金剛山ロープウェイでの悶絶筋肉痛ライド

過去最高の苦しみ

10月27日日曜日、この日走りに行こうとお誘いを受けていました。なのでその前日の土曜日にはローラー台はやめておこうかなと考えます。しかし、特に予定もなく時間があったのでボクシングジムに行って軽く汗を流すことにしました。

しかし、このボクシングでの練習がハードすぎました。いつもの倍以上の練習をすることになってしまい、その日の夜は脚が筋肉痛で眠ることすらできない状態に。その時からまともにロードバイクには乗れないかもしれないなとある程度は覚悟をしていました。

そして迎えた日曜日。朝の6時に集合というえらい早い時間帯だったのですが、なんと目覚まし時計のアラームに気がつかず時間ぎりぎりに起きてしまいます。あわてて準備して3分で家を飛び出し何とか間に合いました。食事はしている時間が無かったため背中のポケットにスティックパン8本入りの袋を詰めて走りながら食べていくことにします。

この日は3人で走ることになっていたのですが、1人は途中で合流するとのこと。まだ暗い中を2人でスタートしていきました。予想よりも寒く7分袖のインナーの上に半袖ジャージと夏用のレーパンで大丈夫だろうかと不安になります。

とりあえず走り出したものの体に当たる風が寒い。最初はゆっくり行きましょうということで30km/h出さないペースで淡々と進んでいきます。しかし、一向に体が温もってこない。一緒に走っているMさんのほうは二日酔いでしんどいと言いながら2人して体を震わせながら途中で合流するUさんを探します。

Uさんとは大和川で無事に合流。唯一彼だけは前日の10時には就寝して体調を整えてきたそうです。ロードバイク乗りの鏡ですね。ちなみにMさんは平地の速いスピードマン、Uさんは山に強いクライマーでロード歴は私のほうが長いですが話を聞く限りそれぞれの分野で私はついていけそうもないレベルです。

3人になってまずはグリーンロードを目指します。私は3番手を走っていたのですが前に2人の風よけがいて、かつ30km/h程度のスピードしか出ていないにも関わらず心拍数が高めになっています。そのくせ体は温もってこないという状態でした。不安が増してきます。

ずっと3番手を走り続けグリーンロードに到着します。ここで「お先にどうぞ」と言われたので先行して走ることにしました。とにかく少しでも体を温めようとアップダウンを駆け上がっていきます。このコースは3回目くらいだという2人に対してコースを熟知しているというアドバンテージを利用して距離を離していきました。後から考えるとこれが失敗だったような気もします。

太子町でフィブラ2と

太子町道の駅にまで到着するまでには何度か心拍数が180以上に上がっていて、本来ならばこれでウォームアップ完了のはずでした。ですが、この時点でもほんのりとインナーの下に汗をかいたくらいで全然温もりません。というのもちょっとした下り区間だけでも寒くて体温を奪われてしまうからです。どうやらUさんも本調子ではなかったようで3人とも「ゆっくり行こう」と確認し合ってさらにグリーンロードを進んでいきました。

グリーンロードを通って展望台まで行きます。坂は嫌いだと公言しているMさんですがこの日は27Tを付けてきたようで「こんなに楽なものなのか」と驚いていました。それならもっといい坂があるよということでグリーンロードから水越峠まで上河内を抜ける激坂コースへと案内することに。ここには短いですが恐ろしい斜度の坂が待ち受けています。

河南町で左折して上河内の集落内に入っていきます。最後がきついから序盤はゆっくり脚をためていった方がいいかもとアドバイスを出して登っていきます。だんだんと斜度が上がっていき私、Uさん、Mさんの順になります。

そして肝心の激坂に突入したのですが、私は少し登り始めたところで前輪が2回ほど浮いてしまいました。そしてあっさりと足をついてしまいます。何とも情けない。登り切ってやろうという気力がありませんでした。

少し距離を開けて登り始めていたUさんのほうは私の足つきを見たからか同じように足をついてしまいます。そして一言「これは坂じゃない、壁だ」と言っていました。

ラストに突っ込んできたMさんですが、同じように足をつくかなと思ったのですがなんとダンシングでクリアしてしまいます。さすがパワーがあるためこのくらいの坂は登りきってしまえるようです。素晴らしい。

ここから下って309号線に合流し、これを登って水越峠を目指します。途中SAKATANIの人たちが集団になって下ってきていました。朝練なのでしょう。すごい人数がいているのだなと感心しながら登っていきます。

クライマーのUさんが軽やかに登っていく後ろで私はゼーゼーいいながらついていきます。途中で側道に入りあともうちょっとというところなのですが、ここで体に異変を感じます。だんだんと脚が回らなくなり、右のふくらはぎがピキピキと突っ張ってきました。前日の夜に攣っていた場所でもありこれはまずいかなと思いながらなんとか登っていきます。

しばらく登ってゴール地点が見えてきたので何とか前を走るUさんをかわして先着できないかなと考えたのですがかなり脚がパンパンになってしまっていました。仕方がないので一定ペースで登り切ったのですが、ストレッチして筋肉を伸ばすと痛い感じがします。この時はまあふくらはぎはそんなに自転車では使わないので大丈夫だろうくらいに考えていました。

さて、Mさんが到着して少しだけ休憩し、ここからは来た道を下って途中にあるグリーンロードを経由して金剛山ロープウェイを目指すことにします。時刻は8時15分、まだまだ寒い中を下り始めます。

ウインドブレーカーすら持ってきていなかった私は歯をガチガチと鳴らしながら寒い中をダウンヒルしていきました。なぜそんな薄着で来たのかと後悔しましたが、つい3週間前にこの辺りに来た時は日焼けをして苦しんだくらい暖かかったのです(走った時間帯が違うのもありますが)。同じ10月なのでインナーを着ていけば大丈夫だろうと判断したのですが大失敗でした。

そして、ここからが問題です。309号線からグリーンロードに入って再びアップダウンを走るのですが、ここの登りでどんどん脚が重くなり、太もも部分の大腿四頭筋に痛みが出てきました。これはまずいぞということで事情を話して金剛山ロープウェイへの登りが始まる手前の自販機前にて休憩をとらせてもらうことにします。暖かいミルクティーを買って体を温めようとします。

グリーンロードでのメリダとカレラ

おしゃべりをしながら結構長い時間を休憩したのではないでしょうか。そろそろ大丈夫だろうかとスタートします。ここからロープウェイまでは7kmほどのダラダラとした緩斜面が続いています。

休憩直後は何とか体が動いてくれていました。2人の後ろにつきながらなんとか同じペースを維持します。しかし、前では「27Tはいいね。ゆっくりだけど疲れずに登れるよ」と話している後ろで同じスピードで走っている私は限界を迎えつつありました。

余裕を持って走っているUさん、自分のペースで一定速度を保って登るMさん、この2人についていけなくなった私はまだ4km以上あるところで「千切れる~」と叫んでスピードダウンしていきました。どんどんペースが落ち10km/hを維持できるかどうか怪しくなってきます。少し進むと待っていてくれた2人に「先に行っていてください」と言い、限界突破した足を引きずるように登っていくことになりました。

あっという間に2人の姿が見えなくなるとまた更にペースが落ちていきます。緩斜面なのに7km/h台まで落ちていき、途中にある平坦区間でも10km/hちょいしか出ません。ここまでの走行距離は40km少しくらいです。貧弱すぎるなと嘆きながらなんとか少しでも前に進もうとします。しかし、平坦区間が終わりまた緩斜面になると、なんと驚きの5km/h台にまでスピードが落ちてしまいました。

ここまで遅くなったのは初めてです。この時は両方の腓腹筋と大腿四頭筋が攣っていて痛みがきつい。そのため、ダンシングは一切できなくなってしまっていました。頼みの綱はハムストリングスです。ここが攣ったら身動きが取れない状態になってしまうので「頑張れ!私のハムスト頑張ってくれ」と祈るように登っていきます。

元気なときの3分の1くらいのペースで登っているためもう頂上までたどり着かないのではないかと思うくらい長かったです。頭の中が真っ白になりながら、何も考えず脚を動かしているといつの間にか2人の待つベンチにまで来ていました。周りを見る余裕すらなく「あれ、着いたのか」という感じでした。

ここまで登ってきたにも関わらず全身が鳥肌になっています。前日のボクシングとこの日の寒さの両方が悪かったのでしょう。ここでは温かいミルクティーを2本買ってストレッチしながら休憩しました。

さてさて、こんなひどい有様ですがここから家にまで帰る必要があります。不安しかない状態でしたが、見かねたMさんが持っていたウインドブレーカーを使ってくれと手渡してくれました。ありがたく受け取り着用すると暖かい。金剛山からの長い下りもこのウインドブレーカーのおかげで何とか耐えることができました。

頂上ではトイレが無かったので下まで下って道の駅かなんまで行き、そこでも休憩することにしました。結構標高は下がり、時間も10時半近くになっていましたがそれでもまだ肌寒さがあります。団子とコーヒーを買いベンチでのんびりしていました。どうでもいいですが、この道の駅は今まで見たことが無いくらい人が来ていました。新米を売っていたりしていたのでこの季節はお客さんが多くなるのでしょうか。駐車場に入れない車がズラズラと並んでいました。

さあ、後は石川サイクルロードに入って平坦を走るだけです。もう大丈夫だろうとスタートしたのはよかったのですが、なんとスタート直後の309号線でほんのちょっと斜度がある道で今度は左脚の内転筋に激痛が走りました。声にならない叫びをあげて失速。平坦路に入ってもここの痛みが取れず、人の後ろで35km/h出しただけでもついていけなくなってしまいます。まさかこんなことになるとは。

ゆっくりと走ってもらい30km/h程度までなら何とか痛みが出ずに走れることに気がつきます。しかし、ちょっとでも地面に斜度がついただけで激痛、ダンシングというか立ち上がっても痛みが出て悶絶しながら走ります。もうついていけないかもと思ったところでほかのロードバイクで前が詰まりスピードが27km/hまで落ちて何とか命拾いしました。

石川を過ぎて大和川に入り、しばらく行って途中でUさんとお別れになりました。わざわざ誘ってくれたのにご迷惑をおかけしてしまい申し訳なかったです。握手を交わし別れを告げて残った2人も帰路につきます。

しかし、しばらくするとまた問題が発生します。またもやなんということもない1%程度の斜度がついたところで今度は右脚の内転筋が攣ってしまいます。これは強烈でした。攣った状態が解消されず、少しでも膝を曲げると痛みが出るので右脚を真っ直ぐに伸ばしたままになってしまいます。つまりペダリングで回すことができなくなってしまいました。あとちょっとで車道から自転車道に変わるので右脚を伸ばしたままペダルを8分の1回しては元に戻してと繰り返してよろよろと前進していきました。

何とか自転車道にたどり着いたときには脚も曲げられるようになっていたので、あとはもう25km/hでないくらいで走ることにしてもらいました。これならばなんとか痛みが出ないようです。

この日出た筋肉痛はすべて昨日のボクシング後に攣ったところでした。ライドに行く前日にはボクシングは控えておいたほうがいいのかもしれません。というか昨日は練習が激しすぎたのが問題でした。エンジョイコースで通っているのにリングの上でプロ選手のジャブをボディーに食らって呼吸できなくなる状態になるのは絶対に間違っている。

なんとかヨボヨボになりながら家にまで到着して終了。たった90km走るのに休憩を入れて6時間もかかってしまいました。ロードバイクを初めてから走った中で自己ベストと言えるくらいしんどい悶絶ライドになってしまいました。もう少し体調管理と服装選びには気を付けなければいけないなと反省しました。