トラブルだらけの金剛山ロープウェイライド

走行会

11月17日、アウグーリオの走行会がありました。すっかりと忘れていて直前になって気がついたので行くかどうかは悩んだのですが、今月は全くロードバイクに乗れていなかったこともあり、少しは乗ろうと参加することにします。

8時半ごろに店の前に集まります。走行会へは何度か参加したこともあり、見知った人もいることからかなりリラックスして出発を待ちます。本当は45分にスタートの予定でしたが、なんやかんやとしているうちに時間がたち9時ごろに出発することになりました。

人数は店主を入れて8人で途中合流も何人かいるといいます。私は先頭を走る店主の住田さんの後ろについて2番手で進んでいきました。

この日のコースは大和川と石川の自転車道を通って河内長野まで行き、そこから310号線を登って途中で曲がって金剛山ロープウェイにまで行こうというものです。今までの走行会の中では最も距離が長いのではないかと思いました。まずは大和川へと向かいます。

なぜかこの走行会では大和川の自転車道まで信号の多い道を進みます。この日は特にタイミングが悪く次々と信号に引っかかりながら進むことになりました。しかし、ここで自分のミスに気がつきます。それはウェアについてです。

寒さがきつくなりだしたくらいから乗る頻度が減っており、なんと11月に入ってからはこれが初めてです。そこで心配なのは体力面よりも耐寒面でした。どのくらいの服で行けば寒くなく暑すぎないかというのが全く分かっていませんでした。そこでこの日チョイスしたのは寒さを防ぐために冬用ジャケットです。さらにこのジャケットの下には半袖ジャージを着ており、さらにその下にもヒートテックのインナーを着こんでいったのです。

これが失敗ですでにスタートしてすぐに太陽の光に当たって体温が上昇します。そしてじんわりと汗までかいてきてしまいました。平地をゆっくりと走っているだけなのにすでにウェアのチャックを開けることになりました。これでは山を登ったらどれだけ暑いのだろうと考えてしまいます。冬で問題になるのは汗をかいた後の下りで一気に体温を奪われて動けなくなってしまうことです。心配だなと思いつつも分厚い生地のジャケットのためウインドブレーカーのように脱いでポケットに入れることもできず、そのまま走り続けることになりました。

さて、ようやく大和川にやってきてここからは川沿いに走ります。この辺りで1人が合流してくるということでした。出発が遅かったためその人はすでに先に行ってしまっていると思っていたようで存在しない集団を追いかけていっていたようです。電話で遅れていることを伝えて待っていてもらいました。のちに無事合流します。

いつの間にか大和川の自転車道そばの草が刈り取られており、ひろびろとした解放感のもと28km/h位で進みます。どうでもいいですが、前を走っている住田さんは乗車姿勢が低いため後ろについていても風がもろに当たってしましました。この程度のスピードならば風の影響は大したことはないですが、せっかくなので下ハンを握って姿勢を低くしてどうやったら風を受けないかを試しながら走っていました。

しばらく進んでさあ、もうすぐ石川サイクルロードだというときになって住田さんの携帯が鳴り、信号待ちついでに少し停まりました。その時後ろを振り返るとようやく異変に気がつきました。人数が減っているのです。

住田さんに電話をかけてきたのは一緒に走っていたメンバーであり、後で事情を聴くと途中合流して最後尾を走っていた人が自転車道にいた歩行者と接触事故を起こしてしまったのだそうです。すでに警察や救急車などは呼んだのだそうですが、念のためにも住田さんは引き返して一緒についていることになりました。

というわけでここで走行会から主催者がリタイアという形になってしまいました。残されたメンバーは私を含めて6名。どうしようかと話して別ルートで距離の短いところにでも行こうかとも思ったのですが、もう1人富田林で合流待ちをしている人がいるということだったので、当初の予定通り310号線経由での金剛山ロープウェイを目指すことにしました。

「絶対に事故を起こさないようにゆっくりと安全に行こう」と声を掛け合って私が先頭で出発します。ゆっくりと安全最優先で基本ペースは28km/hとして30km/hを越えないように走り続けます。ですが、集団走行も先頭走行も慣れていないため、たびたび後ろを振り返って進むことになりました。それにしても、特に風がないにもかかわらずこのスピード域で心拍数は145以上にまで上がっています。調子が悪いのか体力が落ちているのか、どちらかはわかりませんがこの分だと登りがしんどそうだなと思いました。

石川で合流するという人は309号線のところにいるということで一定ペースで向かいます。石川サイクルロードはまだ一部自転車通行止めのところがあり、それに気がつかずに進んで引き返さなくてはならなくなったりとありましたが、何とか無事に合流ポイントまで来ることができました。どうやらここで30分以上待っていたようです。ロードバイクを止めてぼけっと突っ立っていると何人もの人から「大丈夫ですか?」「パンクでもしたんですか?」と声をかけられたようです。

ここに来るまでに実に1時間半もかかってしまいました。時刻は10時半。そんな中1人の参加者が12時までに帰らなくてはならなくなったのでここで引き返すということになってしまいました。あまり話もできなかったので残念です。というわけでここで1人合流、1人離脱で計6人でリスタートを切りました。

石川から河内長野までどう行こうかなと思ったのですが、小さな集落みたいな住宅街を抜けていくことにしました。久々にここを通りましたがやたらとロードバイクとすれ違います。こんな狭い道でロードバイクが次々と通るのは何とも変な感じです。住民にしたら迷惑に感じているかもしれないなと思ってしまいました。

さて、ようやく310号線までたどり着き、ここから登りに入ります。メンバーの登坂力が全く分からない上に、金剛山ロープウェイまでのルートを私しか知らないという状況のため、とりあえず迷子が出ないように最後尾を走ることにしました。まずは少し登って観心寺まで行きそこで休憩・補給をすることにします。

皆がスタートしてから最後尾を走るとみんなガンガン登っていきます。しかし、当初より登りは苦手で嫌いだというSさんが遅れました。Sさんはこの日のルートが登りだと最初知らないでの参加していました。後ろについて登り続けます。

すると少し登ったところで石川で途中参加してきたKさんが立ち往生していました。どうしたのかと思って話を聞くとチェーンが落ちて動かなくなったといいます。すぐさまフロントギアをチェックしてみると別に脱落していません。けれどクランクは回らなくなっていました。

どうしてだろうかと思ったらリア側でチェーンが外側に落ちていました。なぜこんな山の中でトップにギアを入れているんだと思いつつ、フレームとギアの間に挟み込まれたチェーンを2人で引っ張って外すことに成功し無事にリスタートできました。ちょっとしたトラブルにあったKさんですが「登りは楽しいな」と言いながら再び加速していきます。Sさんの知り合いだそうで話に聞くところによるとまだ全然走っていないらしいですが、すぐに姿が見えなくなってしまいました。

再びSさんと2人で淡々と登り始めます。Sさんには「ここの登りは長いので無理せず、垂れないペースで登っていきましょう」と伝えます。そんなことを言っていますが、私もこのペースで脚が重い。どうやら練習不足の影響は確実に現れているようです。

と、ここでまたKさんが立ち止まっていました。もう一度停まってみるとまたチェーンが落ちたようです。チェーンを戻して気になっていたギアの使い方についてアドバイスをします。「アウターローとインナートップはチェーンが斜めになるから使わず、ここまでギアを使ったらこう変速する云々」と教えます。最初に行っておけばよかったですが、これでこの日はチェーン落ちしなくなりました。

もう少し走って観心寺に到着。トイレ休憩やスポーツドリンクを補給しておきます。私はさらに服を脱いで下に着ていたヒートテックのインナーを脱ぎました。体力低下の影響もありますが、暑さによって心拍数が上がってしまっている感じがしていたからです。さらにここからは登りが続くのでジャージのチャックを全開に明けてグローブも脱いで登ることにしました。

観心寺を出たのが11時ごろ。この時点で1時に帰宅という予定はほぼ不可能に。全員に時間は大丈夫かと聞いて、行けそうなので予定通りに金剛山ロープウェイを目指します。問題はこの310号線を途中で曲がってロープウェイにまで登る道にまで行かなくてはいけないことです。みんな道を知らないためとりあえずグリーンロードの標識のある分かれ道で左に曲がって行こうと伝えスタートします。

引き続き最後尾を走ります。私の視界には3人の姿があり皆道なりに走って分岐点まできました。先を走っていたUさんが分岐点で待っていました。計算が合わない、1人いないことになります。Kさんの姿が見えません。

UさんにKさんはここで左に曲がったのだろうかと尋ねるとUさんも姿を見失っていたそうです。さて、どうしたものか。Uさんは金剛山ロープウェイには行ったことがあるのでこのままみんなで一緒にグリーンロード経由でいってもらうことにしました。私は1人310号線を真っ直ぐ行ってKさんがいないかどうか見てくることにします。310号線をしばらく走って全くKさんの姿が見当たりません。これはやはり左折していたのだろうかと思って、私は途中で引き返してグリーンロードに入ってみんなと合流することにしました。

しかし、これは失敗でした。下って行ってグリーンロードに入り追いかけていってロープウェイルートの道に入る前で合流に成功します。しかし、そこにKさんの姿はありませんでした。仕方がないのでSさんに電話をかけてもらいます。なんと310号線の名水のところまで行ってしまっていたようです。そこまで登っているとなるとグリーンロードまで戻るのは面倒なので、少し下ったところから曲がって途中で合流してもらうようにお願いしました。

ここからはまた最後尾でSさんと一緒に走ります。だいたい10km/h前後で登っていきます。登りの苦手なSさんと一緒に登っているので私には余裕があるはずなのですが、やはり脚が重い。ペースダウンするほどではありませんが少し走っていない期間があるだけでこんなに走れなくなるものなのか驚きます。まあ、行っても仕方がないので写真でも取りながら景色を眺めてのんびり行くことにしました。

金剛山での民家と紅葉

金剛山登頂ライド

金剛山の気温はこの時11℃。紅葉はもう少しほしいところかなと思いますが登山して紅葉狩りするにはちょうどいいころあいかもしれません。

金剛山の道路際の紅葉

途中で無事にKさんが合流してきたこともあり、あとは気楽に登りました。最後のほうは脚がさらに重くなってきましたが、それでも前回激タレしたときよりははるかにましです。改めて前回の垂れ方が異常だったのだなと思いました。

頂上のベンチで少し休憩し補給もしたところで時刻は12時15分ほどになっています。既婚者諸君はそろそろ帰らんとまずいということになり、下っていくことにします。登りで脱いだインナーはここで着ておきました。汗でぬれているので保温のためには着た方がいいのか脱いでおいたほうがいいのか判断に迷いましたが、結果的に着ておいて正解でした。寒さを感じることなく下ることができました。

下りでは少し驚く出来事がありました。それは前を走っていたはずのSさんがいつの間にか反対車線を下っているのです。「危ない!どうしたのか」と聞くと、下りでロードバイクのブレーキがどのくらい効くのか分からずオーバーしてしまったといいます。ロードバイク歴の浅いSさんはまだほとんど登ったことが無いと言っていましたが、今更になって「登ったことが無い」というのは「下ったことが無い」と同じ意味なのだと気がつきました。とにかくこの道は観光地だけあって交通量も多いため、反対車線なんか走っていては命がいくつあっても足りません。ゆっくりでもいいから安全最優先で走ってくれと伝えます。

そんなことがあり、万が一何かあっても困ると思い下りでも最後尾を走ることにしました。後ろを走っていると前の人のボトルケージに入れていたペットボトルが飛び出して踏みかけたりいうことも2度ほどありました。一部を除いてボトルケージはペットボトルを入れるようにできていないので入れないほうがいいかもしれません。

金剛山ロープウェイから石川まで下る途中で2名が離脱して帰宅することになります。また走りに行きましょうとあいさつをして、ここからは4人で帰ることになります。

しかし、ここでも再びトラブル発生。石川沿いを走ってサイクル橋を越えたあたりで2人が停まりました。どうしたのかと思ったら2人ともパンクだといいます。ちょうど溝でできた段差のところがあり、2人ともそこでリムうちパンクをしてしまったようです。みんなでパンク修理をしていましたが、この時間になると太陽の光が暑くて参りました。

チューブラータイヤのパンクはうまいことシーラント剤が効いてくれたおかげで空気の漏れが無くなりましたが、万が一のことも考えてあまりスピードを出さずに帰ることにします。途中自転車道にいた子供たちに「変な自転車に乗ってる~。待てー」と追いかけられたりしながらもなんとか大和川までやってきてここでUさんが離脱します。「また登りに行きましょう」と言われましたが生粋のクライマーと一緒に登るには今の状態では非常に厳しいものがあります。何とかしなくてはと思いつつもあいさつを交わして残りの3人で帰ります。

さて、この日は1日ずっとトラブルが続いていたような気がします。そのうち、次は自分の番だといわんばかりにトラブルが襲い掛かってくるかもしれないと怯えていました。この心配は全くの的外れではなかったようです。

なんと最後の大和川区間で急激に力が抜けていき20km/hにまでスピードが落ちていってしまいました。ハンガーノックです。100kmもないルートなので大丈夫だと思っていたのですが、見事にお腹が空いてグーグーとなって漕ぐ力が湧いてこなくなります。けれどまだ軽い症状という感じだったようで家にまで帰るくらいならば持ちそうだったのでそのまま帰ることにします。

家にたどり着いたのは午後2時になったころでした。85kmほどのライドに時間がかかったものです。しかし、それだけゆっくりだったにも関わらずその後脚をつったりしてしまいます。やはり真面目にローラー台をしなければいけないなと思いました。また、現場を見ていなく話しもきちんと聞けていませんが、大和川で自転車事故があったというのも忘れないようにしなければなりません。もう一度安全運転と事故の保険についてきちんと考えておかないといけないなと思いました。