強風の中の法隆寺・信貴畑ポタリングライド

ゆっくり走る

天気予報では翌日に台風が襲来するということでせっかくの連休がつぶれてしまいそうな感じでした。しかし、運よく日曜日は天気が持ちそうだったので走りに行くことにします。最近は堺浜などの平坦ばかりだったので、どこか登りのあるところに行こうかなと考えていました。

頭の中では久しぶりに葡萄坂に行ってタイムを測ってみようと思っていました。そして時間があれば一日に何度も繰り返し登るヒルクライムリピートとして葡萄坂を何本が登ろうとさえ考えていたのです。しかし、実際に走り始めてみるとその気がなくなってしまいました。

なぜかというと風が強く吹いていたからです。しかも、珍しいことに東からの風が強めに吹いています。家を出て大和川沿いを走ろうとしたときにあまりの進まなさに愕然としました。頑張って走ってもいいのですが、こういう時はおとなしくゆっくりと走るべきだろうと考えたのです。

大和川の自転車道ではギアをインナーに落として22km/h前後のスピードでゆっくりと走っていきます。それでも吹き付けてくる風によってなかなか気分よく走るということができない感じでした。全身に風を受けながらのんびりと大和川を眺めて進んでいきます。

ここ最近は大和川ではかなり羽虫が飛んでおり、前回通った時には走行時に目に入ってしまい大変だった記憶があります。しかし、今回はそうはならなかったです。というのも土手の上の自転車道横の草がきれいに刈り取られていたからです。これで今までよりは気分よく走れるかなと思いました。

ですが、走っていると急に草が残っている区間に入ってしまいます。なぜここからは草刈していないのだろうと思ったのですが、おそらく大阪市と八尾市の境目に当たるところだったのでしょう。本当にきれいに分かれていました。八尾に入ってからは自転車道横の1m幅だけは草が無かったのですが、これは一応草刈りをした後なのかもしれませんが。

そんなことを考えつつのんびりと走っていましたが、ついに柏原市に入ります。ここまで来てもやはり風は強く、向かい風のままです。登りでは風の影響は少ないとはいえおそらくタイムが伸びないでしょうし、葡萄坂は走らないことにします。しかし、かわりにどこに行くか決めかねていました。

台風前日の大和川

堤防で一枚写真を撮ってから、このまま真っ直ぐにいって青谷方面に行ってみようかと思いました。25号線から183号線へと進んでいきます。しかし、青谷も今年に入ってからは走っていましたので、別の道を走ってみたいなと思ってしまいました。そこでいつもならば直進していく道を右折してみることにしました。

どこにつながっているのだろうかとわくわくしながら走ります。右折するとすぐにアクアビアアイスアリーナという施設が見えてきます。この施設はスケート場のようです。今までこの辺りにスケート場があるらしいというのは知っていたのですが、どこにあるのかは詳しく知りませんでした。こんなところにあったのかと驚いてしまいました。

そのまま道なりに走っているとすぐに25号線へと合流してしまいました。今まで25号線を通って奈良方面に行くときには国分の方から通って行っていたので、こちらから合流することができたのかとこれまた驚いてしまいます。仕方がないので25号線を通って奈良方面へと向かってみることにしました。ここまではゆっくりと走ってきていましたが、この道は交通量が多いため、、もう少しだけスピードをあげて30km/hくらいで進みます。

この25号線は最近あまり走っていませんでしたが、以前はよく来ていました。ロードバイクに乗り始めたころはあまり道を知らなかったので、よくこの25号線を通って法隆寺などに行っていたのです。あの時はこの25号線の緩やかな斜度も「登り」だと感じていましたが、今走ってみるとほとんど平坦みたいなものだったんだなと思いました。何となく懐かしい思いがしたので、このまま法隆寺を目指してみることにしました。

王寺町まで来ると左折して法隆寺への道を進みます。この辺りから道が狭くなってくる割にかなりの交通量があります。この交通量の多さゆえに最近はあまり通らなかった面もありました。ここまではゆったりと走ってきていましたが、ここだけは車の勿れのジャマにならないようにスピードアップして走ることにしました。相も変わらず向かい風がきつかったため、この辺りでは急に心拍数が高めになってしまいました。

法隆寺手前にある役場のところではたくさんの法被を着た人がいて、神輿をひいていました。ちょうどお祭りをしていたようです。神輿のほかにもたくさんの提灯を三角形に組んだものもあるようです。変わったものがあるんだなと思い、眺めながら通り過ぎていきました。時期に法隆寺が見えてきたので南大門に行ってみます。

法隆寺南大門とロードバイク

無事に法隆寺に到着。久しぶりにきましたが特に中に入ってみる気もないのでこれ以上先には進みません。今回は昼間に来ていましたが、こういう寺院には早朝来る方が人も少なくて気持ちいいなと思ってしまいます。写真だけとってここからは引き返すことにしました。

それまでは常に向かい風でしたので、ここから引き返すということは追い風になります。気分よく走り始めました。引き返すといってもこれで帰っては面白くないので、ちょっとだけ寄り道をすることにします。途中で右折して東へ進む道へと入りました。この168号線を通って行くと道の駅があるのでそこまで行きます。法隆寺からおおよそ5kmほどの距離に「道の駅大和路へぐり・くまがしステーション」があったので、そこに入って休憩することにしました。

この道の駅に来るのも久しぶりです。どこに自転車を停めようかと思っていましたが、スポーツ自転車用のバイクスタンドが置いてありました。昔からあったのでしょうか?結構自転車のリガ来るんだろうかと思いました。

道の駅ではトイレを済ませ、自販機でジュースを買います。そのジュースを飲みながら立て看板を眺めていました。この辺りのハイキングコースなどが書かれています。さすがにこの辺りも奈良の一角ということもあり、歩いていける距離にはたくさんの寺があり、古墳や渓谷などもあるようです。渓谷などは見てみたいなと思ったのですが、どうもその地図ではちゃんとした場所が分かりにくかったためまた日を改めて行くことにしようと思いました。こんなに近くに渓谷があるとは思っていなかったので少し興奮してしまいました。

走ったことのある地域でもまだまだ知らないところがたくさんあるなと改めて思いました。もっと探索しながら走ってみるのも楽しそうです。

さて、休憩を終えて再び走り始めます。王子に入ってからは交通量の多さゆえかついついスピードを上げてしまっていたので、またポタリングらしくゆっくりと走っていくことにします。大きな道を通ると自然とスピードが出るので、道の駅を出てからは一本道をずれて小さな道を走っていくことにしました。

適当に移動して山側に登っていきフラワーロードに入ろうと考えます。この辺りはどこで曲がって登りはじめたらいいのか分からなかったので適当なところまで行ってから登りはじめようと考えました。しばらく走っていると駅が見えてきました。元山上口駅という小さな駅でした。ここから登って行けばフラワーロードのどこかに出ているだろうと思い、登りはじめます。

思った通り、この辺りの住宅地はきつめの勾配が続いています。なるべくリラックスしながら登りをこなしていきます。しかし、適当に進んで登っていると道がなくなってしまいました。この辺りは山を切り開いて住宅地を建てたような地形になっており、どうやら袋小路のようになっているようです。登れなくなったので少し下って別の道を再度登ろうとしたときに、小さな立て看板に「この先は大阪・八尾に取りぬけできません」と書かれていました。

仕方がないので別のところを探します。これ以上東に行くのもあれなので、少し南に戻りながらフラワーロードに通じていそうな道を探してみます。しかし、またまた別の袋小路に迷い込んでしまいました。これはいけないということで、思い切ってかなり南のほうにまで戻ってみることにしました。

結局、道の駅の近くあたりの250号線にまで戻ってくることになってしまいました。かなり無駄な道草を食ったことになります。250号線では標識で信貴山に行けるとあったので安心して登り始めました。しかし、それまでの路地ではほとんど車が無かったのですが、この辺りだけ少し交通量が増えます。地元の人は抜け道に使ったりするルートなのだろうかと思ったのですが、どうも違ったようです。途中にスポーツセンターがあり、この日はここで地元の人たちが集まって運動会のような行事を行っていたようです。駐車場に次々と車が出たり入ったりしていましたが、何となくかなり参加率がよさそうだなと思ってしまいました。

さて、このスポーツセンターを通り過ぎるまではシッティングでケイデンス高めにして走っていたのですが、少しだけ腰に違和感を感じ始めました。そこで、ここからはダンシングで登っていきます。とりあえず傾斜が緩やかになるところまでダンシングを続けて登って行こうと考えます。

しかし、思った以上に一定勾配の登りが続きます。いったいいつまでダンシングし続ければいいのか、と思いながらもずっとダンシングで登って行きました。この辺の地名は信貴畑というようですが、畑の中にかかしがありましたが、最初はてっきり女の人が動かずにずっと立っているように見えていました。近くまで来てようやくそれがかかしだと分かったくらいで、もしこれが薄暗い夕方だったら、ちょっとしたホラーみたいだなと思ってしまいました。

ようやくフラワーロードに出てくることができました。こんなところに出てくるのかと初めて知るルートでした。逆にこの道を知っていれば十三峠を登ってきてから道の駅に行くのは行きやすそうです。

ここからはのどか村のほうへ向かっていきます。のどか村は9月に来たときにはかなりの交通量で驚きましたが、今回はそれほど車は来ていませんでした。紅葉が色好き始めればまた増えるのだろうかと思います。

その後は葡萄坂を通って下るつもりでいました。しかし、いつも同じ道を通るので今回はここでも通ったことの無い道を行ってみようと考えます。のどか村を越え、林道を過ぎたあたりで迂回路へと入ることにしました。岡本ガーデンというところの前を通る道でした。一度も通ったことが無い道なのでどんな感じかと思えば、ほとんど下りっぱなしです。少し道が荒れているためスピードは出さずに安全運転で下って行きました。これだけ下るということは、反対に走るときには登りっぱなしになることになります。正直葡萄坂を登るよりもきついのではないかなと思いました。

この道は本当に葡萄畑のある集落を抜けていく道のようです。葡萄のほかにも柿や栗などもできるようです。途中何軒か直売所がありました。無人のところで葡萄を売っているところもありましたが、一房350円ほどするため買わずにスルーしましたが、一度くらい食べてみてもよさそうだなとも思いました。途中道が二手に分かれており、右手側の道を行くとここからは少し登りになっていました。どこにつながっているのかと思えば、葡萄坂の途中にあるゴルフ場の裏側に出てきました。

葡萄坂も数えられないくらい登っていましたが、裏の道はこんな風になっているのかと初めて知りました。今度はこの迂回路を通ってのどか村まで登ってみるのもよさそうです。葡萄坂を下り終えたら、大和川に出て家へと向かいました。

大和川では心配していた風向きの変更はなく、追い風で背中を押されるように走れました。しかし、前を走っていた人のスピードに合わせるように走っていると気がついたらかなりスピードが出てしまっていました。いくら追い風で走りやすいからと言っても歩行者のいる自転車道は危ないのでもっと抑えて走るべきだったなと反省。途中からはもう少しスピードを落として何とか事故なく家にたどりつきました。

のんびりゆったりと適当に走り回っていましたが、まだまだ知らないところだらけなのでもっと探検しながら走ってみようと思える一日になりました。楽しかったです。