3本ローラーで手放しペダリングをやってみた感想

真っ直ぐ走る

先日葡萄坂に走りに行っていろいろと思うところがありました。タイムもさることながら、とにかくフラフラとした走りになりすぎているというのが気になったのです。

前からこの左右にふらついているのは気がついていたのですが、これまでは「体幹が弱い」のかなと思っていました。しかし、今回走りに行って体幹の強さがどうという以前に「真っ直ぐに走れていない」ことが問題だと感じました。

真っ直ぐに走るということで、ちょうど先日住田さんと話をしたことを思い出しました。住田さんいわく、競輪選手は3本ローラーの上でどれだけもがいても驚くほど軸がぶれないといいます。確かに以前動画を見たことがありましたがほとんど左右に動くことが無かったように思います。

対して私が3本ローラーをした場合、ローラー台から落ちるようなことはありませんがローラーの上でタイヤが右に行ったり左に行ったりと動いています。真っ直ぐに走るためにはまずこの3本ローラーの上での動きをよくする必要があるなと思いました。

では、どのようなことをして動きをよくするかですが、元プロ選手の相沢康司さんが開いている自転車学校ではまず自転車を自由自在に操るために徹底的に3本ローラー上で手放しペダリングを行うというのを読んでいました。やはり、基本的な真っ直ぐ走ることができるためには手を離しても安定して走れるようになっておく必要があるといいます。

私は3本ローラーにはよく乗っていたのですがほとんど手放しはしていませんでした。ローラーから落ちてしまわないか心配だったからです。落ちても怪我を回避することは可能ですが、部屋の床にタイヤのブレーキ痕のような跡がついてしまうのが嫌だったからです。しかし、やらなかったら一生できるようにならないためチャレンジしてみることにしました。

3本ローラーと部屋のキズ

負荷なしの3本ローラーなので安定するようにギアを重ための50×15Tに入れてペダルを回し始めます。最初はハンドルを握った状態で初めて、まずは徐々にハンドルを握る力を緩めていきます。だんだんと握らずに指をかけるだけにしますが、危なそうであればいつでも握れるように構えながらペダルを回し始めました。

さて、しばらくその状態を続けてからいよいよ上体を起こすことにします。完全に手を離して上体を起こしますが、自分で思っていた以上に真っ直ぐに乗れていなかったようです。タイヤが左右に動くどころの話ではなく、ペダリングのたびにホイールが傾いているのです。右に傾いたらバランスをとるために逆の左に返すのですが、さらに左に傾いた車体を引き戻すべく右に傾くというようなことを繰り返しています。よくこれで今までローラーから落ちずにすんでいたものだなと思ってしましました。

というわけで、最初は手を離しても車体が傾き怖いため、すぐにハンドルを握りなおしていました。が、5分経過したあたりから、右に左にと傾いてはいますがハンドルを握りなおさなくとも状態を起こしたままでいられるようになってきました。サイコンを見るとケイデンスが69回転で推移していました。

そのまま、手放しペダリングを続けます。特にケイデンスを意識していたわけではないのですが、だんだんと慣れてきたのか自然と回転数が上がってきていました。75回転になり、80回転を越え、10分経過後には90回転以上を維持し続けられるようになってきていました。

さらに、そのまま手放しペダリングを続けていきます。90回転以上を維持し続けているとだんだんと最初のころのように車体が傾くことが無くなってきました。ずっと前輪を見ていましたが、最初は傾きながら右に左にと大きく移動していましたが、このころになるとホイールは真っ直ぐな状態を保つようになっていました。それでも左右への移動が無いわけではありませんが。

開始から15分が経過したあたりで大分安定性が増してきたこともあり、これまでは自然にケイデンスが上がるのを待っていましたが、あえて自分から上げてみることに挑戦してみました。

95回転に上げ、その後100回転を越えても余裕があります。110回転を越えても行けました。しかし、115回転を越えたあたりでどうにも不安な気持ちになってしまいました。なんどかやってみて120回転まではあげられることを確認しましたがそれ以上が怖い気持ちが勝ってしまいました。最近やっていたハンドルを握っての高回転練習からもっとケイデンスをあげても大丈夫だろうとは思ったのですが、まあ手放しでの回転練習というわけではないので120回転以上はチャレンジしませんでした。

再び90~95回転くらいに戻して手放しを続けていました。20分を経過したあたりでは最初と比べて安定感は比較にならないほど上がっていました。前輪を見ても左右への揺れはかなり小さくなっています。そこで今度はよそ見運転をしてみました。

3本ローラーに乗った状態で体の左側においておいたスマホに映る動画を見ることにします。それまではずっと前輪とにらめっこしていましたが、首だけを左に向けていることになります。最初は怖かったものの、一度目を離してみると大丈夫なことが分かり、そのまま動画を見続けていました。

そして、手放しペダリングを開始して25分が経過した頃には手を離して上体を起こしたままペダルを回しつつ、スマホの画面を触って操作をできるくらいにまでになりました。30分たったときには飽きはじめてきたのでこれで終了としました。

結果、30分間の手放しペダリングの練習だけでローラーの上ではかなり真っ直ぐに走れるようになりました。もっとも競輪選手のようにピクリとも動かないというようなことは全くなく、左右に動いていますが、それでも最初と比べれば雲泥の差と言えるでしょう。

今まで3本ローラーを使ってきていましたが、なぜもっと早く手放しペダリングをしてこなかったのかと思うくらいガラリと変わりました。もっとも練習の目的は「真っ直ぐに走れるようになること」なので、手放しができればいいというわけでもないのでしょう。ハンドルのブラケットや下ハン、上ハンなどどこを握っていても、どれだけもがいてもしっかりとふらつけるようになる必要があります。しかし、それも手放しペダリングができることが基本になるので、まずはみっちりと手放しでの練習をしていこうかなと思いました。