中秋の名月を見ながらの葡萄坂ナイトライド

真夜中ライド

日中に何気なくtwitterを眺めていると「中秋の名月」というキーワードが目に留まりました。すっかりと忘れていましたがこの日は十五夜だったようで、きれいな満月が空に登るようです。

と言っても普段は月見をすることも、団子を食べることもないので完全にスルーなのですが、ふと「満月を見ながらロードバイクに乗ろう」と思ってしまいました。そこで、急きょ仕事が終わってからロードバイクで走りに行くことにしました。

行き先はどこでもいいのですが、どうせなら周りの光が少ないところのほうが風情があるだろうと考えます。しかし、大阪市内ではどこも明かりがつきっぱなしになっているため、山に行くしかありません。自動的に練習コースである葡萄坂に行くことになりました。

まずは平坦路を40km/hで走りながら葡萄坂を目指します。走っている時には月を見上げていては危険ですので、信号で止まっている間は月を見ると自分ルールを決めて走っていきました。どうでもいいですが、満月を見ていて子供の時からいつも月の模様がどうやったらウサギやカニに見えるのだろうかと不思議に思ってしまいます。想像力が貧困なのでしょう。

そんなことを考えていると大和川のそばでは1cm以上はあるであろう虫が鼻の下に衝突してきたりしました。何とも言えない毛の感触が気持ち悪く思わず両手をハンドルから離してしまいそうになりました。やはり夜に外を走るのはいろいろな意味で危険だなと感じてしまいます。

30分ほどかかって葡萄坂のスタート地点である大県南交差点に到着します。少し息を整えてからスタートしていきました。

葡萄坂はいつもは全力でゴール地点の変電所まで行くのですが、今回はなるべく抑えて走ってみようと考えていました。目安としてはメディオペースの心拍数155~162程度です。いつもメディオはローラー台か堺浜の平坦だけでしかできないので、葡萄坂の斜面を利用できないかと前から考えていたのです。

スタートした時点ではゆっくりとリラックスして登ることができていたのですが、それもすぐに終了してしまいました。最初の急カーブであるお墓前のコーナーでは勾配が10%以上になるのですが、そこで早くも心拍数は160を超えてしまい、その後の登りで常に165前後をうろちょろすることになってしまいます。

結局3分の1ほど登ったところまで来たときには心拍数は170にまで上がってしまっていました。もはやメディオではなくソリアの領域近くになってしまっています。

ですが、その後の勾配が緩んだところではスッと心拍数も落ちてくれて157くらいにまで下がりました。普段全開で走っている時には多少勾配が緩んでもきつさは変わりませんがこのくらいまで抑えて走っているとかなり体が楽なことが分かりました。

それからも勾配がきつくなったりゆるくなったりを繰り返して高度を上げていきます。どうも今の私の体では10%近くまで勾配がついてしまうとどうしても心拍数が上がってしまうようです。葡萄坂でメディオ走は難しそうだと感じました。

ラストの登りでは少しもがいてみますが相変わらず弱い。登りでのダッシュももうちょっと繰り返し練習しないと話にならないなと思いながらゴールします。タイムは16:45でした。前回は15分フラットだったのでかなり遅く感じます。しかし、その時は平均心拍が180で今回は164となっており、ゴールしたときの体感的なつらさは全く違っていました。今回はゴールしてもすぐに息が整い、汗も滴り落ちてくるようなこともなくサイクルジャージがじんわりと濡れている程度でした。改めて抑えて走ると葡萄坂でも余裕が残るのだなということが分かりました。

変電所で引き返して下っていきます。やはり明るいライトをつけてはいても夜の峠の下りは危険すぎて練習にもなりません。恐る恐る下っていきました。途中で満月の写真などを取ってみましたがスマホのカメラでは夜景は無理そうです。

葡萄坂から見る中秋の名月

帰りの平坦路では軽い向かい風の中をいろいろとエアロフォームを試しながら走って終了。中秋の名月を理由に走りに行ってみましたが、やはりローラー台や堺浜のような周回コースと違い、信号の多さや下りなどで練習効率は悪そうです。また、満月を見ながら走りはしたものの「月が丸いな」とは思うもののきれいだとか美しいと感じる感性が私にはなさそうです。自転車に乗るよりそっちを磨いていった方がいいのではないかと思ってしまいました。