GPSサイコンのワークアウト機能を使って実走してみた感想

初めてのワークアウト

私の持つGPSサイコン(ATLASのASG-CM31)にはトレーニング機能がついており、その中にワークアウトという機能が備わっています。

ワークアウトという言葉の意味が「練習」や「トレーニング」を指しているようなので意味がかぶってしまっているとも思いますが、ロードバイクのサイコンで使われるワークアウト機能は「練習メニューを設定してそのメニュー通りのトレーニングを行う」ことを目的としているようです。

ASG-CM31自体はかれこれ10カ月ほど前に購入したものでこのワークアウト機能があることも知っていました。しかし、今まで使ったことがありませんでした。

理由は私の使用環境ではローラー台に用いることができなかったためです。私の家の室内ではGPSの電波を拾わないため、サイコンを付けてもログが取れないためワークアウト機能も使用できなかったのです。

そのため、「ローラー台で使えないなら意味がない」と思い込んでいて、それからは一度も触らずにいたのです。しかし、最近になってようやくGPSをきちんと拾って使うことのできる実走であれば問題なく使えるのだからせっかくの機能を使わないのは損だと思うようになり、実走にて使用してみることにしました。

とりあえずメニューを決めて走ってみることにします。ワークアウトの新規作成にて以下のメニューを設定して、練習しやすい堺浜にて使用することにしました。

トレーニング名 メディオ
ステップ1 タイム:15分
心拍数:152~166bpm(ゾーン3)
ステップ2 タイム:10分(条件なし)
ステップ3 タイム:15分
心拍数:152~166bpm(ゾーン3)

堺浜まで到着するのに20分程度かかるため、この時間をウォーミングアップとクールダウンに当てるとして、いきなりステップ1から心拍数を上げるようにしています。ちなみにメディオは最大心拍数の80%を維持する必要がありますが、理論値が155で実測値が160のため条件はワンタッチで設定できる心拍ゾーン3にしておきました。

以下使ってみた感想を箇条書きにしていきます。

1.条件設定しているのにステップが自動で終了しなかった

ステップ1~3にはタイムや心拍数などの条件を設定していました。本来ならばこの条件が満たされればアラーム音などが鳴り、自動で次のステップに行くはずですがなぜかそうなりませんでした。使い方が違ったのでしょうか?ただログマークを推せばそのステップを強制終了して次に移行したため、自分でタイムを見てログマークを推すことでワークアウト自体は行うことができました。

2.ワークアウトがあったほうが張り合いがある

今までも何度か堺浜をグルグルとまわって走ったことがありましたが、ワークアウトがあるほうが断然飽きずに走れました。特に今回は夜に走ったため景色も見えない周回コースだったため、なおさらその効果があったように思います。

また、本来ならば条件を満たさない限り次のステップに移行しないので、きちんとワークアウト通りのメニューをしないと終了しないので、力を抜いてサボることが減るかなと思いました。逆に達成できれば充実感があるように思います。

3.画面を見すぎてしまう

今回はアラーム音が鳴らないため自分でボタンを押す必要があったため、なおさらそうだったのですが、そうでなくとも心拍数の数値などを見るためにいつも以上にサイコンの画面を見てしまう回数が増えると思います。

しかし、これは夜の堺浜のようなほとんど車のこない環境でない限り、サイコン画面の注視は道路の走行上危険を伴うので危ない気もします。いい練習環境が無ければ実走では使いづらいかもしれません。

4.昼間にするときは画面を明るくする必要がある

今回は夜に走っていたので暗い画面でも十分に数値を把握することができました。しかし、日光の出ている昼間などは画面が暗い状態では数値が見えないため常時点灯状態にしておく必要がありそうです。ですがそうなるとバッテリーの消耗も激しくなるためロングライドの合間に使用するというのは微妙かもしれません。

5.いい練習環境が必要

使ってみて思ったのはやはりワークアウト機能はローラー台に向いているということです。実走ではほかの車や自転車がいたり、信号があったりでなかなか条件通りの走りを10分以上続けて行うのは難しいかと思います。堺浜のように信号が少なく交通量も少ない周回コースや、ちょうどいい距離の坂道のコースなどが近所にない限りは実走では使いづらそうです。信号のあるところでは、よくて3分程度のソリアくらいになってしまいそうです。

6.分単位の練習メニューしかできない

ASG-CM31のワークアウト機能では秒単位のメニューは組めないようです。例えば10秒もがいて50秒休むを繰り返すインターバルトレーニングのようなメニューは設定できないようです。

7.ワークアウトが終了すると自動でログが切れる

最初気がつきませんでしたが、ワークアウトがすべて終了すると自動でログの測定がSTOP状態になってしまうようです。練習が終わったのだからログを取る必要が無いと言われればそれまでですが、ログが切れていることを知らないとそれ以降の記録が全く残っていないことになるのが残念です。ワークアウト後の記録もほしい場合にはもう一度STARTボタンを押しておくことを忘れないようにしなければいけません。

8.ワークアウトの画面表示は固定

ASG-CM31の画面は通常4ページまで設定できます。しかし、ワークアウトを開始すると5つ目のページとして新たに出現します。どうもこのページは何を表示するかは固定されているようです。

「条件」「コーチング」「現在のステップ」「次のステップ」の4つの項目があります。どうやらこの項目は変更がきかないようです。

ワークアウト

しかし、今回のメニューで使ってみるとトレーニングするときにはこの状態のほうが使いやすいのだなと思いました。いつもは心拍数をベースに見ていても速度やケイデンスも気になってしまうということがありましたが、今回は心拍数だけに集中してメニューをこなせました。余計な雑念が入りにくいように思います。

9.パワートレーニングはできない

このASG-CM31にはわざわざワークアウト機能がついていますが、オプションで付けられるセンサーは速度・ケイデンス・心拍計の3つです。パワー計を取り付けてもパワーを測定して表示することはできません。

現在のトレーニングはパワー計が主流のようですので、本当にがっつりとトレーニングしたければこのサイコンは不向きなのかなと思います。あくまでも遊びの一環程度の機能だと思います。

以上、思ったことを適当に書いていきました。せっかく購入したサイコンについている機能ですので、もう少しいろいろなメニューなどを登録して試して遊んでみると面白そうだなと思いました。