ローラー台のトレーニングだけでは本当の速さは身につかない

雨の日の走り

私は去年の1月にローラー台を購入して以降、それなりに継続してローラー台トレーニングを行っています。この理由というのはレースなどで速く走りたいからというよりは、週末のロングライドを楽しむのに必要な体力をつけたいという思いからでした。

それからはローラー台を続けていたこともあり、またフレームをカーボンフレームのRXRSに変えたおかげもあり、ようやく「100km走るだけだと短い」と思えるようになってきました。いずれは週末のロングライドを150km走ってもへっちゃらと思えるようにまでなりたいと思っています。

しかし、最近は新しく買ったGPS付のサイコンが室内で使えないこともあり、ローラー台を続けていくのが少し億劫になってしまっています。また、それ以外にも「本当にローラー台でこれ以上速くなれるのかな」という思いもあります。

というのも、ローラー台は室内で行うためほぼ一定の環境下でペダルを漕ぎ続けるだけだからです。これは目標を持ったトレーニングを行う上級者には非常に大きな練習効果を生み出すとは思います。しかし、私は一介のローディーであり主な走りはのんびりとその日の気分で好きなコースを走ることです。

つまり、「このコースレイアウトのレースに勝つためには何々の能力が必要なので、それを重点的に鍛えるためにローラー台を使用する」というのならば効果があるでしょうが、それ以外ではそこまで大きな練習効果を生み出さないのではないかと思うようになりました(まったく無意味とはいいませんが)。

実際の走りでは登りがあれば下りもありますし、何よりもその日によって走る条件は全く違ってきます。風の向きや気温、天候、自分のコンディションなどが違う中でどれだけロングライドを楽しめるかにかかっています。

単に楽に走るだけなら今の体力でもそれなりに行けるのですが、大阪市内に住んでいる身ではある程度の山を堪能するには必ず一定以上の距離が必要になりますし、また同じ距離を走るのならば短い時間で走り切れるほうが体も楽だろうと思います。

何が言いたいのかというと、レースで上位を目指すような人以外はローラー台で鍛えるよりも実際の道を毎日走っていたほうがトレーニング効果が高くなるのではないかと思うのです。

特に最近気になるのが「雨の中での走り方」です。

私は平日はローラー台ばかりで休日は晴れたら走り、雨が降ったら走らないで自転車に乗ってきました。そのため、雨の中や雨が降った後すぐにロードバイクで走る経験が圧倒的に足りていません。

しかし、最近は週末に走りに行くと途中から降ってきたり、夏に行った伊勢自転車旅行でも雨の中を走りました。その際、一番気になったのが「濡れた場所でのブレーキング」です。

道路が濡れていれば当然ブレーキをかけた時には効きが悪くなります。そのため、いつも下りなどはこわごわと早めにブレーキを掛けながら下っていかないと、いざという時に止まれなくて危ないこともありました。

ですが、このブログを読むと「雨の日には当たり前のテクニック」としてブレーキングのことが書かれていました。これは私にとって目からうろこでした。 (以下引用)

雨が降り始めてから目の前で5人は転倒したが、どれもこれも「そりゃコケるよ」ってものばかりだった、ドライな路面と同じ進入角度で、しかもコーナー中に前輪ブレーキを強く掛けたりしていた。

これを説明すると、雨でリムとブレーキシューが濡れてブレーキを掛けてもホイールが2周ほど回らないとブレーキが殆ど効かない状態になっており、それを完全には把握しておらずにコーナー手前でブレーキを掛けたがブレーキレバーを握った強さとはかなりズレた効きしかないからそのまま握りっぱなしでコーナー途中まで行ってしまいブレーキがいきなり効くようになって前輪か後輪が滑ってコケる。

バイクがまだ真っ直ぐの状態の時にブレーキを当て効きさせてリムの水分を飛ばしておいてからコーナー直前でちゃんとブレーキングをするという雨の日では「当たり前」の事が出来ていない参加者が物凄い数だった。

まるで私のことのようです。通常の走りでここまで無茶はしないのでコケはしませんが、前に車がいるときは恐怖を感じることも多いです。

今まで通り雨の日は走らないと決めておいても問題はないのですが、距離・時間を長く走っていけばいくほど雨に合う確率というのは高まってしまいます。いざという時の危険を回避する力をつけるためにも、普段からもう少し実走で走っておいたほうがよさそうだなと思いました。

実走を走りこんでどんな時でも速く安全に走れるようになってから、鍛えるためのローラー台トレーニングを行うようにしていこうかなと思いました。