金剛山ロープウェイでの筋トレライド

ギア縛り

目覚ましをかけずに寝たのですが、自然起床したのが4時という早さでした。これは神様が高野山にでも行って来いと言っているのかなと考えて、二度寝はせずにそのまま朝食を食べることにしました。

しかし、朝食を食べてからダラダラとしていると気がつけば時刻は7時前になっていました。何となく高野山に行く気分ではなくなってしまったのですが、とりあえず走りに行こうと行き先を決めずに出発することにします。

今回は出発前にいつもと違う準備をしました。それはグローブとアームカバーをつけないというものです。以前日焼けをして前腕の皮膚は日に焼けているのに手の甲はグローブのおかげで真っ白という状態なので、少しそのコントラストをなくそうと出発時にはつけずに走り、途中でつければいいかなと考えたのです。

ですが、普段しないことをするとポカをするものです。いざ走り始めると「何か足りないな」と感じたのですが、しばらくしてからヘルメットをかぶっていないことに気がつきました。さすがにヘルメットなしでは危険ですし、何よりもこの時期は熱中症になってしまいます。面倒ですが一度家に取りに帰って再出発となりました。

7時15分ころに走り始めます。いつも通り大和川まで行ってから東に進むことにしました。この日は停まっていると感じないくらいの微風が吹いているようで、かすかに追い風となっているようです。おおよそ38km/h程度で巡航していきました。

ちょうどこのペースはメディオ領域になっているようで心拍数が160前後で安定しています。走っていて脚の状態も割とよさそうなのでこのスピードのまま進むことにします。ですが、大和川の自転車道は狭いですし歩行者もいるので川の西側にわたって車道を走ることにしました。時間が早かったためか思ったほど交通量も多くなく、いいペースで進み続けます。

あっという間に石川につき、そのまま道なりに方向転換して進みます。ここからは若干向かい風になっているようで35km/hで心拍数160というところでした。あまり強い風が吹いたり風向が変わったりしないので、ローラー台でメディオをしている時のような安定感のある走りになっていました。こうなると気分的にサイクリングというよりはトレーニングみたいだなと感じながら走ります。

グリーンロードに入ろうかとも思ったのですが、何となくパス。その代わりに途中で石川の東側にわたってそちらの車道をそのまま西に向かって走ります。こうなると行き先は水越峠か金剛山あたりになってきます。どちらに行こうかなと考えながらペダルを回していたのですが、ふとあることに気がつきました。

それはここまでの走りでほとんどギアチェンジをしていないということです。いつもはこまめに変えているのですが、この日に限って信号待ちだろうがちょっとした坂だろうがすべてアウターでリアを15Tのまま走っていたのです。先ほどから何となくトレーニングみたいだと感じていたので、この際今日はもうトレーニングの日にしようと考えました。

このまま50×15Tというギアで縛って走り続けることに決めました。ここからは山になるので、このギアで縛るなら金剛山ロープウェイのほうへ走りに行って、筋トレのように重いギアでを踏んでいくことに決めました。

309号線からグリーンロードへと入る手前の自販機前で一度目の休憩をします。ここまででおおよそ1時間くらいでした。朝の1時間ですが腕の皮膚を見るとほんのりと赤みがかっています。あまり急激な日焼けをしても困るのでここでグローブとアームカバーを装着して再び走り始めることにします。

グリーンロードに入ると少し斜度が上がります。ここはダンシングで登っていたのですが、どうにもダンシングの仕方が悪いのか腰が痛くなりそうな感じがします。また、ダンシングでは体重をかけるため筋トレにはならないのでやはり金剛山はシッティングで登ることにしました。

グリーンロードから金剛山ロープウェイまで向かう道に入ります。ロープウェイまでは基本的に同じような勾配の道が続いていて急斜面はないのですが、やはり私のような貧脚にはこのギアで登るのは大変です。だいたいケイデンスが25前後で推移しながら登っていきました。

走ってみるとケイデンスが30を超えるところでは少し楽に感じるため、30を超えている時は流して走りそれ以下になったらペダリングに気を付けながらトルクをかけて行くようにします(もっとも後で確認したところ筋トレ目的ならばケイデンスは40ぐらいでもいいようです)。

こうして筋トレ目的で金剛山ロープウェイのコースを走るのは初めてですが、思った以上にいいコースだなと感じました。それはある程度走ると勾配が緩み、しばらくするとまた斜度がつくため自然に適度な休憩区間が生まれるからです。脚はしんどいですが心拍数はさほど上がらないため思ったよりは楽勝だなと思いながらペダルを踏み続けます。

途中の分岐地点であと4km、「もうこんなところまで来たのか」というくらい気がついたら登っていたという印象を受けます。もう少し行くと登山客がたくさん見えてくるバス停前を通りあと3km。「もうあとちょっとだな」と思いました。しかし、これが失敗でした。

あとちょっとだと考えると、その後「あれ?まだつかないのか?」「もうそろそろゴールまで来てもいいんじゃないのか」「早く終わってくれ」というように思考が変化していきます。それまでは多少しんどいがまだまだ楽勝だと思っていたのですが、終盤にかけてはかなり脚が重たくなってきました。自分の顎から落ちてくる汗がトップチューブに当たると、透明ではなく茶色っぽい色をしています。なんか変な物質でも出てきているんじゃないだろうかと思ってしまいました。

ラスト500mほどは完全に失速してしまい、後ろから登ってきたローディーに3人ほど抜かれてしまいます。追いかけたくても追いかけられない状態で、最後は一踏み一踏みグッグッと押し込むようにペダルを踏んで何とかゴールしました。

最後垂れてしまったのは残念ですが、目的が筋トレということを考えれば楽勝のまま終わるよりも成功と言えるかもしれません。普段は楽なギアで回転を上げる走りしかしないのでいい刺激になりました。頂上ではスポーツドリンクだけ補給してササッと帰ることにします。おそらく気温は20℃ほどですが、下っていると思いのほか体が冷えてしまいました。

下りも律儀に15Tで縛っていたのでペダルを回し切ってしまうため、適当に流して走ります。途中で見えてくる棚田をみて心癒されながら石川まで到着。ここからはまた平地となります。再び35km/hほどで走ることにしました。

この石川サイクルロードも走るのは久しぶりなのですが、どうも走っていると怖さを感じます。砂が浮いている箇所がたくさんありますし、向かいからDHバーを持って走るロードバイクや10人くらいがトレインを組んで走っている集団もいます。子供が遊んで飛び出してくる可能性もあるので車道のほうが走りやすいかなと思い、車道へ出ていきました。

帰りはゆっくりと帰ろうと思っていたのですが、この車道へ出たことによって大和川でもそのまま自転車道には入らずに帰ることになりました。この区間は向かい風になっていてスピードが乗りにくいのですが、時間的に車やトラックが増えてきていたのであまりゆっくりと走る雰囲気でもありません。仕方がなく38km/hで走ることにしました。

いつものサイクリングでは帰りはもっとスピードを落としてゆっくり回復走ぎみに走るのですが、この日は本当にずっとメディオ域で走り続けていました。先月ならばすぐに疲れていたであろうことを考えるとようやく体力がついてきたかなと感じます。そのままのペースで家まで走り切り時刻は11時過ぎごろ。大阪平野に戻ってくると10時を過ぎたころから急に暑くてたまらなくなってくるので、これからの時期はこの時間までに帰ってくるぐらいがいいのかもしれません。

汗で汚れたロードバイクを洗車して、家に入ると思ったよりも脚にダメージがあるように感じました。洗ったばかりのロードバイクをローラー台にセットして軽く脚を回してからストレッチして、その後風呂に入りこの日のライドを終了しました。

あまりすることはありませんが、たまにはこういう縛り付の走りというのも面白いものだなと感じました。気が向いたらまたやってみようと思います。