5月 26 2013
ローラー台のみでもタイヤは傷んでしまう
タイヤの破裂
ロードバイクに乗っているといろいろなものが消耗していきます。
初めてロードバイクを購入したときにはその一台さえあればどこまででも走り続けられると思っていたのですが、実際には乗っているだけで思っていた以上にお小遣いを減らしてくれることが分かって驚きました。
さて、いろいろなものが消耗品として挙げられますが、どうしても消耗を抑えられないものの一つとして「タイヤ」があります。
タイヤは自転車には欠かせないもので自転車の中では唯一地面と接触しているパーツになります。そのため、このタイヤがだめになってしまったら最後、自転車の乗り心地は最悪のものになってしまいます。
タイヤの消耗には大きく分けて2種類あります。
まず一つ目は地面と接触していることによる摩擦によって、タイヤの表面が摩耗して擦り減ってしまうことです。購入したばかりのタイヤは真正面から見ると丸くなっているのですが、これがどんどん地面によって削れてしまい、ついには台形のような形になってしまいます。
こうなると路面とのグリップは悪くなってしまい、特に下りのカーブなどの安定性は非常に低下してしまいます。ロードバイクは危険な場面に遭遇することもありますので、このように削れてしまった状態になっていれば新しいものと交換しておくほうが安全に長く楽しめることになります。
また、タイヤの消耗には削れてしまうだけではなく、タイヤに使われているゴムそのものが劣化してついには破裂してしまったり、裂けてしまうことがあります。
タイヤが破裂して亀裂が走ると中にある空気の圧力によってその部分がプクッと膨らんできてしまいます。そうなるとタイヤは一部だけがボコッとなった状態になってしまい、走っているとタイヤが一周するごとにボコンボコンと跳ねるようになってしまいます。
この時もすぐにタイヤを交換しておくのがいいでしょう。多くの場合、そのタイヤに亀裂が入ったということはその反対のホイールのタイヤもかなり消耗していることになるので念のためにも交換しておいたほうがいいでしょう。
ちなみに、タイヤの破裂は急に前触れなくおこります。私も何度か経験がありますが、ローラー台に乗っている時に「パンッ」と大きな音が鳴り響いたことがありました。
しかもこのタイヤの劣化はタイヤへの負担の少ない3本ローラーだけに使用していても起こります。3本ローラーは3つのローラーの上に自転車を置いているだけなので負荷はそれほどなく、また実走のように段差などが無いため圧倒的にタイヤへのダメージというものは少ないのですが、それでもローラー台専用タイヤも破裂してしまいます。
ロングライドに行って出先でタイヤにトラブルが発生すると楽しさが半減してしまいますので、普段からしっかりとタイヤのチェックはしておくほうがいいでしょう。