スーツを着てロードバイクに乗るときの注意点について

スタイリッシュに

あまりスーツを着てロードバイクに乗る人はいないかと思いますが、先日ひょんなことでスーツ姿で乗る機会がありました。通勤するにしても着替えるでしょうしあまりスーツで乗る機会もないでしょうが少しスーツについて書いてみましょう。あくまでも長距離ライドではなく街乗りの数kmで乗ること前提の話です。

ロードバイクでスーツ姿のまま乗るのは基本的にはNGです。一番の理由は汚れたら困るからにほかなりません。特にクランクのある右足は油汚れがズボンのすそにつきやすく、汚れたら最後なかなか取れないため、ズボンのすそはひざ下くらいまでめくって乗ったほうがいいでしょう。

また、ロードバイクには泥除けもついていません。そのため、雨が降った後などに水たまりなどがあればその水や泥が跳ねてスーツについてしまいます。特に後輪から飛んできた泥はジャケットの背中にまでかかるため大変なことになってしまいます。雨が上がった後は乗らないほうがいいでしょう。

さらに汗も問題になります。ロードバイクに乗っていると汗が出てきてしまいますが、スーツ姿で汗だくというのもよろしくありません。先日走った感じでは気温が20~25℃程度であれば30km/h程度の巡航ではそこまでの汗はかきませんでした。もしも、これ以上気温が上がればちょっと動いただけで汗をかいてしまうことでしょう。また、寒い場合は服を着込むことになるのでこれまた汗をかきやすくなってしまいます。

そのため、スーツを着て走ってもいいのは春から梅雨の時期になるまでくらいかと思います。

さて、スーツを着て走った感想としては意外と走りにくい感じはないということでした。若干膝のあたりの動きが悪いかなという感じもありましたが、30km/h程度で走るならば特に問題はなさそうです。

しかし、この乗りやすさにはジャケットの作りも関係しています。もともとスーツはロードバイクに乗ることを想定していませんので、ジャケット部分が邪魔になることがあります。特に腰あたりではジャケットが動きを制限してしまいます。

そこで、どのようなジャケットを切ればいいかですが「サイドベンツ」のものを着ておくほうがいいでしょう。このサイドベンツであれば股関節の動きを邪魔することもなく乗りやすいのです。

サイドベンツ

ロードバイクと同じように前傾姿勢になってスーツを着る職業と言えば騎手があります(スーツではありませんが)。騎手が着るものはセンターベントになっていますが、これはベントの切れ込みが通常のものよりも長くなっているようです。さすがにそこまで長い切れ込みのスーツはビジネス用としてはないのでセンターベントはロードバイクには向かないといえるでしょう。

サイドベンツがいいのは見た目の問題もあります。スーツでロードバイクに乗って走っていると結構注目されるものですが、ロードバイクにセンターベントのスーツで乗っていると前傾姿勢になった時、お尻部分を衆目にさらしてしまうことになってしまいます。これがサイドベンツであればそのようなこともなく、意外とスタイリッシュに見えるものです。

また、ロードバイクだけでなく同じような乗車姿勢になるバイクなどもサイドベンツのほうがいいといわれています。何かの機会に乗ることがあれば思い出していただければと思います。