初心者ライダーと一緒に久々のグリーンロードライド

3か月ぶりのライド

今年もあっという間に五月に入ってしまいました。ここ最近は全く自転車に乗っておらず、今年に入って乗ったのは1月末の堺浜周回コースの1時間ライドと4月に20kmの移動にロードバイクを使った程度という少なさです。ですが、いい加減に乗ろうと考えていました。

全く乗っていないので自分がどのくらい走れるかが分からないため、とりあえず走り慣れたコースを走って様子を見ようと考えます。ぐるっと回る周回コースでは風の影響などで脚の状態が分からないかと思い、同じルートを往復するようにと思い目的をグリーンロードにして家を出ることにしました。

二度寝をしてしまったので出発したのが9時ごろ、恰好は悩んだのですが半袖半パンにしました。家を出たときには日陰だったこともあり、少し肌寒く感じるくらいです。

出発してしばらくすると思わぬ出会いがありました。ちょうど大通りに出て長居公園の前の信号で停まった時に、アウグーリオの店主、住田さんに出会ったのです。あいさつを交わして「どこまで行くの?」と聞かれます。グリーンロードだと答えて、逆に住田さんはどこに行くのかと尋ねるとなんと住田さんもグリーンロードだったようです。

この時、住田さんと一緒にもう一人のロードバイク乗りがいました。話を聞くとこの方はロードバイクを買ったばかりのようで走るルートを案内がてら自転車のことをレクチャーするようです。「先に行ってください」と言われましたが、久々のライドだったこともあり速く走るのは無理なので一緒についていかせてもらうことにしました。どうでもいいことですが、この初心者ライダーの方は女性です。アウグーリオでは女性ライダーはごく少数と聞いていましたが、きちんといるんだなと思ってしまいました。

大和川を目指して3人で走っていきます。先頭は住田さんで私は最後尾を走っていました。スピードはゆっくりと22~25km/h程度ですが後ろについて走っていても安心して走ることができていました。初心者でこの安心感のある走りはすごいなと感心します。速く走れても後ろに着いたら怖い感じのする人もいますが、そのような感じが全くしませんでした。

大和川沿いの道に入るとき少しだけ斜度のある坂があります。ここを越える前に住田さんが後ろを振り返り「坂があるからギアを軽くしてください」とアドバイスを出します。初心者にはこういう細かい気遣いも大切なんだなと思って聞いていましたが、よく見ると彼女はインナートップで平地を走っていました。私も気を利かせて「アウターにして後ろのギアを落として」と言おうかと考えましたがあったばかりの男に自転車の乗り方をあーだこーだといわれても困るだろうと思いそのまま見守りつつ走ることにします。

大和川まで来ると日影が無くなり、日光が直に体に当たることになります。気温は高くないので問題はないのですが、久々に走るので日焼けが大変なことになるんじゃないかと心配になるくらいでした。やはり前日に住田さんに忠告を受けたように日焼け対策をしておくべきだったかなと反省しながら走ります。

走りながら少し世間話をしました。その中で去年一緒に堺浜のナイトエンデューロに参加した大学生の男の子のことを聞きました。なんと彼はこの日淡路島を2周走るロングライドに行っているそうです。いつの間にかとんでもない豪脚になっていてびっくりしました。

大和川の自転車道を22km/hペースで本当にゆったりと走り続けます。久々に走る大和川には紫色の花がたくさんあり、気持ちよく走ることができました。途中知らないおじさんが「にいちゃん、今日はどのくらい走るんや」と声をかけてきたりします。たぶん50kmくらいかなと答えるとママチャリに乗ったおじさんは「そうか、俺はこれで二上山を越えるんだ」と言います。パッと見、60~70歳くらいであの山を越えるのかと、これまたビックリしてしまいました。気を付けてと言って先に進みます。

そんなこんなで大和川の自転車道から石川サイクルロードに入るところにまでやってきます。かなりゆっくり走っているため石川のトイレのところで休憩します。この時点で家を出てから1時間くらいたっているのでしょうか。自分の体をみるとすでに腕の皮膚が軽く赤くなってきています。もう日に焼け始めました。

私は皮膚が弱く、何度か日焼けで水膨れのような状態になったことがあります。そうなったら大変なので長時間のロングライドは諦めます。最初は途中離脱して距離を稼ごうかとも思っていましたが、2人と走って昼には家に帰るくらいに抑えておくことにしました。

というわけでこの後も金魚の糞のように2人の後ろをついて走ります。もう少し走って石川サイクルロードから出て駒ヶ谷までやってきます。ここにもトイレがあるのでもう一度ここで休憩します。今度は3人ともトイレに行き、ここから始まる登りのために少し体を休めます。

私が初めて自転車に乗ってこの石川のあたりまで来たときにはこの辺りに来ただけでヘロヘロになっていたものですが、初心者だというのに全くつかれたそぶりを見せません。話を聞くと前日にも堺のほうで自転車の初心者講習を受けてきていたようです。改めて停めてあるロードバイクをみるとサイコンがついてありケイデンスセンサーまでついています。フラットペダルだということ以外には人も自転車も初心者離れしているなと思ってしまいました。

TIMEとビアンキ

さて、再出発してここからは登り基調のアップダウンが始まります。ここでも「登りだから先に行っていいよ」と言われましたが、後ろからついていくことにしました。

最後尾からギアを軽くしてクルクル回してついていきます。ここまで走りながら彼女の走りを見ていましたがほぼ変速せずに走っていました。そして気になるのがロー側のギアは4枚くらい全くオイル汚れが無いということです。坂道に突入しても真ん中よりも重たいギアしか使っていませんが、上体がぶれることもなく息切れすることもなく安定したシッティングで走っています。

重いギアで走った場合脚の筋肉に負担がかかりスピードダウンしないかなと考えていましたが、それは全くの杞憂だったようです。安定したペースでアップダウンをこなしていきます。私の方はすでに25Tどころか28Tを使っている有様です。グリーンロードに入る前に後ろから2人組の女性ライダーがいたのですが、この2人はあっという間に失速していったことを見てもかなり走れているのでしょう。住田さんと2人で思った以上にすごいなと意見が一致しました。

もう少し進んで小さなトンネルを抜けたところに差し掛かります。このトンネルを抜けて高速道路のICがあるところまではそれまでと比べてグッと勾配が上がります。この部分はさすがにそのギアでは厳しいだろうと思いつい口を挟んでしまいました。「もうすぐ斜度が上がるからギアを一番軽くしておいたほうがいいよ」と。

軽くすると脚がペダルから離れて走りにくいと答えてくれたのですが、それでも軽くしたほうがいいと言っておきました。ぶっちゃけ一番軽くしても足がつくのではないかなと思っていたのですが、これもまた杞憂でした。スッスッスと軽快にこの坂を登り切ってしまいました。が、登り切ってから「坂は軽くしたほうが登りやすいですね」と言ってくれたのでアドバイスしてよかったかなと思いました。

この坂を登り切った後、さらにもう一段坂を越えていきます。ここは少ししんどそうでしたが失速することなく乗り切りました。後はいったん下ってから登れば太子町の道の駅にまでたどり着けることになります。

が、この下りで衝撃的なシーンが目に飛び込んできました。ここはペダルを漕がなくてもスピードが出る下り坂なのですが、なんとこの下り坂を下っている時、道路の白線の外側を通っているのです。

よく初心者は車が怖かったり、車のジャマにならないようにと車道の端ギリギリを走る人がいます。しかし、これは逆に車が横を通ったときの逃げ場を自分でなくしているようなものなので非常に危ない行為です。これをスピードの乗った下りでやっているものだから後ろから見ているだけで肝を冷やしました。

もういらんことは言わないでおこうと思っていましたが、さすがにこれは危険だったので、下りきってからもっと白線の内側を通ったほうが良いと伝えておきました。

そんなことがありながらも無事に道の駅に到着しました。ここでは少し長めに休憩をとることにしました。トイレに行ってジュースを買ってくると1人増えています。アウグーリオのジャージを着た人がたまたま来ていたようで、4人で座っていろいろと話をしていました。話の中で一番うれしかったのは初めてグリーンロードに来て「自転車が楽しい」と言ってくれたことでしょうか。人によっては登りを自転車で登ると「もうこりごりだ」と嫌になる人もいますので、楽しいと言ってくれたことは自分のことのようにうれしかったです。

30分近く休憩してから帰路につくことになりました。時刻は11時10分ごろでしょうか。家を出てから2時間以上たちましたが腕の赤みは先ほどと変わらないように見えます。しかし、さっきまでよりもカッカと熱を持っているように感じました。やはりこれ以上日に当たっているのは危険なので一緒に帰ることにします。

アップダウンのグリーンロードは引き返すと当然ながら登りが登場するため初心者にはきついだろうということで、ここから駒ヶ谷まで下りっぱなしのルートをとって帰ることになりました。何度もグリーンロードに走りに来ていましたがこのルートは初めて通りました。途中道幅が狭くなるのでスピードを出すことは難しくなりますが、静かで景色のいいところを走れて楽しかったです。

下って石川まで戻ってきて、ここからは域と同じ道を反対に走って帰ることになります。ちょうどこの辺りまで来たころからお尻に違和感を感じ始めました。サドルに乗っけているお尻が痛くなる手前の状態になってきたのです。

立ち上がったり、ダンシングで走ったりしてお尻へのダメージを減らすように走ってきたつもりだったのですが、3時間弱ほどでお尻に違和感が出たことになります。実をいうと久しぶりに走るにあたって一番気がかりだったのがお尻の痛みでした。この日走ってしばらくは3~4時間程度のライドに抑えておいたほうがよさそうだなという印象を受けました。

石川から大和川に入ります。この手前のところで180度ターンするところがあるのですが、石川ではよくある道路に砂が浮いている状態になっていました。久しぶりに走りましたが去年砂で滑って落車したイメージがまだ残っているのでしょうか。砂が浮いたカーブではかなり怖かったです。

とにかく今年は絶対にこけないようにと気を付けながら、お尻をかばいつつ走りアウグーリオに到着。50kmを3時間半かけて走りました。ここまでゆっくり走ったのは初めてではないでしょうか。

しかし、初心者の人と走れてよかったです。乗り始めてまだ1か月ほどだそうで、何をするのも振戦で楽しいといったようで、初心を思い出させてくれるライドでした。ゼーゼーハーハーいいながらクタクタになるまで走るのもいいですが、ゆっくりと景色を見ながら走るのも楽しいものだなと思いました。もうすっかり気温が上がってきたのでまたたくさんロードバイクに乗って楽しんでいこうと思いました。