暴力ライトをつけて街灯のない自転車道や峠を走ってみた

光をともせ

先日平日の仕事終わりに葡萄坂まで走りに行きました。しかし、その時に私の持っているライトの性能についてかなりの不安を覚えました。

というのも、葡萄坂に行くまでの大和川沿いの道路や自転車道はほとんど街灯が無いため真っ暗で、当然葡萄坂自体にもほとんど明かりがついていません。そのため、今まで使用していたライトでは相手に自分の存在を知らせる役割は果たせても、道路を照らして周囲の状況を確認することができなかったのです。

夜と言えども自転車道には歩いている人もいますし、葡萄坂ではいくつもの急カーブの中を下って行かなければならないため非常に危険でした。そこで新しく明るさの強いライトを購入することにしました。

さっそくアウグーリオにお邪魔してライトを物色しました。実は今のライトを使っていて同様に明るさが気になった時に、住田さんからお古のライトをもらったことがありました。その時は1500カンデラのライトだったのですがこれなどは非常に明るくて地面の状況がよくわかりました。

しかし、現在は1500カンデラ以上の明るさのライトはいくつもあるようです。どれがいいだろうかと商品を見ながら住田さんに尋ねました。すると、ライトを買うつもりならば一番明るいものを買うのが後悔しない選択だよとアドバイスされます。

確かに、明るいライトは値段も高くなり、それよりもワンランク安くて性能の低い商品というのもラインナップにあります。しかし、少々の値段をケチって安全性をおろそかにするよりはいいものを買っておいたほうが後から考えればプラスになるのかなと思いました。

結局今回選んだライトは「HL-EL540RC」です。これは以前もらったライトをはるかに超える4000カンデラという明るさがあり、さらに専用の単三電池と充電器もついてくるというのでコストパフォーマンスもよさそうでした。この商品を手に持ちながら30分以上スマホでレビューを閲覧していましたが、特に不具合報告や欠点らしいものも見つからなかったのも決め手です。私は7140円で購入しましたが、ネットで買えば送料込みで5600円程度で購入することもできるようです。

HL-EL540RC

さて、早速その日のうちに試してみたくなり、夜中に走りに行くことにしました。行き先は先日と同じように葡萄坂です。

このライトの特徴は壁に光を当てると台形状に光が届くため、その周辺へはあまり光が当たりにくいというところにあります。そのため、明るいところはよく見えるがその外側は見えにくくなるということです。

ですが、実際に使用してみるとハンドルへの取り付け角度がぴったりだったためか、うまい具合に光が道路前方10m程度に広がる形でよく見えました。しかも、もっと遠くの人影も視認できたので今までとは比べ物にならないくらい安全に走ることができました。真っ暗な自転車道なのに黒い服を着ている人が多くて困りますが、そのような人でも遠くから存在をキャッチできたのでよかったです。

HL-EL540RC2

遠くが見える代わりに足元付近が見えにくいという話もあるようですが、ほとんど問題ないレベルだったと思います。

完全に街灯のないところではHiモードにしておいたほうがいいのでしょうが、Lowモードでも十分使えそうな感じです。

該当のない道路では40km/h程度で走っていましたが、遠くからでも道端に落ちている車のホイールなどが見えたりもしたので、それなりのスピードを出しても遠くまで見えると思います。もっとも夜中にそんなスピードを出すのはやはり危険が大きいかとも思いますが。

さて、問題の葡萄坂ですがこちらは斜度が10%近くある道でいくつもの急カーブが連続してあるため、以前のライトでは常にフルブレーキで下っていく必要がありました。

しかし、この下りでも4000カンデラの威力はすさまじく以前よりもはるかに安全に下ることができました。ですが、油断は大敵のようです。先ほども出てきたようにこのライトの特徴は前方をしっかりと照らすことができる代わりに周辺光が弱いという面もあります。

そのため、カーブでは前方しか光で照らさないため曲がった先が見えにくいのです。目の前にあるカーブがどのくらいの角度で曲がっているのか、何か物が落ちていないかなどはほとんど見えません。下手に前方のみが明るいためそちらに意識が言ってしまうというのもあるかと思います。

葡萄坂は何度も登って下った経験のある道なのでまだましですが、全く知らない道を暗闇の中走るときはいくらライトが明るいといっても安全マージンをかなりとって走る必要がありそうだなと思いました。

しかし、それ以外は非常に満足のいくものでよかったです。ただ唯一にして最大の欠点はその重さです。ライトの本体部分に単三電池を4本入れるタイプで、ライトの大きさ自体もかなり大きいため、その重量はなんと約227gにもなってしまいます。半端ない大きさと重さはロードバイク乗りには手の出しにくいものかもしれません。