ペダリングを覚えるなら若いうち

若いほうが覚えが早い

先日、スキー場でインストラクターをしている人と話す機会があり、ちょっとロードバイクにも通じるところがあるかなと思うことがありました。それは、「技術の習得」に関することです。

ロードバイクで最も重要になってくる技術の一つに「ペダリング」というものがあります。このペダリングの良しあしによってスピードも違ってくれば、体力の消耗具合も大きく変わってきます。

まずは、スキーでの話。スキーでは大体子どもか大人かでグループを分けて教えているそうです。子どもと大人を教えることはまずないようですね。

当たり前といえば当たり前ですが、とにかく子どものほうが覚えるのが早いといいます。これは単にすぐに上達するのだろうという認識で最初は聞いていたのですが、もっと根源的なところに違いがあるようです。

その違いはすべるうまさ云々の前に、「こけた後に立ち上がる」ことにも違いが出てくるというのです。

たとえば、子どもであればこけてしまっても人の動きを見てむくりと起き上ってきます。しかし、これがスキーを始めたばかりの大人ではそうはいかないといいます。

とにかく、起き上ることができずに、しまいにはこう聞いてくるそうです。

「体をどう動かせば起き上ることができるのか」と。

この起き上るというのはほんの一例ですが、ほとんどすべてのことにこのような違いが出てきます。

インストラクターの人が言うには「子どもは人の動きを見てそこから覚えるのに対して、大人は体を動かす前に理屈を聞いてくる」とのことです。わかるような気がしますね。

確かに、私もペダリングを少しでも良くしようと思うときは、「何時の方向で力を入れて、ここまで来たら引き足を使う」などと頭で考えてしまいがちです。本来はもっと感じたままにうまい人の動きをマネできればいいのでしょう。頭では分かっていてもなかなかできないというところに、年齢を感じざるをえません。

ちなみに、子どもの場合ですとママチャリでもなんでもいいので普段使っている自転車で3本ローラーに乗せてペダルを漕がせてやるとあっという間に正しいペダリングをマスターするようです。私のように、子どものころから間違った歪なペダリングで過ごしてきて大人になってからロードバイクに乗り始めたのとは違い、まっさらな子どものうちに3本ローラーを使って正しいペダリングをする環境さえ整えればその分すぐに覚えてしまうそうです。

もしも、3本ローラーを購入している方は自分が楽しむのもいいですが、子どもに使うほうが有効活用できるかもしれませんね。