スプロケットを12-25Tから12-28Tに替えた感想(葡萄坂TTにて)

私のRXRSに使用していたアルテグラのスプロケット(12-25t)をティアグラの12-28tに交換したので、さっそく実走で感触を確かめに行ってきました。

私はいつも新しいパーツを付けたときにそのパーツの効果を確かめるために「葡萄坂」へと赴きます。これはロードバイクに乗り始めたときから毎月必ず葡萄坂に走りに行っており、そのたびにタイムを計測しているからです。

このホームともいうべき葡萄坂ではごまかしが効かず、自分の体調やその日の風の影響なども考慮しますが、ほぼ確実にそのパーツの性能が分かるようになりました。これはローラー台を毎日乗るようになってからも、最終的な判断はいつも葡萄坂で行っていることからも自信を持っています。

もっとも坂道でのタイム計測ですので、自然とヒルクライム用のパーツが高ポイントになってしまいますが、私は山にロングライドに行くことがロードバイクの楽しみとなっているので、ちょうどよいのです。

いざ葡萄坂へ!

まずは葡萄坂の簡単なデータを載せておきましょう。

スタート:大県南交差点
ゴール:関西電力信貴変電所前
標高差 :290m   距離 :3.8km
平均斜度:7.4%  最高斜度:12.3%

参照:関西ヒルクライムTT

言わずと知れた大阪のヒルクライムの聖地としても挙げられている葡萄坂。

私の自己ベストは15:05です。今日の風はやや北東のから吹いてきており、自己ベストを出したときのように追い風ではありませんでした。また、少しコンディションが悪いのか若干脚が重たかったです。

いつものように長居公園から大和川の自転車道を通り、大県南までやってきました。ここ最近何度か15分切りを目指して走っていましたが、どうしても切れなかったので今回は何とか15分切りを達成できればOKとしましょう。

いざスタートです。

まずは大県南を北上し、最初の難関である墓場のヘアピンに差し掛かります。このときパッと見たサイコンの速度が19㎞/h。これは今までにないスピード表示だったので内心「いけるかも」と思い闘志がみなぎってきました。

基本的に今までのセオリーでは常に12㎞/h前後を保ちながら要所要所で加速するというもの。これならば15分台に落ち着くはずです。今回は走りながらサイコンを見ている限りでは11.8㎞/hという少し12㎞/hを下回りつつも何とか維持しているというものでした。

後で調べてみると34-25tでは12㎞/hを維持するためにはケイデンスが69になります。対して34-28tでは11.9㎞/hが77回転ででることになります。要するに少しトルクをかけつつ走るか、高回転で回しながら走るかということになります。本当は25tを高回転で回していく能力があれば問題ないのですが…

さて、坂が急なところでは12㎞/h前後になりますが、少し傾斜がマシならば自然とスピードも上がってきます。28tの場合は少しでも傾斜が緩やかになれば13㎞/h(85回転)に上がることもありました。これは25tではあまり見られなかったものです。

そして中盤に入ると傾斜が緩やかなパターゴルフ場前に突入します。ここでは、坂道の疲れを堪えていかにスピードアップをかけるかがタイムに影響してくるところです。

何とかスピードを上げようとしますが、これがなかなか上がらない。結局平坦基調のところで25㎞/hにしかなりませんでした。確か以前は30㎞/h以上出したはずでこれでは15分を切れないかもしれないと焦ります。その後のヘアピン坂を何とか20㎞/h以上でいこうとダンシングしますがそれも途中まででした。

というかこの辺りでは左脚のハムストリングス(大腿後面の筋肉)が今にも攣りそうになっており結構肉体的にも精神的にも答えていました。

余談ですが私はダンシングがへたくそです。もっと上手にダンシングを使えればヒルクライムやロングライドの走りの幅がふえるのでしょう。要練習です(ダンシングは大腿前面の筋肉である大腿四頭筋を使うため、筋肉への負担を分散させることが可能です)。

さて、葡萄坂も残りわずかとなり、あとは坂道2つというところでタイムは14分前後です。かなり微妙なところですが、力を振り絞って走ります。

すると、前方にロードバイクに乗って上っている方が視界に入りました。ゆっくりと登っておられるようで、明らかにスピードは私の方が上。目の前に目標となる人がいればそれを追いかける形でいつも以上の力を発揮できるのがロードバイク乗りではないでしょうか。目の前のローディと15分切りに向けて全力を出し切ります。

坂の途中でローディをパスしそのままの速度を保ちながら登っていきます。後ろに人がいると何としても抜いた時の速度を落とさず走りたいもの。全力だったため抜くときにあいさつもできなかったのが申し訳なかったです。

その坂を超えるとわずかに下りまた少し上って、残りの300mは下るのみです。

全力でもがいてゴール!!!

タイム確認

変電所がゴールですのでいつものようにストップウォッチを止め、そのまま信貴山への道を流しながら進んでいきます。その間にも気になるタイムを見てみると「14:58」と表示されていました。

念願の15分切りをついに達成しました。たった2秒ですが目標が達成できたというのはうれしいものです。今回は追い風も特になく、体調は若干悪かったので、状態が良ければもう少し上のタイムが狙えるかもしれません。

ちなみに葡萄坂のレポート(2012/6/3時点)では15分切りはもとより、11:38というタイムの人もいるようです。比べるのもおこがましいですが少しでも近づけるようになりたいですね。パーツの良し悪しを語る前にエンジンである自分の身体を鍛えることが大切になるでしょう。

さて本題の28tの感想ですが、メリットとデメリットがありました。まずメリットですが、坂が少し緩やかになったときに自然にスピードが上がっていたこと(1㎞/hほど)と高回転で上るため、最後のもがきでいつもよりも足が残っている感じがしたことでしょうか。タイム差はわずかに7秒ですので、また別の機会にでも計測してみて結果を見る必要があるかと思います。

そしてデメリットですが、葡萄坂を80回転以上で上るのは思った以上に心肺機能に負担をかけるということです。ゼーゼーと息を切らしながらどこまで走ることができるかによってその時のタイムに影響が大きそうです。

また、坂道を登るときにはいいのですが、平地や下りを走るときには12-28tというのは少し使いずらい。コンパクトクランクの50tと19・17・15を使用して走ると90回転ではそれぞれ30.3㎞/h・33.8㎞/h・38.3㎞/hとなってしまい、それまであった16tの35.9㎞/hがなくなってしまうので、意外と使いづらさが大きいということでしょうか。

やはりその日のコースによって使い分けをする方が無難なのかもしれません。一長一短ということでしょう。

もっとも私はスプロケットを交換するテクニックも道具も持ち合わせていないので、まずはそこから始める必要があるのかもしれません。