寒さと雨が襲う堺浜ナイターエンデューロ:前編

目的変更

10月19日に堺浜ナイターエンデューロが開催されました。このサイクルイベントは家から自走でいける距離にあるロードバイクのイベントということで行きつけのショップであるアウグーリオを通して参加してみることにしました。アウグーリオからは3人チーム2組で片方は豪脚メンバーで成績を狙ってもらい、われわれは私を含めて2人が初めてのサイクルイベントということでのんびり行こうということになっていました。

そこで、私個人の目標は普段めったに走ることのない「集団での走り」を少しでも体験しようというものでした。いかに集団のスピードについていき、かつ絶対安全に落車などのトラブルなしにイベントを終えられるかというところです。

しかし、この当初の目的は変更することになりました。というのも2週間前には照り付ける日光で日焼けしたにもかかわらず、堺浜ナイターエンデューロのある1週間前からは急に気温が低下してしまったからです。おかげでイベントの3日前には風邪をひき腹を下して頭痛がするという状態になってしまいました。

何とか回復してきたところでしたが、なんと天気までもが悪化していき、19日は雨が降るということになってしまいました。そこで、今回の目標は「いかに風邪をひかずにイベントを終えられるか」という非常にレベルの低いものへと変わってしまいました。前日あたりからはもう集団に頑張ってついていこうという気力すらなかったくらいです。

さて、当日はアウグーリオに17時に集合と言われていましたが、見事に遅刻して待たせてしまいます。17時40分ごろに到着して一緒のチームである大学生の青年と会場へと向かいました。

普段なら10月はまだ半袖半パンで走れるのですが、寒くなった時期のしかも雨の降る夜ということで冬手前くらいの格好をしています。7分袖のヒートテックインナーの上に半袖ジャージをきて、下は冬用のタイツを履いていました。さすがにこの時間帯では暑いくらいだったのですが、後から考えるとこの格好でよかったと思います。さらに背中に背負っているバッグの中には冬用ジャケットとウインドブレーカー、耳当て、冬用グローブ、シューズカバーとタオルを詰めています。とりあえずこれくらいあれば寒さはしのげるだろうと考えていました。

出発すると軽くパラパラと雨が降ってきます。何とか少しでも遅くまで持ってほしいと天に祈りながら走り続けます。晩御飯をまだ食べていなかったので途中のコンビニによってオムライスをぺろりと食べていきました。

さて、堺浜はよく走りに行っているのですが、今回の会場は工場奥の周回コースではなく、普段自転車では走れないフットサルの周りの周回コースを使用することになっています。このフットサル場には行ったことが無く、どこにあるのかいまいちわかっていませんでした。一緒に行った青年が一度行ったことがあるということで案内してもらい何とかスムーズにたどり着くことができました。案内されてかつてフットサル場の入り口の前の道路を通ったことがあるのを思い出しましたが、こんなところに入口があるというのは全く気がついていませんでした。

入り口とは正反対の位置にピットがあるようです。ここを目指していきます。ちなみに会場ではピットにも車を駐車できるようですが、これは事前に申し込んでおく必要があるようです。アウグーリオからは豪脚チームの人が一台分確保してくれているので、そこに合流してくれと指示されました。

何とか無事に場所を見つけることができ合流することができました。イベントに参加するというときには全く考えていませんでしたが、ピット内に車があるというのは非常に大きなメリットがあるというのをここで初めて気がつきました。車が無ければ会場の隅で地べたに座り込むしかなくなるからです。また、スタンドがあるというのも助かりました。

堺浜ナイターエンデューロのピット

3人にあいさつして、トイレなどを済ませて会場内を歩き回ります。まだ、雨はパラパラしているくらいでそこまで道路も濡れていませんでした。てくてくと歩いているとフードコーナーを見つけます。きっとちょっとした食べ物を打っているだけなのだろうと思っていたのですが、その予想は見事に裏切られました。

車で販売するフードショップは3つあったのですが、そのどれもがものすごい品数を用意しているのです。こんなにあるのかと驚いていると、近くにいたカメラを持つおじ様に話しかけられます。「すごいメニューだね」「でもこのカレーや丼を食べたら走れなくなりそうだね」と言われましたが、確かにその通りでしょう。かなりがっつりとしたメニューが多かったのです。

フードコーナーの充実したメニューに驚かされながら車に戻ると雨脚が少し強まってきます。ちょうどそのあたりになると試走できる時間帯になりました。「みんなこんな雨の中を本当に走るのか?」「でも来た以上走らないと…」などと声を掛け合いながら試走を開始します。

コースは一周2.2kmほどの周回コースで時計回りに回っていきます。もうすでに地面は雨でぬれていて下手をすると滑ってしまいそうな感じがします。とりあえず1周目は30km/h程度でコースのカーブとマンホールなどの位置を確認しながら進んでいきました。

すると後ろからバイクが近づいてきてピカッとライトの光を当てて何かを言っています。最初は私に話しかけているとは思わなかったのですが、ずっとついてくるので後ろを振り向いて何を言っているのかよく聞いてみました。すると「右側通行でお願いします」と言います。実は時計回りのため、このコースでは右側通行でスピードを出して追い抜く人が左側通行することになっていたようです。いつもの癖で左を走っていたのがまずかったようです。これをきちんと知っておけたというだけで試走した意味があったかなとも思いました。しかし、後ろからバイクにつけられているとまるで白バイに追われた違反者のようで居心地が悪かったです。

さて、試走2周目はもう少しスピードを上げてみます。だいたい38km/h位で走ってみました。このくらいのスピード域でもそこまで滑りそうという感じはなかったです。しかし、ここ2週間で実走1回、ローラー台2回しか乗っていなかった体ではこのスピード域では心拍数が思ったよりも上がってしまいました。

そこで3週目は35km/hで走ることに。このスピードではちょうどメディオくらいの負荷になるようです。と言っても今回は3人チームで走るので目標のペースは38~40km/hくらいがちょうどいいのかなと思いました。

3週走りましたが一向に体が温もらずに寒い感じがしていました。ぶっちゃけた話、雨脚が強くなるようならば試走で何周も走って本番は少な目くらいでもいいかなと思っていたのですが、本番前に体が冷えてしまっても困るので3週で切り上げてピットに戻ることにしました。

ピットに戻るとみんなのために買ってきてくれたという補給食用のパンがあったので、さっそくいただくことにしました。パンを食べながらまだ時間があるために自転車の話をしながらスタートを待ちます。一人の人からは「ブログ読んでいるよ」と言われてビックリしてしまいました。まさか読んでいる人がいるとは思いもしていませんでした。

そんなことがありながら、思ったよりもあっという間にスタート時間である19:45を迎えます。第一走者は団子状態の集団内を走ることになるため、私のチームからは経験豊富な住田さんが行くことに。その後は大学生の青年に行ってもらうことにして私は第3走者ということになりました。

第一走者の皆さんがコース上に並び、集団先頭にはロードバイクのプロであるマトリックスから4人の選手が並びます。プロ選手は集団のペースコントロールをしてくれるということでした。マトリックス監督の「去年はスタート20分前に雨が上がったが、今回は降り始めた。君たちの日ごろの行いが悪いからだ(笑)絶対に怪我をせずに帰ること。家に帰るまでがエンデューロだぞ」というようなあいさつを聞き終わるとピストルがバンッと鳴らされ、いよいよ3時間エンデューロが始まりました。続きます。