金剛トンネルでシフトチェンジ練習ライド

道を間違えて

日曜日の午後1時半を過ぎたころにロードバイクにまたがり走り始めることにしました。本当はどこか午前中から走って遠くに行こうと思っていたのですが、なんだかんだでこの日もお昼からになってしまいました。

秋になり日が暮れるのも早くなってきたのでそれほど遠くまで行けません。しかし、同じところばかりというの飽きてしまうなと思っていました。走り始めると予想以上に風が吹いていることが分かります。この日は北からの風で背中を押されるように軽く漕いでもスピードが上がってくれたので、いつものように大和川沿いを走るのではなく、そのまま南へと進んでいくことにしました。

スピードは出るものの大通りは交通量が多くて走りにくいため、中百舌鳥あたりで大きな通りから一本入った道を進むことにします。この辺りにまで来たので310号線は通り過ぎて、さらにその先の山にでも行ってみようかなという気になりました。走りながら久しぶりに滝畑ダムか鍋谷峠のどちらかに行ってみようと考えます。

そのまま少し斜めに南方面に進んでいきます。そのまま、真っ直ぐに進み続けて堺かつらぎ線にまで行けばよかったのですが、何となく平坦路ではなくアップダウンの道を走ろうかなという気になり泉北高速鉄道の側道に入ってハーベストの丘の前を通って行こうと考えます。

久しぶりにこっち方面に来たのですが、思った以上に信号が多く、しかも毎回のように引っかかってしまします。せっかくのアップダウンも下ったところにある信号機に停められてしまうため、あまり気持ちよく走れていませんでした。途中で堺泉北環状線に入ってグルッとまわって進んでいきます。

以前鍋谷峠に行ったときにはこの環状線をそのまま進み続けて光明池にまで行ってしまっていました。そこまで行くとハーベストの丘の前を通ることにはならないので、途中で左折する必要があります。しかし、肝心のどこで左折すればいいのかをすっかりと忘れてしまっていました。

どこで曲がるんだったかなと思い、「ここじゃないか?」と思った交差点で左折してみることにしました。多少間違っていてもある程度近いところに出るだろうと考えていたのです。

しかし、これが大失敗でした。曲がった先には知らない道が続いていたのですが、しばらく走っていると何度も見たことのある交差点に出てきます。「亀の甲」交差点で、なんと310号線にまで戻ってきてしまっていたのです。後で地図を確認すると左折するタイミングが早すぎて、自分の思っている方角とは全く逆方向に進んでいたようなのです。

どっと力が抜けてしまいました。ここで引き返して滝畑ダムにまで行くのも面倒になってしまいます。仕方がないので、このまま310号線を進んで金剛山のほうにでも行くしかないなと思い、とりあえず310号線を走ることにします。

途中、練習しているだんじりを横目に走りつつ、河内長野に到着。そのままさらに310号線の登り区間へと入っていきました。

このまま登り続けていくと金剛トンネルに続いていますが、そこまで行くかどうか悩みます。完全に走る気が無かったルートなのでどうしようかと思いつつも、途中のグリーンロードは先日走ったばかりで変化がありません。どうしたものやらと思いながらもペダルを回し登っていきました。

観心寺のあたりにまで来るとボトルの中の水がつきかけてきました。そこで、観心寺前の自販機で何か買おうかと思い立ち止まったのですが、なんと気の早いことに一部のジュースなどはすでに温かいものへと変わっていました。何となくそれを見て「別のところで買おうかな」と思ってしまい、何も買わずに走りだしてしまいました。

観心寺を過ぎて、ゆっくり景色でも走ろうかなとも思っていたのですが、やはり何も買わなかったのは失敗で、すぐにボトルの中の水が空っぽになってしまいます。そこで次の自販機のあるところまではそれなりのペースで登り続けてみようと考えをかえて走ることにしました。

水が無いため、無理にペースを上げるようにトルクをかけたりケイデンスを上げるのはあとで困ることになるかもしれないと考えます。そこで、今回の登りではシフトチェンジに注意を払って、なるべく力を使いすぎないように、かつ力を抜きすぎないような走りをすることを心がけてみました。ほんの少しの勾配の変化でもギアを細かく変えて登っていきます。

少しでも脚に負担がかかりすぎて重たいと感じればギアを軽くし、しかし軽すぎて脚が回りすぎ踏んでいる感覚が弱いときにはギアを重くなるように細かく切り替えていきます。ちょうど自分の脚とその時のギアがカチリかみ合って脚に無理のないトルクがかかり続けるように回し続けていました。こういう時は変にサイコンの数字は見ないほうがいいだろうと思い、自分のフィーリングだけを頼りに、ロードバイクと一体になり自然と会話するように走り続けます。

この走り方はよかったようで、前回ロープウェイに感じた登りの感覚の悪さは全くなく登り続けられました。途中、アユ釣りの場所で自販機はあったのですが、その直前にほかのロードバイクをパスしていたので何となくそのまま登り続け、最後の補給地点である名水のところまでやってきます。あまり休憩しすぎると体が動かなくなりそうなので、給水を済ませるとすぐに再出発していきました。

ここまでは非常にいい感触だったのですが、その後の区間では少しリズムが崩れてしまいます。勾配がつくポイントで頑張って脚を使ってしまい、さらに2区間で道路工事が行われており1車線しか通行できないように規制されていたからです。しかし、最後のトンネル前ではギアを上げながらスピードアップしてゴール。久しぶりに充実感の得られる走りができました。

五条市と大阪の県境

最近はここで引き返して帰るのが多いのですが、気をよくしたのかそのまま奈良側へと下っていくことにしました。安全第一で気を付けて下っていき、五条に出たところで左折します。ここで少し小腹がすいたので、ロードバイク乗りに有名だというパン工房のヤムヤムへと立ち寄ってパンを2つ購入することにしました。

前回来たときには店の中で食べたのですが、何となく今回はテイクアウトにして走りながら食べてみることにしました。普段走りながらものを食べることはほとんどないのですが、登り区間などは心拍数が160くらいまで上がっている中でパンをムシャムシャと食べることになるので、体には悪くないんだろうかとかきちんと消化できるんだろうかと考えてしまいました。健康面を考えるのならゆっくりくつろいで食べるのが一番いいのだろうなと思ってしまいます。

さて、ここらのアップダウンで思った以上に脚が重たくなってきます。が、そのまま進むと最近通ったことのある竹之内峠や穴虫峠のほうに行きつくことになります。やはりどうせならば最近走っていなかった水越峠を走ろうと思い、長柄交差点で左折していきました。

しかし、自分で思っている以上に疲れてしまっていたようです。無理に頑張ると脚が売り切れてしまい家に帰るまでがつらくなってしまうのが容易に想像できたので、水越峠はインナーロー固定で無理せずに登ってクリアすることにしました。野犬が出ませんようにと祈りながら登り、何とか無事に頂上にたどり着きます。再び残り少なくなっていたボトルの中に水を入れて、下っていきました。

水越峠とロードバイク

この日は天気も良く家を出たときには太陽の光が皮膚を照り付けて少し痛いくらいでした。しかし、この水越峠では気温が18℃くらいになっており、やはり下ると寒かったです。309号線の快適なダウンヒルを楽しみながらも体が震えるくらいでした。

この日はグリーンロードを経由せず、そのまま石川に出るように変えることにしました。しかし、ここで誤算が発生します。向かい風に変わったのです。序盤では北から吹く風に背中を押してもらい快適に走っていましたが、奈良側に降りたときには北からの風はそこまで強くありませんでした。そのため、もうあまり吹いていないのだろうと思っていたのですが、大阪と奈良ではやはり風は違うようです。

河南町のあたりから北に向かって進むときにはきつい向かい風へと変わっていました。スピードを出そうとすると脚が攣りそうになります。限界を越えないように出せる力のギリギリで進んでいたのですが、それも石川に着くころには厳しくなってきました。

そこで、石川からはサイクリングロードをゆっくりと走ろうかと思ったのですが、歩行者の多さと大量発生している羽虫で気持ちよく走れませんでした。少し走っただけで、サイクリングロードはやめて車道に移って移動します。序盤で楽をしすぎたのを神様が咎めているのかと思うくらい、風の抵抗を受けながらスピード感なく走り続けます。しまいには目の中に羽虫が飛んできて入ってしまい、本当に涙を流しながら走ったりもしていました。

最後はクタクタになって家に到着します。脚がパンパンになりましたが、今回の走りではシフトチェンジの大切さを改めて思い出すことができました。登りを気分よく走るために、今度からもしっかりとシフトチェンジには気を配っていこうと思いました。