葡萄坂を14分切りするための方法を考える

葡萄坂を速く走るために考えてみた

ロードバイクを買ってから毎月必ず登るようにしている山があります。その山とは南大阪のヒルクライムコースとして有名な葡萄坂のある信貴山です。

先日この信貴山に行った時に葡萄坂のタイムを計測してみました。スタート地点の大県南交差点からゴールの変電所までを計測すると自己ベストである14分45秒が出ました。

自己ベストを更新すると無性にうれしくなるものですが、今回はさらに増長して14分を切ってみたいという野望を抱いてしまいました。そこで今回はどうすれば14分を切ることができるのかを考えてみることにしました。

といってもこれ以上ロードバイクにお金をつぎ込んでいくわけにもいきませんので、なるべくコストのかからない方法を考えてみたいと思います。

まずは葡萄坂のデータを見直してみましょう。

  • スタート:大県南交差点
  • ゴール:関西電力信貴変電所前
  • 標高差:290m
  • 距離:3.8km
  • 平均斜度:7.4%
  • 最高斜度:12.3%

ここでさらに私個人のデータも書いておきましょう。

  • 体重:63.2kg
  • 自転車・装備重量:10kg(車体8.5kg+その他装備1.5kg)
  • フレーム:TIME RXR-S
  • ホイール:ユーラス
  • タイヤ:フュージョン2(1年使用)
  • クランク:50×28T

これらのデータをもとにヒルクライム計算をしてみます。

このデータから14分45秒(14.75分)の計算を行ってみると以下のような計算結果がはじき出されました。

  • 平均速度:15.5km/h
  • 平均出力:269w
  • 出力体重比:4.3w/kg

この平均出力というのは自分がどのくらいのパワーを使って登ったかということがわかるようです。また、出力体重比では自分の体重から計算された出力の値です。

要するにこのパワーを上げることができれば葡萄坂を速く登ることができるのですが、それではいったいどのくらいのパワーになれば14分を切れるのでしょうか。これも計算してみました。わかりやすいように計算は14分ジャストでの結果となっています。

  • 平均速度:16.3km/h
  • 平均出力:286w
  • 出力体重比:4.5w/kg

この結果からわかることは今の体重のままで14分切りを目指すならば出力をあと17w上げる必要があるようです。

しかし、ここで問題が出てきます。出力を上げるといっても私はパワー計などの高級な装備は持ち合わせていません。軽く調べてみると17w上げるというのはなかなか大変なことのようです。

そこで別のアプローチとして同パワーでも14分を切れないかどうかを考えてみました。

軽量化

まず考えられるのは車体の軽量化でしょうか。とりあえず、車体と装備を合わせた合計が10kgほどなのでこれを9kgに減らしたと仮定して計算してみました。

こうすると平均出力は282wに減っています。車体の軽量化といっても1kg減らすというのはかなり大変なのですがこれでも4wほどしか減らないようでかなり大変そうです。とりあえず、14分切りを目指すにあたってはサドルバッグ・ボトル・ボトルケージ・空気入れ・カメラ・財布・鍵などの走るときには不必要なものはすべてスタート近くのスーパーに預けてみるのがいいかもしれません。

さて、ほかにも軽量化できるものといえば私自身の体重でしょうか。正直185mの身長に対して今の体重でも軽いくらいだとは思うので、これ以上痩せてどうするんだとも思いますがとりあえず60kgまで減らしたと考えてみましょう。

この結果平均出力は270wとなりました。これならほとんど同じパワーで14分切りが可能かもしれません。

しかし、ここで気になるのが出力体重比です。体重を減らすと平均出力は減りましたが出力体重比は4.5w/kgと高いままです。これはつまり軽くなった分、登るために必要なパワーは減りはしたが体から絞るとるパワーは今以上に高めなければならないようです。無駄な脂肪のみ減らして筋力は維持するといったところでしょか。どっちみちかなり大変そうなのは変わりありませんね。

空気抵抗

さて、パワーを上げるか体重を落とすか以外で方法はないか考えてみます。そこでこの表から気になる点を探します。

まずは空気抵抗について。自転車とは空気抵抗との戦いでもあるといわれるほど空気抵抗は重要になってきます。この表の中で空気抵抗と関係しているのがCdAという項目です。

このCdAが0.4㎡というのはドロップハンドルを握った時の値のようです。要するにドロップハンドルを握っているときには状態がある程度起きていますので空気抵抗がそれなりにありますが、もし仮に下ハンを握った場合にはCdAは0.28程度になるようです。

これを計算してみると平均出力は264wに、出力体重比は4.4w/kgに下がりました。もっとも下ハンを握ったまま登るなどというなどパンターニでもない私には無理でしょう。途中勾配のゆるむパターゴルフ場前くらいでなるべく下ハンを握るようにしたいと思います。

また、それ以上に影響の大きいのが風の向きではないでしょうか。葡萄坂は道の特徴として、コース前半が特に風の影響を受けやすいように感じます。なるべく追い風になるように西からの風が強い日のほうが速く登ることができそうです。南東の風の日は避けたほうがいいのかもしれません。

タイヤの抵抗

次に目にとまるのが転がり抵抗係数という項目です。自転車は基本的にタイヤの面でしか地面と接触しておらず、進むためのパワーは接触面を通して地面に伝えられます。そのため、なるべく無駄にパワーを消費しないように転がり抵抗係数が少ないほうがよいとされています。

ここで気になるのが今のタイヤの状態です。1年前に廃盤寸前になっていたフュージョン2が今でもパンクせずに使用できています。パンクしないというのは非常に優秀なタイヤの証拠なのでありがたいのですが、さすがにすり減ってきており少しですがタイヤが角ばってきています。

そのため、何か新しいタイヤに変えても面白そうだなと思いました。また、私の使っているホイールはクリンチャーでもチューブラーでも使用できるので一度チューブラーを試してみたいとも思いました。しかし、アウグーリオで話を聞くとチューブラーはなかなかお高い様子です。1本7000円くらいはするようなので、もう少しコストパフォーマンスのいいタイヤはないのか気になります。

コストパフォーマンといえばウエパーで売っているプロ3レースも評判がいいようです。近所のウエパー本店では同色を2本同時購入ならば1本3000円を切る値段のクリンチャータイヤなのですが、古くからよく使われており最近出たプロ4よりも性能がいいという話も聞きます。しかし、パンクしやすい面もあるそうなのでそれが気になります。

また転がり抵抗係数を軽減させることを考える場合、クリンチャータイヤはタイヤとチューブの摩擦も関係しているそうです。つまりタイヤと擦れにくいラッテクスチューブなるものを使用すれば少し速くなる可能性もありそうです。

トレーニング

さて、最後になりましたがやはりロードバイクの速さはエンジンである乗る人間の体によって変わることは避けようもない事実です。そのため、速く走るにはトレーニングを行う必要もあります。

最近は3本ローラーを購入しひたすらLSDとメディオを中心にトレーニングをしています。この結果15分切りに成功したという面もあるでしょう。ですがこのトレーニングだけでは足りないかもしれません。

LSDやメディオというのは基本的に体力をつけるためのトレーニングなのですが、葡萄坂自体は3.8㎞で終わる比較的短い坂道です。そのためある程度体力がついてきたら今度は登るための筋力を鍛えていくほうがいいのかもしれません。

そのためには、3本ローラーでのトレーニングよりも固定ローラーで負荷をかけていく練習が必要でしょう。週1~2回は固定ローラーを使用していくことも考えてみようかと思います。

道のりは長そうですが何とか14分切りを目指して頑張ってみたいと思います。