走行会で行方不明者となった滝畑ダムライド

滝畑ダムに向かって

10月最後の日曜日、朝目を覚ますと6時過ぎでした。朝食にフレンチトーストを作ってゆっくりと食べて、少しのんびりしてからロードバイクの準備を始めます。今日はアウグーリオで走行会があるため、それに参加する予定です。

7時40分ほどにアウグーリオ前に行きます。この時点ではまだ2人いるだけでした。「おはようございます」とあいさつすると2人とも「今日が初参加です。よろしくお願いします」とあいさつしてくれました。しばらく待つ時間があるため、この3人で話をして過ごします。1人の方は今回クロスバイクでランニングシューズという装備での参加でした。ロードバイクに興味はあるようですが、まだ購入するところまでは行っていないようです。ロードバイクを買えば身長が183cmと体格のいいかたなので、平地の高速巡航がかなり早いスピードタイプになりそうだなと勝手に思ったりしていました。

さて、最初は少人数になるかと思えば、時間がたつにつれてだんだんと人が増えていきました。出発時点で9名ほどの参加で、途中合流も合わせると最終的には11名くらいの大所帯となりました。8時に出発して、この日の目的地の滝畑ダムへと向かうことになります。

いつもは前から3番手くらいに陣取って走っているのですが、この日は先頭の住田さんの後ろに女性ライダーと初参加の2人がついていたので私は5番手になりました。まずは大和川に向かい、川沿いに進んで石川で曲がって河内長野へと向かいます。

今回は以前参加したときよりも走行速度がゆっくりで進行していきます。おおよそ27km/hくらいで走っていきました。しかし、今回は先ほどの183cmと高さもあり、がっしりとした体形の男性がフラットバーのクロスバイクに乗って私の前方を走っています。そのため、後ろに着くと全くと言っていいほど前が見えませんでした。大和川などの自転車道ではロードバイク乗りもいますが、歩行者もたくさんいるため、常に横から顔をのぞかせて前の状況を確認しながら走ることになりました。思った以上に集中力を使って走っていきます。

10月末の朝ということもあり、出発してしばらくは肌寒い時間が続きました。何を着て行っていいのか悩んだ末、半袖半パンという格好で来ていました。寒くて震えるということはないのですが日光に当たらないと寒い感じがします。いい加減アームカバーくらい買うべきかもしれません。

そんなことを考えながらも走り続けます。1度目の休憩を石川サイクルロードのトイレで、2度目の休憩を石川サイクルロードの終点を越えた先にある小さな公園でとります。ここから先へは休憩なしに滝畑ダムへと向かうとのこと。私はこの道は河内長野まではよくいきますが、河内長野から滝畑ダム方面には行ったことがありませんでした。今回はこの道を覚えるつもりでやってきたという面もあります。

が、河内長野からどう行くのかと思えば小さな路地を通って住宅地の中を抜けていきました。しかも、途中でだんじりを運んでいるところにぶつかって迂回するということも。すぐにどの辺を走っているのか分からなくなってしまいました。いつも思うのですが、1人で走れば一度通った道を覚えることができても、人の後ろについて走った道はなかなか覚えることができません。諦めて「今度もう一度来て走って覚えるしかない」と切り替えることにしました。

住宅地をしばらく走って抜けたかと思えば、今度は農道のような道になってきます。どうも、再び石川のそばを走っているようで川沿いには畑があり、すぐ隣は山があります。緑が多くて交通量が少ない割にきれいな道で走りやすかったです。

この218号線で石川をわたる小さな橋を越えて一度停車します。ここまでは基本的に平坦路でしたが、ここからはダラダラと登りが続く道になるといいます。そのため、ここからは各自のペースで登って行くことになりました。

住田さんから「ここから先はほぼ一本道でずっとダラダラ続く登りが続いているので、道なりに行って途中にある二又の道のところで待っているように」と指示が出ます。その二又の道からは少し行けば滝畑ダムが見えてくるとのことでした。

さて、ここから各自のペースでの走りとなりました。最初は2番手を走っていましたが、先に行ってくれと言われ先頭に出ます。しかし、すぐに分かれ道が出てきます。たぶんこっちだろうと進むと、なんと道が下りになっています。不安になり停車して後続を待ちました。

後ろから来た人にこっちの道であっているだろうかと尋ねます。しかし、私同様、みんなこの辺りには来たことが無かったようです。「知らない」「わからない」という答えが返ってきます。そして7人目くらいに来た人が道を知っていたようで、「こっちで合っているよ」と教えてくれました。その人に先頭を譲って再スタートを切ります。

しばらくすると道が一車線へと変わりました。まわりは緑に囲まれており、少し薄暗い感じです。車はあまり来ないため、非常に気持ちよく走ることができました。しかし、ここで調子に乗ってしまいました。きれいな景色に気持ちのいい道、さらに私の好きな雑木林のような雰囲気が出てきたため、自分のペースで走りたいと思ったのです。道を知りもしないのに先頭に出て走ることにしたのです。

結構細かなコーナーが続いているのであまりスピードを出して突っ込みすぎることもなく、安全に走りながらも楽しんで走っていました。しばらく走っているとまた小さな分かれ道があります。後ろにいた人に「これはこっちでいいんですかね」と尋ねると、その人も道を知りませんでした。「たぶん、この道じゃないかな」というので、そのまま登り続けます。

それまではアウターで来ていましたが、少し斜度も上がりインナーに落として回転数を落とさないようにスピードを維持して登っていきます。全く知らない道なので飛ばしすぎないようにセーブしつつ、走っていましたが思ったよりも心拍数も上がり、登れている感じがありました。ちょくちょく後ろを確認すると何人かついてきている姿が見えたので、なるべく急に垂れることの無いように一定ペースで登り続けていました。

しばらく進んでいくと道が二手に分かれています。しかし、先ほど受けた説明では別れた先の道は下りになっていると言っていたはずです。が、どちらも登りになっているのでここのことではないのかなと思い、あたりをキョロキョロと見てみました。すると曲がった先に棒が立っており、右手の道が滝畑方面へと続いていると記されています。これは右が正解なんだろうと思い、先へと進んでいきました。

すると登った先にトンネルがありました。短いですが照明のないトンネルを越えると下りになっています。その下りを下っていくと二手に分かれる道が出てきたので、「ここで待っていればいいんだな」と思い停車。

滝畑ダムとロードバイク

しばらくすると後ろにいた人が1人到着し、その人と話しているともう1人がやってきました。しばらくその3人でおしゃべりをしていました。「さっきのトンネルの前の分かれ道、どっちに行くかわからなかったよ」とか「あれ、ほかの人は分かるんだろうか」と話していました。

が、その後後続は続いてきません。結構登っていたので時間がかかっているのかなと思っていたら、なんと目の前の二手に分かれた道の1つからロードバイクが現れて「ここにいたんですね。住田さんは来ませんでしたか」と声をかけてきます。

よく見ると最初に道が分からなかったときに先頭に立って走ってくれた方でした。実はわれわれ3人は違う道を進んでいたようで、探し回っていたようです。知らないうちに行方不明扱いになっていた我々はその方に連れ戻していただき、グルッとダムを回ってみんながいるところに戻されました。この時はどこが二又の道だったのか見当もつかなかったので、いったいみんなどこからここに来たんだろうと思ってしまいました。

しかし、まさか自分が行方不明者になっているとは思いませんでした。待たせたみなさんと探してくれた方に大変迷惑をかけてしまいました。やはり、知らないところでは勝手に突っ走らないほうがよさそうです。

しばらく休憩してから、帰路につきます。滝畑ダムの真ん中ぐらいにある夕月橋を渡って山の中へと進んでいきます。本来ならばグルっと回って帰るルートですが、3人だけは先ほど来た道を引き返すという形になってしまいました。先ほどは気がつきませんでしたが、この時になって「そういえばここは一度通ったことがあったな」と思い出しました。以前、滝畑ダムに来たときにここを通っていたのです。トンネルを越えた先での分かれ道で、今回は通らなかった道を登ったところでタイヤがバーストしたのを記憶しています。そちらはコンクリートの斜度のきつい坂だったので、そっちに迷い込まなくてよかったなと思いました。

さて、帰り道は行きで通った道と同じルートで帰ることになりました。走りながら途中離脱して家に向かう人がいるため、だんだんと人数を減らしながら、のんびりと帰っていきました。朝の時ほど歩行者の数も少なかったためか、自転車道も走りやすくて助かりました。

最後、大和川で女性ライダーが車止めの棒に体をぶつけてしまうトラブルがありましたが、とりあえず大きな事故もなく無事にアウグーリオにまで到着。いろいろあって迷惑もかけてしまいましたが、知らない道も走れたので楽しかったです。今度また、道の確認がてら滝畑ダム方面には行ってみようと思いました。