋があるのでここを左折します。ここからはいつもなら九度山まで行って370号線を登るところなのですがここに行くまでにひたすら向かい風の中を走る気力がなかったため、371号線を登っていくことにしました。

371号線は一度下ったことはありますが登ったことはありません。確かずっと登りが続くわけではなく下りになる区間もあったように思います。向かい風の中をひたすら走って九度山からずっと登り続けるよりはいいだろうという判断だったのですが、後になって考えると行かなきゃよかったと思ってしまう結果となってしまいました。

371号線にて

さて初めて登る371号線ですが道が一車線でここで合っているのか少し不安になりながら登り始めました。まず最初の線路を越えた時点で坂が急になってこの時点でしんどかったです。ここからしばらく急な坂を上り続けていきました。割とロードバイクに乗って登っている人もいるようですが、意外と車もよく通っていました。細い道なので結構危険かもしれません。

3人ほどのロードバイク乗りを抜いたあたりでまず最初の登り区間を終えて下りが始まりました。この辺りは道幅が狭く両側に気が当て光が当たりづらい場所もあったので、サングラスはとってヘルメットにつけておきました。たまにサングラスによって視界が悪くな下りで危険な目に合う人がいると聞いていたからです。

どのくらい下ったのかはわかりませんが、しばらく進んでいくと道も荒れているところが目立ち始めます。そんな時一台の軽トラとすれ違いました。

この軽トラとすれ違った後に私は落車してしまったのです。軽トラとすれ違う際に左側に寄っていたと思うのですが、軽トラが行った後は少し中央を走ろうとしたのではないかと思います。その時は下の路面をよく見ていませんでした。次の瞬間、ハンドルが何かにとられてしまって私の体は左斜め前方に飛び出していたのです。車体よりも前に体があったことははっきりとわかりました。

地面には石と葉が散らばっているようなところでそこに向かって落ちて行ったのですが、無意識に手が出ていたようです。正確には腕を曲げて頭をガードするようにしたのでしょう。結果私は見事に左肘と左膝を落ちていた石でえぐるような怪我をしてしまいました。

とりあえずパット視線を上げると前からは車は来ていませんでした。後ろを見ると先ほどすれ違った軽トラがカーブを曲がって見えなくなりそうなところで止まり、バックして私のところまで戻ってきてくれました。

何とか起き上がってまずは軽トラから降りてきた70歳前後のおじさんの「大丈夫か?」という声に返事をします。この人に指摘されて私は初めて自分の左膝にけががあることに気が付きました。おじさんが軽トラに乗っていた奥さんにティッシュがあるかと聞いてくれ、私にティッシュを渡してくれている間にようやく左肘の傷にも気が付きました。今年かったアームカバーはボロボロになっていました。

おじさんがくれたティッシュを使って傷口を拭いていると今度はウェットティッシュや絆創膏までもらってしまいました。ほんとにありがとうございました、助かりました。

体は何とか動きそうです。おじさんに「大丈夫です」と答えてから、さてどうしようと考えます。この371号線は本当に山の中なので携帯電話は圏外になっており電話ができません。また、結構下ってきたのでもう一度医幕田下りの道を逆に上って帰るのはしんどそうだなと思いました。そこでおじさんがこの先3kmくらい先にいこいの湯という施設があることを教えてくれました。とりあえずはそこを目指して行ってみることにします。

おじさんお礼を言ってから先に向かいます。しかし、ここでようやく自転車にも異変があることに気が付きました。まずは左のブラケットが大きく内側に角度が変わってしまっています。さらに後輪がおかしい。うまく回りません。

自転車から降りてみて後輪を触ってみるとブレーキが当たっているようできちんと回らないようなので、クイックレバーを緩め角度を調節してしめなおします。何度かやるととりあえず回るようにはなりました。

アーレンキも持っていましたが、ブラケット部分をどうやって戻せばいいのかわからないため、とりあえず走ることはできるのでそのまま走り始めます。しかし、走っていると後輪やらどこかしらから変な音が聞こえているので正常な状態ではないのはわかりました。何とかふらふらになりながらもいこいの湯に到着しました。

親の愛に感謝

いこいの湯に来るまでに考えていたのは今後走れるかどうかということ。しかし、このような落車は初めてであり、また車体にも異常があります。後で走っていて気が付いたのですが、左大腿外側も擦り傷と打ち身で力が入りにくく登りがつらいです。さらに問題なのがブレーキ周りが不安定なせいで下りを走るのが怖いということ。

いこいの湯について携帯電話を見てみるとなんと電波が3本あり、通話できる状態でした。走ろうと思えば走れますが万全を期して助けを呼ぶことにします。まず真っ先に電話したのが親です。うまい具合にすぐに電話に出てくれ状況を話すと迎えに来てくれると言ってくれました。感謝です。車で来ても2~3時間はかかるので、車で気やすい高野山で待っている伝えました。

電話を切ると私も移動を開始します。このいこいの湯はまだ高野山ではないため、迎えを待つためにも私も移動する必要があるのです。はっきりとはわかりませんが、ここから高野山までは7~8kmほどのはずです。

ここを登り始めてしばらくすると私はある異変に気が付きました。それはサイコンの異変です。最初は何も考えず、きちんと動いているのでサイコンは問題ないと思っていたのですが、いつまでたっても高野山までつかないのです。なぜこんなに遠くに感じるのだろうと思ってサイコンをよく見てみると、スピードの表示がおかしい。

明らかに上り坂をゆっくりと登っているはずなのに、なぜかスピードは20km/h前後で推移しているのです。さらによく見ていると、ケイデンスから考えて本来の2倍の速度を表示しているのだと気が付きました。判断能力のなかったせいで時速を見て走っていてまだつかないと思っていたのですが、実際にはその半分のスピードで走っているのでつくわけがなかったのです。

設定がおかしくなったりしたのかを見てみましたが変わっていませんでした。何が原因で速度2倍表示になっているのかわからないので、ここは放置して登っていきます。

全身傷だらけでも自転車に乗って登るのは我ながらバカじゃなかろうかとも思いましたが、アドレナリンが分泌されているのかスピードはゆっくりですがテンションは高めで上ることができてまだよかったと思いました。

1時間かけてようやくトンネルが見えてきました。このトンネルを越えればすぐに高野山に入ることになるのでとりあえず記念の一枚をパシャリ。

高野山ではわかりやすい目印として大門で待つと伝えて、トイレに駆け込み傷口を洗い流します。膝の傷はボトルに水を入れてトイレの外で洗い流しました。ちょっとあ治るのに時間がかかりそうな傷でした。しかし、骨折などはなく全く動けないというわけではないのでまだよかったのだろうと思います。

ツール・ド・フランスなどを見ていると落車しても走る続ける選手が映っていますがこれは本当に大変なことなんだなと思いました。私にはとても無理です。

大門で2時間ほど待つと両親がそれって車で来てくれました。父などはこれから夜勤の仕事があるのに、仮眠もとらず飯も食わずで車を運転してきてくれたそうで本当にありがたかったです。申し訳ない。

この日は車で実家に帰り休養。翌日私の家まで車で送ってもらい、そのままアウグーリオに直行しました。落車したことを伝えて自転車を預け、後で見に行くとチェックしてくれました。買ったばかりのカーボンフレームがどうにかなっていないか、ホイールが使い物になっていないかと心配になりましたが、幸いなことに大きな故障はなかったようです。

ブラケットはすぐに角度を直して、後輪はブレーキ部分が斜めになっていたのを直すことですぐに乗れる状態になりました。

このことからも、もう少し自分でメンテナンスをできるようになっておかなければ、いざという時に帰ってこられなくなってしまうなと痛感しました。

今回は多くの人に助けられて何とか無事に帰ってくることができたので感謝です。ロードバイクに乗ることは危険もあるのだともう一度認識して、気を引き締めて乗らなければいけないなと反省しました。これでやめたりせずにもっと安全に楽しく遊べるようになりたいと思いました。

走行ルート

  • 長居公園
  • あびこ筋
  • 310号線
  • 河内長野
  • 310号線(金剛トンネル)
  • 24号線
  • 371号線(落車)
  • 高野山
  • リタイア

消費金額

371号線 ミルクティー120円・水120円
高野山 ミルクティー120円・水130円
総額 490円

走行データ

走行距離 89.37
走行時間 4:16:10
平均速度 20.92
最高速度 59.34
平均ケイデンス 79
平均心拍 138
最高心拍 170
消費カロリー 2366