冬の走り込みの重要性ついて

とことん走る

ロードバイク乗りにとって冬の時期は寒くて寒くて走るのには非常につらい時期といえます。ですが、この冬の時期にこそたくさん走ることが重要だといわれています。

ロードバイクのシーズンは当然暖かくなってから夏にかけてですが、この時期にはたくさんのレースがあります。このレースでいい成績を残すためには冬場に走り込んで体力をつけておいて、シーズン中はパワーを上げるトレーニングを行いレースで勝つ力をつけるということなのですが、レースをしていなくとも冬の走り込みは大切です。

というのも、夏場には日の出ている時間が長く、長距離・長時間を走ることになるからです。せっかく気分よく走ることができるに体力がなく走れないとなってしまってはロードバイクがもったいないというものです。

しかし、ただ単に「体力をつける」のが冬の走り込みというわけではないようです。というのは冬に走り込むことによって、「体の働きを変える」ことができるようで、それが非常に重要になるのだそうです。

体の働きを変えるというのは「走りながらより脂肪を燃やしやすくする」ことができるようになるというのです。一般的にロードバイクに乗っていて疲れを感じるのは「乳酸が蓄積する」ことによります。もしも、オフロードをMTBで走ったりしていれば地面からの衝撃を体全体で受けることになるので乳酸がたまるよりも全身の筋肉が痛むことによって動けなくなってしまいます。しかし、舗装された道路を走るロードバイクにおいては筋繊維はそこまでのダメージを受けません。

では、ロードバイクに乗っていてたまってしまう乳酸を少しでもためないように走れるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。それは「脂肪を燃やしながら走る」ことが大切になります。

脂肪を燃やす走りというのは簡単に言えば「有酸素運動」にほかなりません。有酸素運動であれば優先的に脂肪を燃焼しそれによってエネルギーを体内から取り出しているので疲労がたまらないのです。しかし、もしも有酸素運動域を超えた激しい動きになると、つまり無酸素運動を行うと脂肪を燃焼させることができなくなってしまい体内にためてあったグリコーゲンなどを分解して使用することになります。この時には有酸素運動の時とは比べ物にならないほどの乳酸が出てきてしまいます。

これを避けるには無酸素運動で走らないことが大切になるのですが、そのほかにも有酸素運動域を拡大することも大切になります。

この有酸素運動域の拡大することができるトレーニングがLSDといわれています。LSDというのはゆっくりと長い距離を走るトレーニングで大体最大心拍数の70%ほどを維持して走る続けることになります。LSDを行って有酸素運動域の拡大という果実を手に入れることができるのは、最短でも3週間、通常であれば3か月間は継続しなければならないといわれていますので、このトレーニングを夏にやっているのでは夏場に間に合いません。そのため、LSDは冬に行うことによって夏にしっかりと走ることができるようになるのです。

また、冬場は寒いので全力でもがくのも難しいですし、あまり頑張りすぎて汗をかいてしまっても風邪をひく原因になってしまいます。その点からも運動強度の低いLSDは冬のトレーニングとしてすすめられる要因になっています。

私もこの冬はしっかりと走り込んで夏のロングライド自転車旅行を楽しみたいと考えています。