くろんど池を目指して探索ライド

道を知らずに

8月の連休がありました。連休中はたくさんロードバイクで走ろうかと考えていたのですが気温の高さのためどうにも日中走る気が起こりませんでした。しかし、全く走らないというのはもったいないということで、少し走りに行くことにしました。

日中はゆっくりと過ごして、夕方ごろから乗ることにしました。行き先は「くろんど池」です。一応奈良県になるのですが少し行けば大阪府にも京都府にも入るという県境にある部分にあります。それほど遠いわけではないのですが、今まで行ったことが無い場所でそのうち行こうと思いながらもなかなか行けずにいた場所でした。

出発してまずは奈良県に入るために清滝峠を目指して進んでいきました。夕方からならば少し涼しくなっているだろうという希望を抱いていたのですが、実際にはかなり暑くてしんどい状況の中を38km/h程度で走り続けます。163号線に入り、そこから側道に移って清滝峠のスタート地点に立ったころにはヘロヘロになっていました。

清滝峠は今年初めて走ることになります。出発時点では久しぶりにタイムでも測ってみようかと思っていたのですが、この暑さの中頑張って走ってもいいことはないだろうと思い、楽なペースで登っていくことにしました。なるべく練習にもなるようにこまめにダンシングをはさみながら登っていきます。

この清滝峠は大阪から奈良に入る峠なのですが、方向的にちょうど西から東に真っ直ぐに進んでいます。夕方に来たためちょうど登っている時には背中側に太陽があることになりました。この太陽の光がレーパンの黒色の部分に当たってものすごく熱くなっていました。白のレーパンにしたら少しはマシになるのだろうかと考えながら脚を回し続けます。

すると何度も登ったことのある清滝峠に変化が生まれていました。ちょうど3分の2ほど登ったところで新しい道がつながっていたのです。163号線とつながっているのでしょうか。いつの間にできたのでしょうか。

暑さにふらふらになりながらゴール地点に到着。いったん立ち止まって頭にボトルの水をかけます。ものすごく気持ちよく感じると同時に、自分の体はこんなに熱を持っていたのかと思いました。ここから先も頑張りすぎずにマイペースに走っていこうと考えます。

清滝峠を越えて下り始めます。慣れた道を走るつもりで下って行っていたのですが、なんと驚いたことにこの下りの道も変わってしまっていました。今までは少し下っていくと163号線に入るようになっていたのです。真っ直ぐに下ると右車線に出るため、途中で左折すると自動的に左車線に合流するようになっていました。

しかし、道が変わってしまっており、左折して進んだ先で道なりに進むと霊園前まで通るようになっていました。霊園前を越えてすぐにある信号のところで163号線と合流するようです。何となく流れに沿ってスピードを上げて走れていたのが、そうできなくなってしまっているように感じました。しかし、そこそこ交通量の多い163号線に合流することを考えると、この信号機のある交差点のほうが事故が無くいけるのでしょう。

さて、163号線に入ってしばらくこの道を走ることになります。今回の問題はここからでした。というのも、目的地であるくろんど池がどこにあるのか私は知らなかったのです。このまま163号線を進み続けると京都の木津に着くのですが、それまでのどこかで左折しなければなりません。が、その左折すべき道を知らずに出てきたので今回は直感を頼りに曲がることにしました。

東へと進む163号線では微妙に登り勾配になっていたのですが、40km/hほどスピードが出ていました。思ったよりも追い風になっているようです。この日は平日の夕方ということもあり、思っていた以上に交通量が多かったのですが、このくらいのスピードが出せているとストレスなく走れていました。

ですが、勾配がきつくなってくるとさすがにスピードが落ちてきます。ちょうど道幅も狭くなったポイントでだんだんとスピードが落ちてきたのですが、後ろの車から「抜きたいけれどなかなか抜けない」というオーラを感じます。何となく後ろの車に悪い気がしてダンシングでペースを上げていきます。さっき頑張らないと決めたところだったはずが、思いのほか負荷をかけてしまっていました。

下り勾配に変わるところまでダンシングをして、これ以上頑張ってはいけないと思い、その次の交差点で左折することにしました。適当に左折してしまったこの道をゆっくりとリラックスしながら進んでいるとひかりが丘というところに出てきました。どうやらこの辺りは山の中を開いて作った住宅地になっているようです。

くろんど池はこの辺にあるのだろうかと適当に走り回っていました。もしかして左折するポイントが早すぎたかもしれないと思い始めたころに7号線に出てきました。とりあえずこの7号線を163号線とは逆方向に向かって走ってみました。すると標識があり、それにくろんど池という文字が書かれていました。どうやらこの7号線を北に進めばくろんど池に着くようです。

このくろんど池はため池で山の上にあるようです。必然的にくろんど池に向かって進むと登りになります。7号線は163号線とは違い交通量が少ないのですがきれいな道で安全に走れるため、かなりロードバイクで走りやすい道でした。周りは棚田になっており景色もきれいなのでこの辺りの道はうまく周回コースでも作れればロードバイクのいい練習コースになりそうだなと感じました。

くろんど池を目指して走ります。だんだんと斜度が上がってきたので途中からはダンシングに切り替えて登っていきました。初めて走る道なのであとどのくらいで着くのだろうという予測が全くつかない中、ボトルの中の水が無くなってきてしまっていました。大丈夫だろうか、という心配が大きくなってきたころに斜度が緩み、道の両脇に大きな池が見えてきました。

くろんど池とロードバイク

もっと登るかなと思っていたこともあり、割と距離が短かったんだなと思いました。大阪のため池は水が濁っているのですが、このくろんど池では思いのほか水の透明度が高くて驚きました。釣り人もたくさんおり、魚もいるのでしょう。しかし、目の届く範囲に自販機などは一切ありませんでした。少し池のそばにいましたが、ボトルの中が空っぽになってしまったので再び自転車に乗ることにしました。

来た道を戻ってもつまらないのでそのまま進みます。くろんど池を越えて少し下ると信号のない交差点がありました。真っ直ぐに行ってもよさそうでしたが、左折しました。ここからは大型車は通れないとなっていたので道幅が狭くなるのかもしれません。そうならばロードバイクならば走りやすいだろうと考えたのです。

しばらくは登り区間になっていました。予想通り車は来ないため、景色を見ながら気分よく登っていきます。途中ふと両手放しで走ってみます。平地ならば問題ないのですが、登りではきちんと真っ直ぐに走れていないのか、なぜか右に寄って行ってしまいました。やはり真っ直ぐに走れていないのだなと感じました。

そんなことをしていると、登りが終わり下り区間に入ります。この下り区間がかなり強烈でした。まず、道幅が車一台分ほどしかなく、曲がりくねっており、さらに斜度がかなりきついのです。スピードが出たところに車が登ってきたら危ないですし、何より曲がりきれません。仕方がないのでフルブレーキをかけて下るのですが、フルブレーキでも止まれないくらいの斜度ですのでかなり集中力を使ってしまいました。

晴れて路面が乾いていたからよかったものの、もしも地面が濡れていたらと思うと恐ろしくなります。ここはあまり走りやすい道とは言えないですが、登る分には面白そうかもしれないなと思いました。

何とか無事に下りきりました。右折すると枚方方面に行くという看板があったため、左折して住宅街を適当に進んでいきます。今自分がどの辺にいるのかよくわからないまま、気がつくと168号線に入っていました。本当は168号線に入るつもりはなかったのですが、戻るのも面倒なのでそのまま行くことにします。ちょうどこの辺りで電光掲示板があり気温が31℃となっていました。ようやく少し涼しくなり始めたのかなと思いました。

しかし、168号線を通り再び奈良に入り163号線へと入るとそこの電光掲示板では35℃と表示されていました。もう夕方の5時をまわっているのにと気落ちしてしまいます。やはり暑さをしのいで走るのならば早朝か夕方日が暮れてからのほうがいいのかもしれません。

さて、163号線に入ってのでまた清滝峠を越えて大阪に出ることになりました。しかし、行きと同じように霊園前を通ろうと思ったら、信号機のある交差点では左車線は左折専用となっており真っ直ぐに進みにくくなっていました。今回はあえて左折せずに直進して霊園前を通ったのですが、車の流れを考えると左折して後から側道に合流したほうがいいのかもしれません。が、交通量の多さの違いもあるのでどっちを通ったほうがいいのか悩みどころだなと思ってしまいました。

清滝峠を越えたら後は下って大阪の町中を通って帰宅。今回は知らない道や変わってしまった道を通ったので、少し探検しながら走っているような気分になりました。久しぶりに知らないところを地図も見ずにうろうろと走り回りましたが、やはりこういうライドも面白いものだなと思いました。まだまだ通ったことの無い道は多いので、暑いこの時期は無理せずにゆっくりと探検しながら走るのもよさそうだなと思いました。