ローラー台を行うときに設定している室温について

部屋の温度

ローラー台をしている時に一番問題となってくるのが「汗」です。何も対策せずにローラー台を漕ぎだしてしまうとものの5分もしないうちに汗が噴き出してきてしまいます。

そこで、この汗に対する最も有効な方法が「扇風機」になります。ローラー台の前に設置して風を送ることで、体表に噴き出してきた汗を気化してくれて、その気化熱で体表の熱も奪い取ってくれる効果があります。

それではこの扇風機のほかに効果のあるものはないかと考えると、頭に思い浮かぶのが「エアコン」ではないでしょうか。しかし、よく考えてみると真冬の寒い時期にローラー台を使えば大量の汗が出てきてしまうのは一度でもやったことがある人ならば知っていることでしょう。

そのため、私は今までエアコンの温度についてはあまり重要視していませんでした。しかし、最近になってもう一度よく考えてみるとこのエアコンはローラー台を行う上で非常に重要な意味があるのではないのかと考えるようになっています。

まず、汗の対策としてはエアコンの効果はあまりあてになりません。先ほども書いたようにいくら室温を下げてもどうしても汗をかくからです。汗を防ぐには風を体に当てるのが一番確実で手っ取り早い方法です。

しかし、室温を下げること自体に意味がないわけではありません。それは気温が体に与える影響は非常に大きいからです。

そもそも、ローラー台に乗る以上はその行為は「トレーニング」ということになります。そして、ロードバイクでトレーニングを行うにあたってよく活用されるのが「心拍計」です。もっと本格的にやろうと思うとパワー計が必要になってくるでしょうが、安くとも数十万円の出費になってしまいますので、比較的安価で購入しやすい心拍計を使っている人が多いのではないでしょうか。

パワー計や心拍計は機械を使った計測から数値を出して、その数値を目安にトレーニングを行います。両者の違いはパワー計が自分の出した出力をダイレクトに表示してくれるのに対して、心拍計は心臓にかかる負荷を心拍数として表しています。

ここで重要なのはパワー値はワットで表示される絶対数なのに対して、心拍数は体のコンディションによって変動してしまう数値であるということです。つまり、疲れていたり調子の悪いときにはいつもよりも心拍数が高くなってしまうのです。

そして、気温もまた心拍数に影響を与える外部環境の一つなのです。気温が高くなればなるほど心拍数は高くなりやすい傾向にあります。つまり、同じような負荷でペダルを漕いでいても気温が変われば心拍数が変わってしまうのです。同じ出力で漕いでいても心拍数は変動してしまうことになり、トレーニングの質が変わってきてしまう可能性もあります。

というわけで、無意味に心拍数が上がりすぎないように室温を調整しながらローラー台を行ってみました。

基礎知識として人間は素っ裸で体を動かさず横たわった状態では29℃のときには暑さも寒さも感じないとされています。このことから日常生活では服を着て体を動かすことも考えて28℃くらいに温度を設定しておくようにと言われています。

しかし、ローラー台で体を動かすには28℃では暑すぎました。心拍数が上がり汗も出やすい感じでした。そこでもう少し下げてみました。

25℃くらいでは汗の量が若干減ったかなという気もしましたが、心拍数に関してはあまり変化がなさそうです。思い切ってもう少し下げてみました。

20℃にまで設定温度を変更してみると心拍数がガクンと落ちました。いつもやっていたLSDレベルで体を動かした時に心拍数が10~20近く下がったほどです。こんなに変わるのかと驚きました。またメディオを行うときも以前ならばすぐにLT値まで心拍数が上がっていたのが、いつも以上に回転数を増やすことでLT値になるように変わりました。

トレーニング後の体のだるさも変わったようで私にとっては20℃というのはちょうどいい室温なのではないかと感じています。普段の生活ではまずここまで室温を下げないので、今までやってみようという発想もなかったのですが、トレーニングするときには思い切って気温を下げたほうが効果は高くなるのではないかと思います。