金剛トンネルを越えて走る走行会アフターライド

思わぬトレーニング

キッチンハートにモーニングを食べに行った走行会。モーニングを食べ終えてからは走行会から離脱して追加で走りに行くことにしました。

住田さんに離脱することを伝えるとそばにいたYさんが「一緒に行こう」と言ってくれました。さらにYさんの友人であるNさんとの3人で走りに行くことになりました。「どこに行きましょうか」と聞くと、「金剛トンネルはどうか」とのことで、すぐに目的地が決定しました。

YさんとNさんのお二人は珍しい自転車であるSCAPIN乗りでした。いまいちこのお二人がどのくらい走るのか分からなかったので「お手柔らかにお願いします」と伝えました。するとNさんが「大丈夫です。私も最近あまり乗っていなかったし、Yさんは今日体調不良で薬を飲んできてますから」と言われました。まあそれなら何とかなるかなと思いスタートします。

キッチンハートを出て少しの間だけ走行会メンバーと一緒に移動して、27号線に出たら我々だけが左折して金剛トンネルを目指します。先頭はYさんでNさんが2番手、私は3番手を走っていました。

皆と別れた後はすぐにスピードが上がりました。急に上がったスピードで私の体はびっくりしてしまいました。先ほど食べたモーニングが意外に多かったのか、胃が圧迫された感じになっており非常に苦しく感じます。前の2人を追いかけながらパッとサイコンに目を落とすと思った以上に心拍数が上がってしまっていました。

正直なところもっとゆっくりと走るものだとばかり思っていました。このペースで進むと間違いなく金剛トンネルにたどり着く前に私は失速してしまうことは明らかです。ですが、もう一度サイコンを見るとそこまでめちゃくちゃ速い速度が出ているわけでもありませんでした。これは私の体が自分で思っている以上に体力低下しているからしんどく感じるのだろうかと考えます。

追加で走りに行くことを言い出したのは私なのでいきなり遅れるわけにはいかないと頑張ってついては行きますが、どう考えても持ちそうにありません。どうしようかと頭を悩ませている時、前から物が転がってきました。どうもNさんのライトが落ちて転がってきたみたいです。

すぐに「ストップ!何か落ちましたよ」と伝えます。Nさんが後方に拾いにいくとやはりライトでした。戻ってきたNさんに「大丈夫ですか?ゆっくり行きましょう」とライトが落ちたこととは全く関係のないことを私は口にしていました。ここで前にいたYさんが「Nさん先頭に行く?」といい、ここからはNさんが前を走ることになりました。私は2番手を走ります。

さて、前を走り出したNさんは確かに少しスピードを落として走り始めました。しかし、私はというと先ほどと同じく心拍数は高いままです。この時すでに180前後ありました。「もしかしてこの2人にとってはこれはゆっくりペースで自分だけがしんどいのか」という不安が頭によぎります。

前を走るNさんはというと、実はこの道をよく知らなかったようです。道なりに進んでグリーンロードへと右折するときは後方からYさんが指示を出していました。右折したタイミングでNさんに近づき、「速いですね。もっとゆっくり行きましょうよ」と私が言うと、Nさんは「いや~、後ろに人がついてきているとつい頑張ってしまいますね」と言いました。そして、先ほどとあまり変わらないペースでグリーンロードを突き進んでいきます。

後ろを走るYさんも息を乱すことなくついてきています。ここで私も「もうこのペースで走るしかない」と覚悟を決めました。何とか垂れずに金剛トンネルまでついていくために、シフトチェンジだけは細かく切り替えて脚を後半に残すことを心がけてついていきます。

このグリーンロードのアップダウンではついに心拍数が190を超えていました。1週間前に1人で走った時には155を超えることすらないようなペースで走っていただけに、ギャップが大きく余計にしんどく感じてしまいます。それでも何とか千切れることなくついていき、ようやくグリーンロードを進み、310号線にたどり着きました。

ここからは310号線を登って行くことになります。ですがNさんは道を知らなかったため310号線を下りそうになり、あわてて呼び止めます。そして、ここからは再びYさんが先頭を走ることになりました。私は2番手でついていきます。

310号線は緩やかな登り基調が続きます。Yさんは先ほどまでのペースよりももう少し遅いスピードで一定の力で走ってくれていました。そのおかげで何とかついていくことはできます。ですが、この辺りから少しでも勾配がつくと私は前との距離が開いてしまうようになりました。現時点での脚力差はかなりありそうだなと感じながらも、勾配が緩んだ時に追いつくような走りをしてついていきます。

しばらく行くと、だんだんと後ろにいたNさんが遅れていきました。どうやらNさんの最近走っていないという発言は本当だったようです。Yさんは後ろを何度か確認しながらも同じようなペースで進み続けています。ここで私はどうしようかなと心の中で思案していました。私も千切れてNさんと走るか、Yさんについていくか悩みます。結局、このままのペースで走り切り、早いところ頂上まで行った方が楽だろうと思いついていくことにしました。

途中の勾配の緩いあたりではなるべく呼吸に気を付けて心拍数を下げるように心がけて進みます。それでも165以上はあったのですが、何とか微妙に回復しれくれたかと思います。そして残り2km弱ほどの距離で斜度がきつくなる短い区間は、そこまで温存していたダンシングを解禁して、何とか乗り越えます。

この区間でYさんとまた距離が開きましたが、そのあと何度か見える位置について必死についていきます。間違いなく1人だったらここまでのペースで走れていなかっただろうなと思います。やはり前に人がいるというのは頑張れるものだなと思いました。最後はスプリントして追い抜こうかとも思いましたが、ここまで前を走ってすらいないのでやめて後ろに着いてのゴールで金剛トンネルに到着しました。

トンネル前でNさんを待ちながら休憩します。ここでYさんと話していると、なんとYさんはまだロードバイクを購入してから7か月程度しかたっていないようです。速い人は短期間で速くなるなと改めて思いました。今度はNさんとブルべに参加して300kmを走るとか。私はまだ300kmという距離を走ったことが無いので、感心するばかりです。

Nさんが到着してもう少し休憩し、しばらくしてから移動することにしました。どうやら金剛トンネルから奈良側に下って行くようです。最近の私は引き返して大阪に戻っていたので、なんだか新鮮な感じでした。奈良側に下って行ってロードバイク乗りに有名なヤムヤムというパン屋さんに行くことになりました。

ヤムヤム着くと中で再び休憩します。パンを購入して中で話をしながら食べることになりました。いろいろな話をしていましたが、一番印象に残っているのは2人の体重についてでした。なんとYさんは体重は58kgほどで、Nさんに至っては45kgだというのです。私は正月にはかった時で77kgを越えていたので、おそらくこの時で75kg前後だと思います。確かに2人はパンを1個しか買っていないのに、私は2つも食べていました。この辺が太る原因なような気がします。

ゆっくりと話をして、十分に休んだところでまた走り始めます。ここからは北に続いているアップダウンを通って行くことになります。金剛トンネル手前で脚が攣りそうになっていた私は自販機でスポーツドリンクを購入し、ボトルに入れて走り始めました。このアップダウンでつらないことを祈るばかりです。

ここからは私が先頭で走ることになりました。最初はゆっくりと疲れないペースで走ろうと思ったのですが、確かにNさんの言っていた通り後ろに人がついてきていると思うと休めません。想定以上の力を使い走ってしまっていました。このペースでは先頭の自分がそのうち失速してしまうかもしれないなと思いつつも走り続けます。

いくつかの登りと下りを繰り返して進んでいきます。ここで少し後ろとの差がつくようになりました。というのも先ほどの体重差がもろに出るのか、下りになると私のほうが先行してしまうのです。特にNさんとは30kg近くも重さが違うので、その差が如実に現れていました。

が、気づくとNさんの姿が見えなくなってしまっていました。少し離れたというレベルではなく、後ろを見ても姿そのものが見えていませんでした。Yさんに「事故でもしていないでしょうか」と聞くと「たぶん大丈夫だとは思うけど」という返事が返ってきます。そこで登り区間でゆっくりと走っていると、しばらくしてからNさんが追いついてきました。

大丈夫かと尋ねると「下りから登りに変わったところでチェーンが落ちてしまった」と言います。とりあえず大丈夫そうでホッとしました。そこでまたペースを戻して走り始めます。

やはり下りでの体重差がしっかり現れるのか、下り区間では私はペダルを漕がなくとも差がついてしまっていました。あまりに軽すぎるというのも大変なんだなと思いながら進んでいきます。すると、再びNさんの姿が消えていました。今度もそのうち追いついてくるだろうと思い、走りながら待っていましたが思った以上に追いついてくるのに時間がかかっていました。

そこで立ち止まって待っているとようやくNさんが追いついてきました。またチェーンでも落ちてしまったのだろうかと思っていたのですが、なんと今度はフレームに取り付けていた携帯ポンプの土台が壊れて落ちてしまったのだそうです。最初のライトのことなどもあり、なかなかついていない日だなと思ってしまいました。

まだもう少しアップダウンが続くので、ここからはNさんに先頭を走ってもらいついていくことにしました。30号線を道なりに進み、穴虫峠手前のコンビニまで走ります。この道は若干の追い風もあったため、思ったよりも脚に負担なく走れたのかなと思っていました。

TIMEとSCAPIN

コンビニについてここでも休憩することにします。このコンビニでトイレを借り、店内に設置されているテーブルとイスのスペースでまた話をしながらまったりとした時間を過ごしました。ここでも私はウィダーインゼリーなどでエネルギーを補給していました。寒いとカロリーを余計に使うというので意識的にとっていますが、食べ過ぎではないかとも思います。

なんやかんやと話をしていたら時刻は3時半くらいにまでなっていました。そろそろ帰らないと暗くなってしまうので帰宅へのラストの走りになります。ここからは穴虫峠を通って石川サイクルロードと大和川自転車道を通って行くことになります。

コンビニを出てすぐにある穴虫峠は貧脚御用達とも呼ばれる、短く越えやすい坂です。が、なんとここで私の脚は攣りそうになってしまいました。思ったよりも疲労がたまっていたようです。何とか軽いギアでシャカシャカと回して無事に穴虫峠を越え、後は下りと平坦の身になるので助かりました。

なんとか脚を攣ることなく家にたどり着いたのは5時でした。朝の8時半に走行会を出発して、走行距離としては100kmですのでいかに休憩時間が長かったのか分かります。しかし、部分部分で強度が高かったのでかなり疲れてしまいました。やはり1人で走るのとは違い、人と走るのはそれだけでいいトレーニングになるんだなと思いました。あと、去年は100kmを越えるライドはほとんどなかったので、1月から100km越えができたこともあり、意外と達成感もありました。

今回のライドで、自分で思っていた以上に体がなまっているのがよくわかりました。せめてロード歴1年未満のYさんについていくことができるようには走れるようになりたいものです。ローラー台トレーニングをしばらく頑張ってみようかなと思う1日となりました。